◆２００８年は歴史（日本政治）的には”空白””空虚”な一年と評価されそうですね。

２００８年１２月１３日（土）　NHKニュース７

• 日中韓首脳会議　麻生太郎が中韓の二人にすがりつくような握手が印象的でした。もうそこにしか勝機を見出せないのでしょうね。素敵な笑顔に多くの冷笑が送られた事でしょう。
• 金融危機
• ６カ国協議（北朝鮮問題）
• 定期的に首脳会議を
• 東京杉並区　現金輸送車６９００万円（カバン４つ）盗難
• ATM作業中
• 現場から少し離れた場所
• ４０分間　これは保険が利かないレベルでは？放置時間が長すぎるわ。
• 東京世田谷区一家殺害事件から１２年近く「殺人の時効（１５年）は無くすべきだ」
• 「日本総合地所」内定取消（５３人）説明会　保証金１００万円ラッキー！って言うか、１００万払っても雇いたくない状態なんだろ。ってことは、政府の「雇ったら１００万円払う」と言うばら撒きは効果がない証明だよね。
• 派遣切りで「住む場所無い」１３人が生活保護申請（広島）　マツダの派遣切り９００人
• COP14（ポーランド）閉幕　先進国と途上国の言い分折り合わず、成果なし　アメリカの不透明な態度が影響か
• 篤姫婚礼時の香道具　１６日～江戸東京博物館
• 金沢大徳自動車学校　大型バイク死亡事故（４１歳男性）
• スピードスケートW杯長野大会開幕
• サッカーJリーグ　入れ替え戦　ジュビロ残留

◆金曜ロードショー「Mr.インクレディブル」

子供向けと舐めていた・・・

アメリカで親同伴指定を受けるだけあって面白かったぞ。
夫婦のやり取りなんか最高だが、映像的にはヘレン（奥さん）が最高に笑えた。やっぱ、ゴムゴムだよね。

三浦友和の名前も久しぶりに見た。

　今回の悪役はヒーローにあこがれるヒーローマニア（マッドサイエンティスト）の復讐だったけれど、ヒーローの存在を社会的な立場から考える面白い作品だ。まあ、スーパーマンなどで取り上げられた題材ではあるけれど。
　こういうヒーローの住みにくい社会ができた時には、ヒーローが必要となる状況をマッチポンプ式に作り出す組合なんかができそうだけどね。いや、出てきてないけれど、この世界にはきっとあるに違いない。最後に出てくる悪役は、組合で悪役に割り当てられたスーパーヒーローかもしれない。

　あと、ヒーローには「力の代償」があると納得なので、スーパーヒーローとしての力を使うほど寿命が縮むような設定が欲しいな。そうするとまた、深いドラマになるよね。

★★★「天と地の守り人（第三部、新ヨゴ皇国編）」上橋菜穂子

「天と地の守り人（第三部、新ヨゴ皇国編）」上橋菜穂子　偕成社

• 戦闘開始
• タンダもその中に～
• 新ヨゴ皇国劣勢
• チャグム援軍到着～
• 大天災が～
• 古い国（都）とともに沈む決心の帝（チャグムの父）
• タルシュ帝国にも内部的な都合が～
• サンガル王国の反抗
• さあ、再興だ。新しい国づくりだ。
• 隣国との関係を保って、侵略に備えよう。
• とりあえず、ハッピーエンド～

天と地は、こうして、ただありつづけ、うごきつづける。

 

主人公たちの立場ではハッピーエンドっぽく、読んでいて気持ち良かったのだが、「自分のみは自分で守る」って言う事から、読者（子供たち）が軍備拡張容認に傾くような事が無いと良いけどね。

それから、新ヨゴの人々がカンバルとロタの兵を喜んで受け入れている表示があるのだが、市民の立場からそれは無いだろう。戦況も分からないのだし、不安が募るだけだろう。作品的にチャグムの連れてきた軍団（チャグムの成果）を飾るためなのだろうが、作品の深みが一気に減った瞬間だった。
文庫化が進むであろうけれど、この部分は書き直してもらいたいものだ。

作品中のナユグの春は、我々の世界の地球温暖化であり、その対し方を問うものでもあるのかもしれない。そこには自然への恐れと敬いがなければならない。