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きょくたN日常事態宣言

パンデミック
ずっと自宅待機
でも手洗いうがいマスク換気

「しろいろの街の、その骨の体温の」村田沙耶香

2017年12月27日 22時03分04秒 | 読書とか

「しろいろの街の、その骨の体温の」村田沙耶香 2012朝日新聞出版

おお、なんとも懐かしい感じのする良作ですな。と思ったら、女の子の世界は大変なんですな。私はずっと「幸せさん」だったようだ。

それにしても素晴らしいスケッチですね。とてもリアルに感じます。漠然とした将来への不安とやり場のない反抗心。そして、学校(クラス)内で平穏を乱さないための生き方。
本当に美しいもの(戦う信子ちゃん)の発見、求める正しいもの。それを知り、求めるものが変わっていく成長。人とのかかわりによる波紋、自分の輪郭。ちゃんときもちわるくなれた。「きもぉい」「気持ちわりい」「死ね」を手に入れた。

あのね、ハッピーエンドを期待しちゃう展開なのですが、いざそうなってみると腹立たしい。少女漫画か!ってな。
まあいい、その先の波乱を期待して、脳内展開して喜んでやろう。

あ、あれ、・・・
村田沙耶香作品だよね。
主人公も信子ちゃんも普通の変なやつだった。
壊れていないじゃん。あらら。
でも、すごくしっくりきたわぁ。

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「タダイマトビラ」村田沙耶香

2017年12月26日 21時30分16秒 | 読書とか

「タダイマトビラ」村田沙耶香 2012新潮社
『新潮』2011年08月号

性から家族へテーマの進化か。あ、「扉」か、「ギンイロノウタ」の進化版なのか?
あらら、ラストがどんどん吉村萬壱化してないですか。うわぁ、うずうず・・・

歪んだレンズで見ると世界がゆがんで見える。そんな作品だ。が、ラストはどちらが歪んでいたのかわからなくなる。いや、歪んでいる方へ無理やり引きずり込まれる。

家族というシステム
《家族欲》
自分の体の〈ドア〉から〈寄生虫〉が出てくる。

私たちはその視界の悪い水の中で、淡々と金魚としての日々を送っていた。

母は私たちを虐待するのを我慢していたのかもしれない。
(インナーチャイルド・・・(母は)子供時代の自分を労ろうとするのに、殴ってしまう)

『本当の家』なんてどこにもねーよ。
俺たちはこれから、どこに行ったって、『家族』に失敗するんだ。

まさか、この作品で大笑いするシーンが存在するとは!
「この人、私でカゾクヨナニーしている!」
笑うよ~。村田沙耶香さん、腕上げたなぁ~。

ラスト14ページは大変だぞ。
特に最後の8ページをどう理解すべきか。「ふたり狂い(真梨幸子)」的なサイコホラーか、それともSFか。それ以外のものか。

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「ハコブネ」村田沙耶香

2017年12月25日 21時15分08秒 | 読書とか

「ハコブネ」村田沙耶香 2011集英社
『すばる』2010年10月号

同じような作品を繰り返して、だんだんと練られてきていますよね。
「ガマズミ航海」の拡大進化版ですね。

里帆と知佳子のやりとりはアニメ『少女終末旅行』を思わせて力が抜けるぞ。ああ、アニメ『少女終末旅行』の方が深刻に思えてきた。
あああ、思い込み次第で心中ものになるところだった?そしてラストは戻るのか行ってしまうのか。(肉体的にも心理(認識)的にも)

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「星が吸う水」村田沙耶香

2017年12月24日 15時15分15秒 | 読書とか

「星が吸う水」村田沙耶香 2010講談社

  • 「星が吸う水」 『群像』2009年03月号
    • 地球の性器、女のたちしょん
  • 「ガマズミ航海」 『群像』2009年12月号
    • 肉袋としてのマニュアル的存在を脱して、「楽に生きたい」

わぁぁ、気持ち悪い。時代と社会の中で不要となった性と肉欲にさまよう女たちってか~
すごいなぁ。もしかしたら、50年~100年先取りしているのかもしれない。

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「ギンイロノウタ」村田沙耶香

2017年12月24日 11時11分11秒 | 読書とか

「ギンイロノウタ」村田沙耶香 2008新潮社

  • 「ひかりのあしおと」 『新潮』2007年02月号
    • それは恐れるべきものではなく、助けとなる味方だった~と、ハッピーエンドのようでもあるけど、怖いですよ。
  • 「ギンイロノウタ」 『新潮』2008年07月号
    • 銀色の扉はどこにある~うわぁ、あぶない!
    • 銀色のそれは恋人でもあり~
    • 「殺」ノート!
    • 「コンビニ人間」の逆パターン、あ、こちらが作者体験であり、「コンビニ人間」が理想とするものだったのかもしれない。
    • 扉は見つかったぁあああ。

非共感 生理的嫌悪(ちんこの勃たないエロ)ははは。なんだこれ!

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「マウス」村田沙耶香

2017年12月23日 15時18分15秒 | 読書とか

「マウス」村田沙耶香 2008講談社

ありがちな作品かと思っていると、思い込みヒーロー誕生。

ふたりのマウス。夢見るマウス。小心者、かわいい少女。

 

変わり者の困ったちゃんを、主人公ではなく脇へ置く。予想外だったが、その方が分かりやすい話になるのかもね。他の作品はどうなんだろう、わくわく。

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「授乳」村田沙耶香

2017年12月23日 11時11分11秒 | 読書とか

「授乳」村田沙耶香 2005講談社

  • 「授乳」 『群像』2003年06月号
    • 第46回「群像新人文学賞(小説部門・優秀作)」受賞、デビュー
    • 家庭教師、母親、蟻
  • 「コイビト」 『群像』2003年12月号
    • ぬいぐるみ
  • 「御伽の部屋」 書き下ろし
    • 同類を見つけたが物足りず~

村田さん・・・デビュー作から恐ろしい子・・・ちょっと間違えれば吉村萬壱(「くちゅくちゅばーん」)になってしまうぞ。ならないか・・・ははは。

「きれいはきたない」みたいな、意味は違うかもしれないが、我々と違う観察眼とスケッチの力、世界の切り取り方。気持ち悪いがやりすごせる。いやあな表現なのに、直接読者を傷つけない。

「コイビト」は主人公が負けているんだけど、「御伽の部屋」ではその逆。

なるほど、「コンビニ人間」を書く人だ。で、他の作品もチェックだな。
この世界(ひと)は気持ち悪くて、とてもいい。

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「ソラリスの陽のもとに」スタニスワフ・レム

2017年12月22日 22時22分22秒 | 読書とか

「ソラリスの陽のもとに SOLARIS」スタニスワフ・レム(1961) 1977早川文庫SF

NHK「100分de名著」で扱われた。(第4回は25日)
まあ、たまたま1回目から見ちゃったので、本棚から取り出して久しぶりに読んでみた。
ああ、そうだった、こういう作品だ。
しかし、以前読んだときは「人間とは何か」という問いかけを感じ取っていただろうか。
映画もテレビで見たような記憶がある。まあ、あまり考えていなかったな。

その海はなにか。

訳者あとがきにあるように、『宇宙は「銀河規模にまで拡大された地球」では決してないであろう』『宇宙では未知の世界が待っている』ってことだ。
いやいやいや、やっぱりすごい作品だよね。

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「コンビニ人間」村田沙耶香

2017年12月17日 11時11分11秒 | 読書とか

「コンビニ人間」村田沙耶香 2016文藝春秋
『文學界』2016年06月号
第155回芥川賞受賞

なんと優秀なコンビニ店員!いきなり惚れた!
すごく羨ましい!なんて幸せ!

コンビニ店員になることで「私」が「生まれた」

サイコパスってことかな。そうだな、そうだ。

白羽さん(男)を飼ってみるが、必要なかった。コンビニを辞めてみてやっと自分の大切なもの(正体、アイデンティティ)に気付く。

 

おばちゃんたちばかりのコンビニがあったりするが、その中に古倉さんはいるのかもしれない。
40年後にも、健康を保ってコンビニで働いていてもらいたい。
ってか、本社に引っ張れよ!こんな優秀な人材!!!

すごい作品だな。なるほど芥川賞か。

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「八月は冷たい城」恩田陸

2017年12月16日 12時12分12秒 | 読書とか

「八月は冷たい城」恩田陸 2016講談社
『メフィスト』2013~2016 5回

「七月に流れる花」の一人消えるのに対し、こちらでは「もう一人いる」それはただの嘘。自作自演。うわあ、ミステリの常道だというだろうが、どうも子供だましに見えてしまう。

「七月に流れる花」の190ページに「体が緑色になるほどに症状が進むとまず助からないし、この時期の他人への感染力は非常に強く、しかも感染した相手も必ず重篤化する」ってあるわけで、光彦は食後直ぐの「みどりおとこ」にかなり接近したのだから、うん、たぶん感染しているし重篤化するのだろう。システムを信じている人間たちは隔離が確実にできていると思い込んでいるだろうが、これは新たなパンデミックの始まりを書いた物語なのかもしれない。

なにか少年時代のひと夏の思い出的な終わり方をしていながら、実は非常に恐ろしいホラーなのかもしれないのだった。

 

で?
「計画」ってなんだったんだ?ひどいことって?
蘇芳と光彦は別々でもよかったのに、作品をつなげるために無理やり話をさせたようだ。
ちょっと光彦の知識(の無さ)と蘇芳との関係で混乱している。

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「七月に流れる花」恩田陸

2017年12月16日 10時10分10秒 | 読書とか

「七月に流れる花」恩田陸 2016講談社
『エソラ』voL.08,voL09 小説現代特別編集

子供だましのミステリー展開?

一応回収はされているのだが、この展開を納得するにはまだ設定(社会状況)を詳しく知る必要があるだろう。それを想像で埋めるのは結構大変だと思うよ。うん、雰囲気はすてきなんだけどね。
何も知らされずに騙されて連れていかれた緩やかな誘拐監禁状態でしょ。もうちょっと説明するよね。まあ、それをするとページが膨らんじゃうだろうけど。
男の子の「計画」と「あいつ何か企んでる」って何だ?これは「八月は冷たい城」の方で回収されるのか?

夏の人 みどりおとこ
夏の城(冬の城)緑に覆われた~

で、見たことのない父親の死期で会いたい(娘を見たい)、母親が内緒にしてほしいと・・・ううう、無理無理展開。きもちわるい。
整合性は出来上がるが、細かい点が何一つ必要性を感じずに納得できない。ひまわりも、噴水の水も、鳩の退治も。
まあ、必要性とか言い出すと、この面会システムそのものが破たんしてしまうわけだが・・・ははは。

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「女の子が・・・」西原理恵子

2017年12月10日 16時52分38秒 | 読書とか

「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」西原理恵子 2017角川書店

西原理恵子の人生論と回顧録の凝集版と言っていいだろう。

第一章は、自らの過ちに気付いても娘に謝れない母親の、ちょっと長い言い訳かも。まあ、でも、西原理恵子の娘であることからは逃れられないわけで、これからもそれが財産にもなるわけだから、そこらへんは折り合いがついて行くのだろうな。

第二章。スタート地点ってのは、「自分のことを客観的に判断できる」ことらしい。わぁ!むずかしいわぁ!認めたくない、認めたくないよぉ~

第三章。お金。「自由ってね、有料なんですよ」
で、この章は「女のコ」向けであり、間に合わなかった「女の人」はどうしましょう。

第四章。暴力からは「逃げていいんですよ」

第五・六・終章。まずは自分を大切にして、自分が幸せになりましょう。

 

学校図書館にはもう必ず置いて欲しいね。(多分置いてあるか)

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「ビブリア古書堂の事件手帖7」三上延

2017年12月09日 14時14分14秒 | 読書とか

「ビブリア古書堂の事件手帖7」三上延 2017メディアワークス文庫

本編最終巻 大取引とハッピーエンド

そしてあとがきにはスピンオフとアニメ映画・実写映画の予告~

あああ、栞子さんの長い髪(と巨乳)が動くのか!楽しみだ。

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「 i 」西加奈子

2017年12月09日 11時11分11秒 | 読書とか

「 i 」西加奈子 2016ポプラ社(4か月で10刷)

この世界にアイは存在「しません」「します」

アイラン・クルディの検索ヒットは少ないが、私でもその映像は覚えていた。

想像してみてください。「テヘランでロリータを読む」

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「掟上今日子の裏表紙」西尾維新

2017年12月03日 13時13分13秒 | 読書とか

「掟上今日子の裏表紙」西尾維新 2017講談社

今日子さんタイーホ拘留。

忘却探偵ファンたち。
コイン収集家
ジャーナリスト
歩く挙動不審巨漢の厄介と~

それは殺人事件か~

 

9冊目らしい、今年の終わりには10冊目「掟上今日子の色見本」が出る予定らしい。
まあね、この本から読み始めたら面白くないかもしれない。(面白いかもしれない)

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