おかまのよろめき

現役おかまのお店日記&趣味のはなし

久々にカレーを作る

2012-10-09 14:13:11 | Weblog
おとといの日曜日

久々にカレーを作ってみた

独り暮らしだと大鍋にたっぷりのカレーを完食するのに

2~3日を要する

残りは冷凍すれば良いと思うのだが

鍋から何かに移し変えるのも面倒だし

食べ尽くすまでそのまま常温で台所に放置される

幸いにもここ数日とても涼しい

明日くらいまでは何とか持ちそうだ


昔はよくカレーを作っていたが

小さい鍋を用意していても

にんじんやジャガイモ、玉ねぎ、牛肉を切っている内に

どんどん量が増えて大きい鍋に変更するのだ

当然あらかじめ用意していたカレールウは足りなくなる

慌てて近所のスーパーに走った事も一度や二度ではない

シチューを作る時はこう言うミスは犯さないのに

何故かカレーだと異常な量になってしまうのだ


カレーを作るにあたりスーパーへ食材を調達に行く

シーフードやナスのカレーも美味しいのだが

久々の自作なのでオーソドックスなタイプにする

ルウも2種類用意してミックスしよう

たくさん作ってしまう事を予想して

飽きた時にトッピングとして

冷凍のイカリングフライを併せて購入


アパートへ戻り早速玉ねぎから炒め始める

飴色になるまで炒めるのがコツなのだが

ちょっと目を離した隙に飴色どころか焦がしてしまった

新たに玉ねぎを刻むのは面倒なのでそのまま使う

その後は牛肉、にんじん、ジャガイモと炒め

大鍋に移して水、ルウを加えて灰汁を取りながら煮込む

ある程度煮込んだら味見

思っていた程コクがなかったので

ソースを足してりんごも小さく刻んで入れた

今回はちょっとイマイチの出来だった

ルウ選びに失敗したかも


翌日

カレーは一晩寝かせた方が美味しいと言われている

早速お米を炊いて福神漬けも用意した

トッピング用のフライも揚げてある

簡単なサラダも添えた

あとは肝心のカレーだ

ひと口食べてみる

お肉がとっても柔らかくなっていた

カレー自体の味はそれほど変わらなかったが

飽きる事無く完食できた


そして今朝

さすがに3日続くと食欲も失せるので

野菜炒めを作ってカレーは食べなかった

まだ鍋には半分近く残っている

ホントに全部食べ切れるだろうか

とにかく今夜はまたカレーを食べなくては…







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薄い人への…

2012-10-07 22:46:47 | Weblog
2週間くらい前に男5人で遊びに来た中の1人が

昨夜は女の子と2人でやって来た

彼は前回来た5人の中でもイケメンの部類で

身体も大きくガッチリしていた

あまり積極的にお喋りするタイプではないが

オカマの馬鹿話を笑って聞いているのが好きなようだ

今回一緒に連れて来てくれたイクエとはダーツバーで知り合ったらしい

かわぽちゃタイプの彼女は自分の体系をよく知っていて

ガーリーで可愛く見える洋服選びが上手だ

彼の方はオカマにはあまり抵抗がないらしく

合コンした事もあるらしいが

「来たのはどう見てもオッサン」だったらしい


今回はキャップを被っている彼は

話を聞くと頭部が少し薄いらしい

前回は確かノーキャップだったと記憶しているが

それほど薄かった様には思えなかった

毛が生えると言う薬を飲んでいるらしい

「そう言う薬って確か男性機能を弱める場合があるって聞いたけどホント?」

素朴な疑問をぶつけてみたところ

「そうそう、確かに性欲が減退するんだよ」

え、え~???

イケメンだし身体もガッチリしていてさぞかしモテだろうに

あっちがさっぱりだなんて勿体無いわ~

でもやっぱ、この顔に髪の毛がないのはいただけないかも


当店のお客様の中にはAGA治療をしている方が居る

医者にかかって薄毛対策をするアレだ

その方は元々短髪だから

薄くても特に問題はないだろうと思うけど

本人にとっては頭頂部がカッパの短髪よりは

生えてるけど短髪に執着がある様だ

その彼に同じ質問をぶつけた事がある

「そうかな~そうかもしれないね」

元々それほど精力が強そうではないし

50歳にもなれば若い時の様にならなくても平気なのかも

その方の頭部はAGA治療の効果があった様で

確かに産毛が生えて来ていた


一時期頭皮に貼るタイプの増毛がCMされていたが

アレも最近は見なくなった

思ったほど人気がなかったのか

それとも何か不都合でも…

この先もっと医学が進歩して

男性機能を低下させずに増毛させる薬が見つかるかしら

若しくは技術が進歩して手軽で見分けのつかないヅラが登場するかも

薄くて悩んでいる人への救世主が現れる事を祈っている












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人違い2

2012-10-06 20:02:12 | Weblog
前回のつづき…

奴隷女装子と化したヤヨイ嬢を女王様は誰かと勘違いしているらしい

脚を揉ませながら「アナタ本当に良い人ね」

そう言いながらヤヨイ嬢の金髪のヅラを引っぺがして放り投げる

「えっ?アナタ誰?」

メイクをしていないヤヨイ嬢は案外イケメンだ

「何よ!アナタ誰なの?私が良くして貰った彼女じゃないの?」

ヤヨイ嬢は再びカツラを被ったが微妙にセンターがずれている

その時、私にはある人の顔がオーバーラップした

そうだフルタイム女装のRさんだ

「女王様、判ったわ!Rさんね、きっと彼女に違いないわ!」

難しいパズルが解けたかの様に私は興奮して叫んだ

確かにRさんは何度か当店で女王様と会っており

その都度優しく接してくれていた

「今その彼女を呼んで!」

既に丑三つ時になっている

Rさんは寝ているかもしれない

「来てくれないわよ」

「呼んでちょうだい!」

女王様は駄々っ子の様に脚をバタバタさせておねだりしている

「仕方ないわね、じゃあメールしてみるわ」

数日前にも営業をかけたばかりなので気がひける

「どうしてもRさんに会いたいと言ってきかないお客様が居るのです

遅い時間にご迷惑とは思いますがお電話をさせていただいて宜しいでしょうか

もし寝ている処を起こしてしまったらゴメンナサイ」

送信して5分も経たない内にRさんから電話がかかって来た

窓を開けて秋の夜空を眺めていたと言う

女王様の希望を伝えると「30分くらいかかるけど…」との答え

何度もお詫びとお礼を言って電話を切った

女王様は相変わらずヤヨイ嬢に脚を揉ませながら
「絶対に来てくれると思ったわ」と

勝ち誇った様なドヤ顔で辺りを睥睨した


30分後、勢いよくドアが開き

金色の長い髪の毛をまるでマントの様に翻してRさんが入って来た

相変わらずモデル並のスレンダーな体型だ

サングラスをはずしてひと言「3台も乗車拒否されたわ」

ヤヨイ嬢はRさんに釘付けである

女王様はRさんに駆け寄り「あなただったのね、今度こそ本物なのね」

「女王様、良かったわね本当にRさんが来てくれて」

RさんはTバックのヤヨイ嬢を見て

「アナタ、脚が綺麗ね、でもストッキングをお穿きなさい」

そう言って綺麗な穿き方をアドバイスしていた

「女装子向けの股間を目立たせない専用のストッキングもあるわよ」

ヒデミが興味津々で聞いている

どちらかと言うとヒデミは下着女装から入った口なので、そのテの話に敏感だ

女王様そっちのけでRさんの女装レクチャーを真剣に聞く私たち

「何なのよ~まったく!キ~ッ!!!」

秋の夜長はいとをかし
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人違い

2012-10-04 22:08:56 | Weblog
昨夜は久々にヤヨイ嬢から電話を貰った

「覚えていますか?」

ケータイの画面には電話の主がヤヨイと示されているので分からない筈がない

しかも彼は男だが当店ではヤヨイなのだ

「あら久しぶりね~元気だった?」

「覚えててくれたんですね、嬉しい!」

話を聞くと、仕事から帰って来て一人で飲んでたらしい

日付が変わって寝ようと思ったが中々寝付けず

翌日は仕事が休みなのでたまには飲みに出掛けようと私に電話をくれたそう

「あら、じゃあたまには発散しましょ」


15分後にヤヨイ嬢は現れた

来る時はごく普通の男性だが

当店で変身してヤヨイになるのだ

最初は当たり障りない御挨拶程度の会話だが

徐々にヤヨイの本性が露呈されて行く

「今日はTバック持参で来たわ」

一応男性用だが局部だけが隠れて後はヒモで出来ている

「素敵じゃない、何処で買ったの?」

吉祥寺の店だそうだ

「誰か素敵な人が来たらお披露目しようかしら」

既にさっき私が貸した金髪のかつらを被りヒョウ柄のロングブラウスに着替えている

メイクはまだだが気分はすっかり女ロッカーだ


その時ドアが開き女王様が2週間ぶりに登場

「ベイビー!あらっ?」

ヤヨイ嬢を見るなり言葉を失っている

「どうも~ヤヨイで~す!」みせ子モードで女王様に媚びるも逆に罵声を浴びてしまった

何だか来るや否や御機嫌ナナメの様である

「アナタ、私に一杯御馳走しなさいよ」

ドSな女王様はヤヨイ嬢を奴隷女装子と決め付け無理矢理ドリンクを驕らせた

その後はカツラを取り上げたり例のTバックの前をわし掴みにしたりとやりたい放題

挙げ句の果ては「脚を揉みな!」と命じる始末

しかしヤヨイ嬢は特に不満そうな表情も見せず言われた通りにしている

ホントに奴隷みたいだった


しばらくして女王様がヤヨイ嬢に「アナタ、この前会った彼女かしら?」

2人は初対面なので面識はないはずだ

誰かと間違えてるのかもしれない

しかし今のヤヨイ嬢の姿とオーバーラップする人ってかなりのインパクトだろう

「女王様、誰かと間違えているんじゃなくて?」

「いいえ、彼女だわ、彼かもしれないけど…」

女王様によると、その人とは当店で度々会ってるらしく

いつも優しく接してくれる上に

女王様がお連れになった洋服屋の店長の処にも訪れて買い物して帰ったらしい

「あの時も普通なら口約束で終わるのに、ちゃんと店に来てくれたそうよ」

一体誰なんだろう?

ヤヨイ嬢に脚を揉ませながら「アナタ本当に良い人だわ」

女王様が人違いしているのはもしかして…

つづく
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静かな夜

2012-10-03 19:34:55 | Weblog
昨夜は激ヒマだった

月曜日が団体さんの御来店などにより賑やかだったので、その反動なのだろうか

カウンターの支度をした後キャッチに出てみると

向かいの店のママが通りの角から歩いて来た

「おはよ、一周して来たけど何処も静かだわよ~」

聞いてもないのに近所の店の入り具合を報告してくれる

そして御自分の店はマスターに任せてオカマと井戸端会議が始まるのだ

いつものパターンである

ところがこの夜はトオルちゃんの早々の御来店により、時事放談は中止となった


10時になりマヤが出勤して来たので私は気を利かせて席を外した

そして再びキャッチに出た

向かいのママさんは既に姿を消していた

新しいお客さんが見えたのか、それとも話相手が居ないので店に引っ込んだのか

来週月曜日は体育の日でまたまた連休となる

行楽の秋到来でみんな飲み歩くのを控えているのかもしれない

毎年秋口はこんな風に静かな夜が続くのである
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