この時期になるといつも思うのが
一年なんてあっと言う間だという事
今年は大不況の波をモロに食らって
店も大変厳しい状況だが
何とかやりくりして存続している
一番キツイのは経営者だが
赤字でも閉店せずにいてくれるママに感謝している
先日、速水のパパに連れて行ってもらったクラブ
同じビルの中の他店で働いていたシオリが在籍している
彼女はSと言う店に居たが
結婚するので寿退店した
数ヶ月間後、以前から懇意にしているCの店長から連絡を貰った
建物老朽化のためCが移転して
Sと同じビルの中に入ると言う
店名はMに変わるがスタッフとキャストはCとほぼ同じ
Sで売れっ子だったシオリなら客を呼んでくれるだろうと
店長はスカウトしたのだ
たまたま他の店に行こうとエレベーターを降りたら
Mのオーナーが外に出ていて
速水パパと私を見るや深々と挨拶をした
Cではミズキを贔屓にしていたパパは
何度も通っていたし
オカマを伴っているので印象的だったのだろう
「今度名前を変えて移転したんですよ」
オープン3日目らしい
では開店祝いも兼ねて覗いてみようとMへ入った
店内は白を基調として大変明るく眩しいくらいだ
奥の席へ通された
席に着いた女は30代半ばのスレンダーなタイプで
積極的に会話をしてくる
ユリと名乗る彼女は他のキャストに比べて年齢が上なので
自虐的にオバさんを強調する
確かに若干老けた印象は拭えないが
美人だし嫌味がないのだから卑屈になる事もないのに…
「アンタ綺麗なんだから堂々としてた方がカッコいいわよ」
「ホントですかァ!オネエサン優しいんですね」
そこへ現れたのがシオリだった
「あら~!エドナちゃんじゃないの?」
彼女はお客様を見送った後に
私たちを見つけて挨拶に来たのだ
速水パパはシオリがSに在籍していた時に
何度か同伴していたが
ちょっとした事で疎遠になった
しかし目の前に居るシオリは少し大人っぽくなり
アノ頃のアイドルっぽい雰囲気はない
「随分大人っぽくなったじゃないの~」
「色々あったのよ」
それよりもSじゃなく、この店に居る事の方が心配だ
「Sはどうしたの?ナンバー1のアナタが抜けたら大変じゃない」
さきほどのユリはパパに名刺を渡している
何とか指名を貰おうと必死だ
シオリは私と再会を喜んで盛り上がっている
続きは次回…
一年なんてあっと言う間だという事
今年は大不況の波をモロに食らって
店も大変厳しい状況だが
何とかやりくりして存続している
一番キツイのは経営者だが
赤字でも閉店せずにいてくれるママに感謝している
先日、速水のパパに連れて行ってもらったクラブ
同じビルの中の他店で働いていたシオリが在籍している
彼女はSと言う店に居たが
結婚するので寿退店した
数ヶ月間後、以前から懇意にしているCの店長から連絡を貰った
建物老朽化のためCが移転して
Sと同じビルの中に入ると言う
店名はMに変わるがスタッフとキャストはCとほぼ同じ
Sで売れっ子だったシオリなら客を呼んでくれるだろうと
店長はスカウトしたのだ
たまたま他の店に行こうとエレベーターを降りたら
Mのオーナーが外に出ていて
速水パパと私を見るや深々と挨拶をした
Cではミズキを贔屓にしていたパパは
何度も通っていたし
オカマを伴っているので印象的だったのだろう
「今度名前を変えて移転したんですよ」
オープン3日目らしい
では開店祝いも兼ねて覗いてみようとMへ入った
店内は白を基調として大変明るく眩しいくらいだ
奥の席へ通された
席に着いた女は30代半ばのスレンダーなタイプで
積極的に会話をしてくる
ユリと名乗る彼女は他のキャストに比べて年齢が上なので
自虐的にオバさんを強調する
確かに若干老けた印象は拭えないが
美人だし嫌味がないのだから卑屈になる事もないのに…
「アンタ綺麗なんだから堂々としてた方がカッコいいわよ」
「ホントですかァ!オネエサン優しいんですね」
そこへ現れたのがシオリだった
「あら~!エドナちゃんじゃないの?」
彼女はお客様を見送った後に
私たちを見つけて挨拶に来たのだ
速水パパはシオリがSに在籍していた時に
何度か同伴していたが
ちょっとした事で疎遠になった
しかし目の前に居るシオリは少し大人っぽくなり
アノ頃のアイドルっぽい雰囲気はない
「随分大人っぽくなったじゃないの~」
「色々あったのよ」
それよりもSじゃなく、この店に居る事の方が心配だ
「Sはどうしたの?ナンバー1のアナタが抜けたら大変じゃない」
さきほどのユリはパパに名刺を渡している
何とか指名を貰おうと必死だ
シオリは私と再会を喜んで盛り上がっている
続きは次回…