私の友達のゲイでユウキってのが居たの
なぜ過去形かと言うと、
もうこの世に居ないから…
そんな彼の懐かしいエピソードをひとつ
ユウキは私が2丁目のホモバーで働いてる時に
もう一人の友達のエラ子が紹介してくれたの
当時「薔薇族」編集長の伊藤文学が経営していた
「祭」って店があったの
エラ子はそこの常連で
私好みのユニークな子をよく引っ張って来てくれたわ
ユウキも第一印象からキてたわね
私が働いてたホモバーは、若いお客さんが多くて
マッチやトシちゃん、聖子の新曲を
誰よりも早く歌うのがステイタスだったわ
そんな中で、ユウキはピンクレディーをチョイス
「私ミーちゃんやるから誰かケイちゃん出来ない?」
「僕がやるわ!」
名乗りを上げたのはデブ専のポチ
カウンターだけの狭い店内で「サウスポー」を踊る2人
ユウキのキレの良い踊りに皆釘付けだったわ
ポチも負けずにオーバーアクションで応戦よ
曲が終わった途端
店内は拍手喝采!
ところがユウキがムッとして
「ちょっとアンタ、さっき間違ってたわよ!」
ポチを叱責
「ウソよ~!完璧なはずよ」
私にしてみたらどうだって良いじゃないと思うけど
当人たちには納得いかない様子
キレたポチが
「アンタこの店は今日がデビューでしょ
おナマなんじゃないの!!」
ユウキも負けてないのよ
「アンタこそ10階で
いつもノープレイ、ノーフィニッシュでしょうよ!!!」
当時ラシントンパレスにあった淫乱サウナでの
モテないポチを皮肉ったの
その後はもう大変よ
ああでもない、こうでもない
と罵り合い
他のお客さんも呆れて帰っちゃったわ
でも閉店後
2人は10階に行ったって
エラ子から報告があったの
とんだ茶番だったわ
なぜ過去形かと言うと、
もうこの世に居ないから…
そんな彼の懐かしいエピソードをひとつ
ユウキは私が2丁目のホモバーで働いてる時に
もう一人の友達のエラ子が紹介してくれたの
当時「薔薇族」編集長の伊藤文学が経営していた
「祭」って店があったの
エラ子はそこの常連で
私好みのユニークな子をよく引っ張って来てくれたわ
ユウキも第一印象からキてたわね
私が働いてたホモバーは、若いお客さんが多くて
マッチやトシちゃん、聖子の新曲を
誰よりも早く歌うのがステイタスだったわ
そんな中で、ユウキはピンクレディーをチョイス
「私ミーちゃんやるから誰かケイちゃん出来ない?」
「僕がやるわ!」
名乗りを上げたのはデブ専のポチ
カウンターだけの狭い店内で「サウスポー」を踊る2人
ユウキのキレの良い踊りに皆釘付けだったわ
ポチも負けずにオーバーアクションで応戦よ
曲が終わった途端
店内は拍手喝采!
ところがユウキがムッとして
「ちょっとアンタ、さっき間違ってたわよ!」
ポチを叱責
「ウソよ~!完璧なはずよ」
私にしてみたらどうだって良いじゃないと思うけど
当人たちには納得いかない様子
キレたポチが
「アンタこの店は今日がデビューでしょ
おナマなんじゃないの!!」
ユウキも負けてないのよ
「アンタこそ10階で
いつもノープレイ、ノーフィニッシュでしょうよ!!!」
当時ラシントンパレスにあった淫乱サウナでの
モテないポチを皮肉ったの
その後はもう大変よ
ああでもない、こうでもない
と罵り合い
他のお客さんも呆れて帰っちゃったわ
でも閉店後
2人は10階に行ったって
エラ子から報告があったの
とんだ茶番だったわ