「むかし、むかーしのことじゃった」
「子どものいないおじいさんとおばあさんが或る村に住んでいていた」
「おじいさんは山にしばかりに、おばあさんは川に洗濯に」
「おばあさんが洗濯をしていると川上から大きな桃がどんぶらこどんぶらこっこ」
「おばあさん家に持ち帰った」
「おじいさんは包丁で桃を切ると」
「中から珠のような子が」
「おじいさんは驚いて、こいつぁ、桃から生まれたから桃太郎じゃわい」
「おばあさんも驚いて、それがいいそれがいい」
「桃太郎はすくすく育ち、鬼退治に行く」
「旅の途中で猿雉犬が仲間になって」
「鬼が島にたどり着く」
「鬼がうようよいるその島で、桃太郎や動物達は暴れ回る」
「鬼も降参して、宝物を桃太郎は奪う」
「今日から俺が鬼だ」
「そして桃太郎は鬼の親分らしき奴に、いいか今日からオマエが桃太郎だ」
「桃太郎は帰宅した、途中で腹が減ったので猿雉犬を食った」
「おじいさんとおばあさんの家に着く」
「おやおやどうしたんだい桃太郎、なんだかやけに皮膚が赤いねえ」
「気のせいですよおばあさん」
「それにずいぶん牙が長いよ」
「はじめからそうでしたよおじいさん」
「そして桃太郎は、おじいさんおばあさんが油断した隙に心臓をひとつき」
「悲鳴を上げる間もなくふたりは絶命」
「桃太郎は家にあった食料を奪って逃走」
「その悲劇の場所に生えてきた梅」
「毎年こぼれんばかりの実を実らせる」
「子どものいないおじいさんとおばあさんが或る村に住んでいていた」
「おじいさんは山にしばかりに、おばあさんは川に洗濯に」
「おばあさんが洗濯をしていると川上から大きな桃がどんぶらこどんぶらこっこ」
「おばあさん家に持ち帰った」
「おじいさんは包丁で桃を切ると」
「中から珠のような子が」
「おじいさんは驚いて、こいつぁ、桃から生まれたから桃太郎じゃわい」
「おばあさんも驚いて、それがいいそれがいい」
「桃太郎はすくすく育ち、鬼退治に行く」
「旅の途中で猿雉犬が仲間になって」
「鬼が島にたどり着く」
「鬼がうようよいるその島で、桃太郎や動物達は暴れ回る」
「鬼も降参して、宝物を桃太郎は奪う」
「今日から俺が鬼だ」
「そして桃太郎は鬼の親分らしき奴に、いいか今日からオマエが桃太郎だ」
「桃太郎は帰宅した、途中で腹が減ったので猿雉犬を食った」
「おじいさんとおばあさんの家に着く」
「おやおやどうしたんだい桃太郎、なんだかやけに皮膚が赤いねえ」
「気のせいですよおばあさん」
「それにずいぶん牙が長いよ」
「はじめからそうでしたよおじいさん」
「そして桃太郎は、おじいさんおばあさんが油断した隙に心臓をひとつき」
「悲鳴を上げる間もなくふたりは絶命」
「桃太郎は家にあった食料を奪って逃走」
「その悲劇の場所に生えてきた梅」
「毎年こぼれんばかりの実を実らせる」