リッスン・トゥ・ハー

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肺病 Consumption(妖精辞典)

2010-01-11 | 若者的字引
『かつてこの病気は魔女のせいにされたこともある。一般的には、妖精のせいで起こる病気だと考えられていた。妖精の宴会で踊るために呼び出され、夜も昼も休息のとれないためにやせ衰えるのだとされていた。』(抜粋)

「だからって僕は、呼ばれたならば妖精の宴会で踊り続けることに躊躇しない」職人気質、エグザエルあつしはトップランナー出演時にそう語る。

ドーン壁吹き飛ぶ

2010-01-11 | リッスン・トゥ・ハー
この壁づたいの道は、曲がり角までずっと続いていて、でも曲がり角を曲がればとたんになくなってしまう。そこは拾い野原みたいな空間で、私は道を失って途方に暮れる人として、その野原に立つ。野原は広い。とにかく広い。それまでの壁づたいの道がどうなっているのかわからないけれど、野原にたっているかぎり、壁はなにもない。見えない。すぐ後ろに下がり、おそらく曲がり角があるところを曲がってみれば、道に戻る。だから野原にいるともう戻れないのではないかと思ってしまう。それならそれでいいかと思う半面、心臓がぎゅっとなって、誰かの胸に飛び込みたくなる。向こうの方、ずっと遠くに鳥が飛んでいる。鳥は遠くだからとても小さくみえるけれど、大きく大きく翼を広げて、羽ばたく、その度にびしびしと空が音を立てているような気がする。背の低い草、高い草、それぞれが同じように揺れていて、さやさやさやさやとささやいている。鳴く、獣の雄叫び、するどく呼吸をやめる刹那、俺、三十五ほどの稲光が地面向けて空から。で、耳つんざかれて、目が見えぬほどの光、野原、焦げ臭い匂い、とともにどーん壁吹き飛ぶ。

最年少永世クイーンは6連覇、自分、輝いとるよ、マジ。

2010-01-11 | リッスン・トゥ・ハー
読み手、俺好み。声、多少通りにくくて耳を澄ます、するとまるで耳元でささやかれているような気分。心臓は高鳴り、体全体で鼓動しているような気分。かるたを取るために耳を澄ます、読み手声やはり通らずに、俺は取り損ねる。俺の側にあった札、舞いあがる、宙にはらはらと散らばる非常ににぎやかな風景、かるたは宙に舞う。読み手、さっきから俺が全くカルタを取れなくなったことに気づいている。俺、じぶんの気持ちに気づいている。気づいたからと言ってどうこうするでもなく、密かに想うだけである。想えば届くさ、誰かは歌っていた。馬鹿な奴だ。読み手よ、俺の体を抱いて、優しく抱いて、ゆっくりとその顔を俺の方に向けてくれ。俺はその無邪気な顔をじっとみてありったけの接吻を浴びせよう。ふりそそぐ夏の太陽のような接吻を。クイーンは6連覇、しかし満足する気配はない。次の対戦を見ている。一歩先を読んでいるそれが名人。次の対戦のために予習もかかせない。次の対戦の・・・読み手は彼。あごひげの彼。彼の胸板。胸板はあつい。あついはとろろうどん。とろろうどんはしろい。しろいはもやしっ子。もやしっ子をなまるともやすっ子。もやすっ子はくらい。CRYは西田敏行。Mr.西田。敏行西田。敏行の白い胸板はやわらかい。やわらかいは豆腐。豆腐は豆。豆はもやし。もやしはもやしっ子。もやしっ子の母。母は強い。強いはジャガー横田。ジャガー横田も母。