先週末、久しぶりにアッシー君にお願いして京都は西京区の大原野神社に行ってきました。
京都市内ですがのどかな里の光景に癒されるところです。
狭い狭い集落の道を通り抜けて神社へ。
まず手水舎で手を清めます。
鹿・・・ですね。巻物から水が出てくる光景はどこかで見たような・・・
令和2年の看板にもどどーんと鹿。干支のネズミと一緒にはねています。
本殿の左右に鎮座する狛犬・・・ならぬ狛鹿。
ここまでくると、この神社の由来が気になります。
鹿と言えば、奈良、奈良と言えば春日大社ですね。
大原野神社のHPを見ると、「大原野神社は春日大社第一の御分社で京春日と呼ばれている」とのこと。
創建は784年、平安京遷都の10年前長岡京の時代です。
藤原氏の氏神の春日神を祀り、平安京からも近かったことから、藤原氏の重鎮が事あるごとに参詣したそうです。
HPには、「寛弘2年(1005)3月8日に中宮彰子が本社に行啓、御父左大臣藤原道長、紫式部以下がお供をした。
その行列の絢爛さは、人々の眼をみはらせた。」とあり、当時の壮麗さがしのばれます。
境内にあったご神木の樹齢500年のモミの木は一昨年の台風21号で倒れてしまいましたが・・・
残った根元の中に入って、500年の気を感じることができるようになっています。
入り口がかなり狭いですが、四苦八苦しながら入ってきました。中は結構広いです。
こんな大きな木が一瞬で倒れるのですから、台風恐るべしです。
大原野といえば、今は希少種となっているフジバカマの自生地で、今も地元の人に保護されていることで有名。
そんなフジバカマでしょうか。境内の鉢で元気に咲き始めていました。
神域には奈良の猿沢の池を真似て作られた鯉沢の池という池があり、スイレンの葉が広がっていました。
午後だったので花は咲いていませんでしたが、葉の上には・・・
大きなトノサマガエルが。
別のカエルも。このカエルは何カエルでしょうか?
よく見ると、いるわいるわ・・・見える範囲だけでもなんと17匹のカエルが確認できました。
ちょうど休むのにいい場所なんでしょうね。
(それにしても我ながら数えるか~笑)
大原野神社の境内には茶店もありましたが、この後里の方も散策したかったのでパス。
駐車場前の草餅屋さんで草餅だけ買って帰ろうと思ったら、なんと休業しておられ、再開はお彼岸から・・・
今はやっておられるかもしれませんね。
ということで、この辺で大原野神社を後にしました。
【撮影:2020/9/13 大原野】