なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

秋の野の花がお出迎え~寿長生の郷(1)

2020-09-04 05:30:34 | 植物

やんたん大滝を後にしたのが11時頃。
このまま帰るのも惜しい・・・ということで、ここから車で20分ほどの滋賀県大津市にある寿長生の郷に向かいました。
寿長生の郷と書いて、「すないのさと」と読みます。
有名な和菓子店である叶匠寿庵が運営する施設なのですが、説明が難しい・・・
ホームページによると、
「琵琶湖から唯一流れ出る瀬田川のほとり、六万三千坪の丘陵地に寿長生の郷があります。
私たちはここに梅や柚子などを植え、農工ひとつの菓子づくりを目指す理想を求めています。
郷では自然の谷川を利用し、山林の部分はそのままに散歩道をめぐらせ、数百種類の野の花が咲く姿は訪れる人々を
楽しませてくれます。」
とあり、植物園ではありませんが、山野草好きなら必ず楽しめる場所になっています。
他にも、郷の中には、古民家を移築した案内所、お食事処、お茶席、ベーカリー、もちろん和菓子販売所など・・・
百聞は一見に如かず、どんな感じか写真で見てくださいませ~

最初に古民家を移築した総合案内所に立ち寄りました。


中も風情たっぷり。冷たいお茶のふるまいも。
私が30年ぶりと言うと、施設の案内を丁寧にしてくださいました。
     

そこから野坐に向かいます。
途中咲いていたソバの花・・・
今年はソバ畑も見に行きたいな~


野坐は、一階はパン屋さん、二階はベーカリーカフェになっています。
惹かれるものはありましたが、目指す場所はここではないので、とりあえずスルー。


そして、一番の目的地である野の花観音径に向かいます。ここに沢山の山野草系があるはず。
パッと見は、単なる野原のようですが・・・咲いています!
ギボウシの花がまだ結構綺麗。コバギボウシでしょうか。


で、この道がなぜ観音径と呼ばれているかというと、あちこちに観音様を彫った石が置いてあるのですよね~
下の写真では全然わかりませんが、線彫りで観音様が描かれています。
そして、その近くの植物の名前が付けられていました。
(ギボウシ観音ではありませんでした・・・)


今の季節の定番、カワラナデシコも好き放題に咲いていました。


オミナエシも・・・


オトコエシも・・

近くにはツリガネニンジンも沢山。こちらもあっちこっち向いていて、撮りにくいのなんのって・・・
下の写真は、少し白っぽかったので撮ってみました。


紫色の毛深い花を咲かせるアキノタムラソウ。


同じく定番植物のミズヒキ。


ちょっと群生しすぎだったヌスビトハギ。

まだ咲いていたキスゲの仲間がお出迎え。


小径には東屋が点在。暑すぎて汗だくの体をここで休めることができます。


お気づきでしょうか、花たちに当たる強い光に。
この日は朝は涼しかったものの、お昼近い時間帯に猛烈な暑さに見舞われ、行き倒れそうでした。

花が咲いているところはこんな感じ。


実際の野山の林床は案外それほど花が咲いていないのですが、こちらは自然な感じで咲いています。
オヤマボクチ?の蕾も!(キクバヤマボクチとは、よく見たら葉っぱが違いました‥)

山野草を堪能してくださいましたか?
時々この草だらけの中から唐突に花や実が現れるので、びっくり箱感覚で面白いです。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする