なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

東登山道と駐車場のわずかな花たち~伊吹山2023/9中旬(5)

2023-09-27 05:40:38 | 植物

伊吹山山頂の散策を終えた後、帰りはいつものように東登山道から下りることにしました。
東登山道の入り口には、
「これより先危険!登山靴等の装備出ない方はご遠慮ください。
この先は転倒事故が多く、軽装では大変危険です。」
という看板があり、途中で引き返す人も多く、静かに下りられる道です。
ところが昨日も書いた通り、この日は軽装の人が次々降りて行きました。

東登山道はあまり整備されておらず、両側はわりと荒涼としています。


一昨年9月下旬に行った時はトリカブトなど少し咲いていたのですが・・・
あ!何か咲いてる!


今年初見のアケボノソウ(リンドウ科センブリ属)が咲いていました。
たった1本でしたが、少し気分が上向きます。
花はありませんが、景色は広々として気持ちがいいです。


何もないので写真もない(笑)
でももう少し歩いたら、まるでクッションのような緑のもこもこがあるはず。
ありました!


スギゴケです。
なぜかここだけ道の両側にスギゴケがもこもこ。目に優しい緑ですね~


山の上にあるのが不思議だったのですが、調べてみたら日本では海抜の高い場所に見られることが多いそう。
スギゴケの緑に紛れて分かりにくかったのですが、ヒカゲカズラや(左)、シダなども同居してました。
 

こちらでは花(胞子体)が付いていました。黒っぽいですね。


前日の雨で道がぬかるんでいる場所もありました。


伊吹山には木が少ないのですが、左手にマユミが生えていました。
秋になると、紅葉と赤い実が綺麗らしいです。


おや、向こうの方にまたアケボノソウが咲いています!


ズーーーム! 残念、ほとんど蕾でした。


見るとあっちにも、こっちにも咲いていました。
開きかけの花も可愛いですね!


他に咲いていた花と言えば、


葉が輪生しているのでクルマムグラ(アカネ科ヤエムグラ属)でしょうか。
山の上だからか、背が低くとても小さいです。

そして、近くにはこんな花も。


分かりにくいですが、萼などに毛が沢山生えているのでイヌトウバナだと思います。
ということは、昨日載せたあの背の高い花は何!?

・・・ということで駐車場まで下りてきてしまいました。


でも、まだ駐車場がある!
8月下旬に行った時には満開だったこちらの花・・・

コアカソではなく、アカソ(イラクサ科ヤブマオ属)です。
こんなに赤かったかな~
まるでベニヒモノキのように赤かったです。

他には、こちらの黄色い花が群生していましたね。
全然珍しくないですけど・・

キンミズヒキ(バラ科キンミズヒキ属)です。
半分以上、実になっていました。

で、その隣に咲いていたのが、やったー!見たかったこの花。


くるんくるんカールした花弁、釣鐘のような形はクサボタン(キンポウゲ科センニンソウ属)です!
色も落ち着いた灰紫色で結構お気に入り。
葉が牡丹の葉ににているので、この名前が付けられたそうです。

それにしても駐車場の端の崖の上の方に咲いているので撮りにくいのなんのって・・・(左)
センニンソウ属なので、花の後はお鬚になります(右)
 

ということで、帰りのドライブウェイの所々にある展望場所に車を停めて、近くからパチリ。


道路の縁に沢山咲いています。
こういう場所は結構日当たりもよく、花が咲く条件が整っているのでしょうね。
ところで、何枚も撮りましたが、どの写真にも白い綿のようなものが写っています。
検索してみたら、アオバハゴロモの分泌物と言われましたがどうでしょうか・・・

あ!ここにもアケボノソウ!

それにしてもこの完璧なまでの5倍数性の花は見事ですね。
黄色い蜜標にはアリさんがたかって、蜜をなめていました。

これでいよいよおしまいなのですが、ちょっと気になった植物を最後に2種類並べます。
最初はこちら。

エノコログサ風なのですが、穂が小さく、地面にへばりついています。
結構あちこちに生えていました。
名前は不明・・・

こちらはまだ蕾でした。
これから秋が深まると一面に咲く予定です。

リュウノウギク(多分)ですね。
10月上旬に行った時は、ほぼリュウノウギクしかありませんでした。
そしてそのあとは紅葉です。

ということで今回の伊吹山のお花たちはこれにて終了~
ご覧いただいてありがとうございました。

【撮影:2023/9/16  伊吹山】






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山頂の足元に咲いていた花たち~伊吹山2023/9中旬(4)

2023-09-26 05:22:36 | 植物

伊吹山頂に咲いていた花の続きです。
シソ科トップバッターは、伊吹山を代表する花です。


8月初めに来たら満開だったでしょう。
イブキジャコウソウ(シソ科イブキジャコウソウ属)です。
イブキジャコウソウの属名のラテン名はThymus。そう、ハーブのタイムはお仲間なんです。

お次、ちょっと似ているように見えますが、サイズがかなり大きいです。


こちらももう少し早く咲く花、クルマバナ(シソ科トウバナ属)です。
確かに、大きなトウバナという風情ですね。


次もシソ科です。

萼が赤く、シソの花っぽいです。
ヤマハッカ(シソ科ヤマハッカ属)でしょうか。

次はもっと分かりません。柵の中の遠くの方に咲いていたので、こんな写真だけです。

いろいろ検索していたら、自分のブログが出てきました。
近いのはイヌトウバナ(シソ科トウバナ属)でしょうか??
ヤマクルマバナというのもあるようです。
どちらも違うようにも思えますが、この一枚しかないので謎です。

シソ科でもう一つ。
残念ながらまだ蕾。


分かりにくいですよね。
ではヒントに一昨年見た花を・・・

はい、こちらナギナタコウジュ(シソ科ナギナタコウジュ属)です。
長刀のような花穂は一度みたら忘れません。

お次は結構山のあちこちで見かける花です。


ピンクの花に銀色の蕊、背が低いです。

こちらはタニソバ(タデ科イヌタデ属)
ミゾソバとツルソバの親戚みたいな感じ。

もう一つ、タデ科イヌタデ属。

背が高く、ミゾソバより花がちょっと小さいです。葉はボロボロ。
調べましたが分かりません・・・
⇒ ヤマミゾソバのようです。shuさん、ありがとうございました!

山頂にはこのような石の祠がいくつもあり、仏様が祀られています。
こちらは弥勒菩薩。


花を続けます。
可愛いお花!


団子鼻のような柱頭が特徴。

イワアカバナ(アカバナ科アカバナ属)です。
普通のアカバナの柱頭はこん棒状。

こちらも季節は終わっていますが、少しだけ花が残っていました。
最盛期に行くと、西登山道の入り口付近の斜面で沢山見られます。

ルリトラノオ(オオバコ科ルリトラノオ属)です。
ベロニカという園芸種が沢山あるのでスルーしていましたが何と伊吹山固有種。
絶滅危惧種にもなっています。

少なくなったとはいえ、まだまだ色々咲いていました。
下りは東登山道の方から下りることにしました。
こちらはあまり整備されていない道なので、軽装での通行は禁止されています。
なのに、避暑感覚のサンダル履きの親子連れやカップルなど、平気で次々降りていきました。
まあ、全然難所はないので、それを知ってる人は通るのでしょうね。
人が多いところはあまり好きではないなつみかん、ちょっと不満(笑)

【撮影:2023/9/15  伊吹山】


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日本武尊と山頂の守られた花たち~伊吹山2023/9中旬(3)

2023-09-25 05:32:31 | 植物

山頂に近づきました。
山小屋や、伊吹山寺が見えています。


山頂に着いてまずすることと言えば・・・
そう、用足しですね。
山頂にはペーパー完備の立派なお手洗いがあるので、まずはそこに直行です。
・・・と思ったのですが、建物の前に立派なコイブキアザミ。
ついつい反射的にパチリしたのですが


そこに飛んできたのがなんとキアゲハ!
用足しなど忘れてパチパチ。でも集中力を欠いたのか、ほとんどピンボケでした。
唯一写っていたのがこちらです。


山頂はうっすら霧がかかっており、下界よりかなり涼しいです。


それにしても、歩いていると微妙な臭いが・・・
奈良公園の匂い、と昨日のコメントのお返事にも書きましたが、こちらシカの落とし物の臭い。


あっちにもこっちにもいたるところに落ちており、場所によってはくっついて巨大化。
最初イノシシかと思ったくらいです(見たことないけど)。
そうなんです。今伊吹山で一番の問題はシカ。
増えてしまったシカが、貴重な植物をぱくぱくぱくぱく。
特にシモツケソウなど大好物らしく、一時期ほぼ全滅状態だったそうです。
今は鹿よけネットに囲んで保護されており、かなり回復してはいるのですが・・・
思えばん十年前に行った時は、山頂一面に色々な花が咲き乱れていました。
今は、ネットの中で大事に保護されており、まるで伊吹山植物生態園です。
まずそんな花をご紹介しようと思ったのですがその前に・・・



山頂にある日本武尊(ヤマトタケル)の像です。


日本武尊といえば、古事記や日本書紀に出てくる古代日本の皇族です。
まだ少年のときに九州に行って熊襲を平定。
出雲など経由であちこちの国を平らげて大和の国に戻ります。
ところが時を置かずに父の景行天皇は東国平定の命を下します。
途中焼き討ちにあったり、奥さん(弟橘姫)が入水して水難を逃れたり、色々ありましたが、
尾張、相模、上総と進み、蝦夷をことごとく平定。
甲斐を経由、科野の神を服従させ、尾張に入り、婚約者(美夜受比売)と結婚。
そのあと伊吹山の神を討ちに、伊吹山に向かいます。
その時なぜか伊勢神宮の草薙剣を置いて行ってしまい、素手で伊吹山の神と対決することになります。
伊吹山の神の化身であった白猪が降らせた大氷雨に打たれた日本武尊は病気になってしまいました。
麓の醒ヶ井で少し回復し、そこから三重県経由で大和を目指して進みます。
そして能煩野(三重県亀山市)に至ったところで力尽きて亡くなってしまいました。
亡くなる前に詠んだのがかの有名なこの歌です。
「倭は国のまほろば たたなづく 青垣 山隠れる 倭し麗し」
そして、その魂は白鳥になって大和を目指して飛んだというのです。

いい加減なまとめですみません。
古事記と日本書紀では結構記載が異なるようですが、適当に折衷してしまいました。
それにしても日本武尊の一生の過酷なこと。書いていて泣きそうになりました。


で、ここから山頂の花です。
既に書いたように、シカの食害から守るためネットの中に咲いています。
大切に育てられているので、季節外れの花も結構みられました。
昨日載せた花も多いのですが、一応写真、名前の順で載せていきますね。


こちらはイブキトリカブトですね。

お次も昨日載せた花です。アリさんが歩いています。

ヒヨクソウですね。

一番多かったのはやはりこちらです。


しつこいですね。コイブキアザミです。

でも伊吹山特産種なのですから、載せないわけにはいきません。
こんなに咲いているのを見るのは珍しいです。

こちらは柵の中で少しだけ咲いていました。
8月に咲く花だと思います。

クサフジ(マメ科ソラマメ属)です。
昔はよく見かけたように思いますが、最近近場で見るのはナヨクサフジばかりです。

こちらも7~8月頃に咲く花です。
伊吹山を代表する花で、一時期激減しましたが、保護活動でかなり復活しました。

シモツケソウ(バラ科シモツケソウ属)ですね。日本固有種です。

こちらも伊吹山と近くの霊仙山の石灰岩地に生息する花。

イブキコゴメグサです。日本固有種。
ハマウツボ科コゴメグサ属で、例によって半寄生植物です。

こちらはほとんど花壇に咲いていました。

ダイモンジソウ(ユキノシタ科ユキノシタ属)です。
こちらは、京都北部でも見られる花です。

あれれ、思ったより沢山ありました。
シソ科、タデ科が丸々残っています。
ちょっと長くなるので、残りは明日・・・

【撮影:2023/9/15  伊吹山】

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伊吹山西登山道9月中旬の花~伊吹山2023/9中旬(2)

2023-09-24 07:06:53 | 植物

昨日は伊吹山西登山道で見たフジテンニンソウ尽くしでした。
減ったとはいえ、その他の花も沢山咲いていたので、今日は見た順にご紹介しますね~

最初に見つけたのがこちら。上から撮ってみました。


まあまあ沢山咲いていましたね~
 

こちらシオガマギク(ハマウツボ科シオガマギク属)。
お~ハマウツボ科といえば、寄生植物!
緑の葉があるので、光合成も行う半寄生植物です。イネ科植物に寄生するそうですよ。
で、このシオガマギクという名前ですが、漢字で書くと塩竈菊。
塩竈は浜で塩を作るための釜で、「浜で美しい」⇒「葉まで美しい」の洒落。
ところが今回見たシオガマギクの葉はどれも傷んでいて、とても葉まで美しいとはいいがたい・・・

長くなりました。
次行きますね!


お~、この色、この形はトリカブト(キンポウゲ科トリカブト属)。
伊吹山の特産種、イブキトリカブトなのかもしれませんが、私には違いが分かりません。
蕊がすごく多いです。


見慣れたこの花も沢山咲いていました。


アキノキリンソウ(キク科アキノキリンソウ属)です。
ちょうど旬の時期だったのか、ふもとに近い場所から山頂近くまで咲いていました。
普通に平地でも見られますよね。

こちらも同じく里山の林縁でも咲いている花です。


シロヨメナ(キク科シオン属)ですね。秋の花です。


おや、向こうに真っ赤なものが・・・


マムシグサ(サトイモ科テンナンショウ属)の実がもう真っ赤に色づいていました。
テンニンソウを眺めながら登っていきます。
ちょっと急な坂、でも上の方には軽装のカップル・・・下りるの恐くないのかな。


またフジテンニンソウかと思ったら違いました。


これは何でしょう。伊吹山と言えば・・・


そう、薬草ですね!
普通のヨモギではなく、オオヨモギ(イブキヨモギ)だと思います。
山頂駐車場の売店では入浴剤など売っていました。

この辺りのお花畑は厳重に鹿よけの柵で囲われています。
その隙間から写真を撮るので、なかなか難しい。
ここにもアキノキリンソウが沢山咲いていましたが、その手前の花は・・・


お~、びっしりとアザミの花。


これぞ伊吹山特産のコイブキアザミですね!
花期が終わりかけだったのか、綺麗な花が少なかったです。
石灰岩地に生え、日本中でここにしか生えていないそうです。


近くで咲いていたこちら・・・といってもほとんどが蕾ですが。


名前が分からない!と思ったら葉を見てください。
3枚の葉が輪生しているのが分かると思います。
その名も、ミツバベンケイソウ(ベンケイソウ科ミツバベンケイソウ属)です。
こちらは特産ではありません。

そしてこちらの黄色い花。


バラ科、キジムシロの仲間?つるみたいですね。毛が生えています。
う~ん、難しい。単純にツルキジムシロかと思いましたが、花期が全然違います。
まあ、返り咲きかもしれません。

山頂手前の展望場所からの光景。
なんといっても、琵琶湖が最高です!


下の方に登山道が見えますが、7月の豪雨の際、あちこちで土砂崩れがあり現在通行止め。
どうりで、いつもはありんこさんみたいな人が沢山歩いているのに、誰の姿もないわけです。


向こうの方はちょっと雲がかかっていました。
石灰岩ががれきがゴロゴロしているのが特徴ですね。
シカはこんなところをひょいひょいと走って登るのでしょうね。


景色を堪能した後は、足元をきょろきょろ。
お~ミミナグサ?
いえいえ、伊吹山と山口県だけに咲くコバノミミナグサ(ナデシコ科ミミナグサ属)じゃないかと。
葉が小さく、萼片より花弁が長いのが特徴だそうです。
こちらも返り咲きですね。


ところで、今回期待していた花がなかなか現れません。
前に行った時は山頂までの道に沢山咲いていたのに・・
あ、一本だけ咲いていました!


そう、ザ・秋の花、リンドウ(リンドウ科リンドウ属)です。
一輪だけでしたが、出会えて良かったです~
ちなみに、9月22日現在咲いている花のパンフレットには載っていたので、ちょっと早かったのかも。


そして本日最後のこちらは・・・


初見でしたが、伊吹山、クワガタソウ属で検索したらすぐに「ヒヨクソウ」と出てきました!
ヒヨクソウは比翼草と書き、細長い花序が対になって咲く様子を「比翼」に例えたそう。
比翼は、二羽の鳥が翼を並べることだそうで、とても素敵な名前ですね。
ただ、本来の花期は7月頃だそうで、今は完全に咲き残りで、花序の比翼の姿は見られませんでした。
花も対になって咲いているのでこれが比翼ということでいいやん、と思った次第。

さてそろそろ山頂が見えてきました。
明日は山頂の花の様子をご紹介しますね~


【撮影:2023/9/15  伊吹山】

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フジテンニンソウのお花畑~伊吹山2023/9中旬(1)

2023-09-23 05:30:36 | 植物

先週末、早起きして伊吹山に行ってきました。
伊吹山は滋賀県と岐阜県にまたがる標高1,377mの山です。

こちらは、名神高速伊吹PAから見た伊吹山の光景です。


9合目まで伊吹山ドライブウェイで行けるので、手軽に山頂まで登ることができます。
伊吹山は神話の昔から霊峰として知られており、日本武尊が東征の帰りに立ち寄ったことでも有名。
修験道の山でもあり、今も山頂に伊吹山寺があります。
まあ、そんな雑な説明よりなつみかん的に重要なのはこの山が日帰りで行ける花の山であること。
日本では高尾山に続いて2番目に植物が多い山という調査結果もあるそうです。
私も毎年1回は季節を変えて訪れ、季節の花を楽しんでいます。
さて今回は何が見られたでしょうか。

もっともポピュラーな登り道が西登山道です。
緩やかな登りなので、短パンサンダル履きの人も多数・・・


私もこちらから登ります。
(ほかに中央登山道がありますが、階段状の道を一気に登る道なので、行きにはお勧めできません)
すぐに表れたのがこちら。


テンニンソウ!と思いましたが、こちらはフジテンニンソウ(シソ科テンニンソウ属)。
あっちもこっちも沢山咲いていました。


以前9月に行った時はもう咲き終わっていたように思いますが、今年は早いのでしょうか。
しかも、いつ見ても葉が虫に食われてぼろぼろのイメージがあるのに、とても綺麗!
ところで、登り口付近の秋のお花といえばサラシナショウマが有名ですが・・・


上の方の黒っぽく枯れた草がサラシナショウマ。
時期が遅かったようで、わずかに残る花もこんな感じでお疲れ気味。


実になっているものも・・・


これはまだましな方ですが、終盤であることは間違いありません。


その点、フジテンニンソウはまだまだこれからのようです。
下から咲き上るので、最初に咲いた花は落ちてしまっていますが、蕾も沢山あります。


こんな石灰岩むき出しの登山道を行きます。


手前がフジテンニンソウの群落、奥がサラシナショウマです。


歩きやすい登山道をゆるゆると登ります。


ますますフジテンニンソウが増えてきました。


中にところどころサラシナショウマの花が混じります。


遠くに琵琶湖と山の中を通る道が見えます。

突き当りまで行き、折り返しの道になります。左手にはやはりフジテンニンソウ。


上まで登ると、先ほど見上げていたお花畑が眼下に見えます。


どこまで行ってもフジテンニンソウだらけですね。




代り映えしない写真ばかりですみません。
他の花も咲いていたのですが、それは明日まとめて出しますね。
さらに登ってもまだ咲いています。


ゴロゴロと石灰岩、その隙間にフジテンニンソウ。


ほぼ山頂です。


それにしてもなぜこんなにたくさんのフジテンニンソウが生えているのでしょう。
葉の裏の主脈に毛が生えていることがテンニンソウとの違いなんだそうですが、写真撮ってません・・・
ネットで調べてみると、伊吹山の写真ばかり。
富士と名前がついていますが、伊吹天人草でもいいくらいです。
穂状の花ではよくありますが、下から上に小さい花が咲き上ります。
左が咲き始め、右が咲き終わりです。
 

一番いい時期に見られたのでラッキーでした。
できればもう少しちゃんと撮りたかった・・・

明日は山頂までに見たその他の花です。

【撮影:2023/9/16  伊吹山】

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