なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

道草日記~2020年12月

2020-12-31 05:47:39 | 道草日記

令和2年12月、今年最後の道草日記です。
新型コロナで明け暮れた一年でしたが、道草は変わらず咲いてくれました。
それどころか、返り咲き、迷い咲きなども多々・・・
気候変動のせい?
難しいことは分かりませんが、寒い冬にも暑い夏にも一生懸命咲いている花をみると力をもらえました。
さて、最後の月ですが、残念ながらいつもの通勤路の草は冬枯れに加え、工事や掃除で抜かれ、ほぼ壊滅。
仕方がないので、少し足を伸ばして「拡大版」として載せています。
来年は休日の行動範囲も含めて道草にするかもしれません。

〇花が咲いていたもの (五十音順、以下同様)  ☆印は12月に今シーズン初見 だったもの、「拡」は拡大版。
・アメリカフウロ ☆ 拡
な、なんと、先月は芽さえ出ていなかったアメリカフウロに花が咲いていました。
スーパーへ行く途中の歩道の隙間です。可愛い!


・アレチハナガサ 
いつまで咲いてるのでしょうか。ほとんど立ち枯れになってますが、ところどころこんな風に花が・・・


・イヌホオズキ(花)
・イモカタバミ 
・オオキバナカタバミ ☆(蕾)
めきめき株が大きくなってきて怖いくらいです。あちこちで野生化しています。
そのせいか、最近では草刈りの対象にもなっているようで、隅に抜いた株が山積みになっていました。
これは朝に撮った写真ですが、昼にはきっと咲いていたでしょう。


・オオニシキソウ 
・オシロイバナ:下旬の気温がマイナスになった日に、真っ黒に立ち枯れてしまいました。
・オニタビラコ  
・オニノゲシ ☆ 拡
なぜか二株ほど綺麗に咲いていました。


・カタバミ 
・カラスノエンドウ
11月に見て以来、徐々に花が増えてきています。


・キュウリグサ ☆ 拡
アメリカフウロを見た同じ歩道の隙間に咲いていました。
毎年同じ場所で早めに咲きます。道路の下をくぐる歩道の出口付近なので、暖かいのかも。


・コセンダングサ
ほとんどウニ状の引っ付き虫になっていますが、下旬になっても花もまだまだ咲いています。


・コマツヨイグサ 
・シロツメクサ
久しぶりに花を見ました。去年も12月に咲いていたような気がします。


・スイセン ☆
野生化したスイセンが通勤路に出現! 


・セイヨウタンポポ
タンポポの黄色い花は元気の素!


・セイタカアワダチソウ
コセンダングサと並んで、少し荒れた空き地の定番です。ほとんど綿毛になりましたが、まだ咲き残っています。


・タチツボスミレ(迷い花):上旬にはどんどん咲きましたが、今はまたなくなりました。
・チチコグサモドキ
・ツタバウンラン:どんどん花が小さくなり、写真が撮れません。
・ツルニチニチソウ ☆
通勤途中の駐車場の片隅でツルニチニチソウの花を見つけました。
春に咲くイメージだったのですが、12月から咲くのですね! 淡い紫色が好きな花です。


・トキワハゼ:溝の中で咲かないで欲しい。しゃがめないので、撮れません。
・ナズナ ☆ 拡
上から読んでもナズナ、下から読んでもナズナ~
あ、トマトだったっけ?


・ニセカラクサケマン ☆(花)拡

先月突然あちこちから葉が出てきましたが、今月になって花も沢山咲き始めました。
何度見ても花の繊細さに驚きます。


・ノアサガオ
花が少し小さくなってきましたが、まだ咲いています。
 

・ノゲシ
今一番咲いている花のひとつ。ちなみに、一番多いのはホトケノザ。


・ノボロギク
他の草がなくなる中、どんどん増えてきています。中にはこんな風に花が咲く株も・・・


・ハナカタバミ
・ヒメジョオン
花があまりないので、しつこく写真を撮ってしまいます。登場回数第一位かも・・・
一時花が小さくなりましたが、最近はまた元に戻っています。なぜに??


・ヒメオドリコソウ ☆ なんと、一株だけですが咲いていました。遠くて撮れなかった!
・ヒメツルソバ
昨日、家の塀の下にわさわさ咲いているヒメツルソバをせっせと抜いている人を見かけました。
いくら可愛くても、お正月にはふさわしくないと思ったのでしょうか・・・


・ホトケノザ

草抜きされた通勤路の溝蓋の隙間から、はもう生えてきて咲いています。
元々の生育地の田んぼなどでは、群生といってもいいほど。
今や、夏以外の三期咲きといってもいいかも・・・


・マメグンバイナズナ
・マルバルコウ
今年は花期が長かったですね~
12月中旬までしっかり花が咲いていました。


・ムラサキカタバミ ☆ (花)
秋になって葉が出て、今最初の一株に花が付きました。
過去の記録を見てみると、11月、1月、5月、6月、7月に花。なんか不思議・・・


・ランタナ
久しぶりに撮ってみました。 いつも行くスーパーの駐車場の片隅に咲いています。

〇葉、芽のみ
・アカカタバミ
・アメリカオニアザミ
・アメリカフウロ ☆
12月初旬に、小さい葉が出てきたときは嬉しかったです。
気が付けば、あちらにもこちらにも・・・わが家に出てくるのももうすぐかな。

 
・アレチヌスビトハギ
・カニクサ
・カラムシ
・ギシギシ
・クコ
・スズメノカタビラ ☆:一時消えていましたが、また出てきました。
・スミレ
・セイヨウカラシナ ☆
・ドクダミ
・ニシキソウ  
・ノミノツヅリ ☆
・ヒガンバナ
・ヘクソカズラ  
・ヤエムグラ ☆
・ヤブガラシ
わりといつまでも残っています。マルバルコウを撮っていて、たまたま写真に写っていました。


・ヨモギ


〇実、種、終わりかけ 
・イヌホオズキ(実)
・エノコログサ(実)
・オオオナモミ(実)☆拡
オニノゲシを見つけた原っぱにオオオナモミも生えていました。
ポケットに入れた実をうっかりぎゅっと掴んだら指に穴があきました。


・オヒシバ 
・クワクサ
・コセンダングサ(実)
この実にだけはお近づきになりたくないものです。
一度服にささったら、ささらのようになった先っぽがどうしても取れません。


・コニシキソウ 
・セイタカアワダチソウ
花も咲いていますが、主流派このふわふわ綿毛。
この姿を見ると、綿入れ、着ぶくれなどという言葉を思い出します。


・ナガエコミカンソウ 
・ノゲシ(綿毛)
・ハゼラン 
・ヒナギキョウ 
・ヒナタイノコヅチ 
・ヒメムカシヨモギ(綿毛) 
・フユサンゴ
・メヒシバ
・メリケンカヤツリ
・ユウゲショウ

以上、のべ73種類。
こんなに広げても先月の83種類に比べると随分減りました。

今年一年、こんななつみかんの道草日記をご贔屓にしてくださり、ありがとうございました。
また毎日の投稿にも、「いいね」やコメントを沢山いただき感謝の気持ちでいっぱいです。
来年も多分こんな感じで続けるつもりですので、よかったらまた見てくださいね!

コメント (10)
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今年最後の温室大盤振る舞い・後編~宇治市植物公園2020/12(4)

2020-12-30 06:02:48 | 植物

ついに大晦日イブ。
変わり映えのしない年中行事、ほんの少しのお掃除、お正月の食料品買い出しなどなど・・・
そんな中、今年最後から2番目の投稿は、宇治市植物公園の温室・後編です。
今年はコロナで行動範囲が狭くなり、そのおかげで、地元や京都の良さを再発見しました。
宇治市植物公園の温室も、これまでだったら「冬場に体を温めに行くところ」。
でも、今年はちゃんと四季折々の花をみることができました。
もちろん、今回も新しい発見がいくつか・・・

最初はこのオモシロスキン・・・じゃなくて、オスモキシロン(ウコギ科)。
何度見ても、オモシロスキン(面白い皮膚!?)と読んでしまいます。
特徴的な白い粒状の花・・・


折角なので少し調べてみようとネットで検索してみたら、なんと観葉植物でした。
しかも育てやすらしいです。
しまった!全く葉を撮っていない。
でも今回は少し違う姿を見つけましたよ~


なんと、蕊が沢山!花粉も付いています。この姿をみたら、やっぱりウコギ科!
で、もう一枚。超ピンボケですが、実になったのを見つけました。
これこそ、ヤツデやカクレミノを彷彿とさせますね。


それにしても、2枚目の写真の黒い炭を丸めたような球体はいったい何?
1枚目の写真では崩れかかっていて、最後の写真では完全に消えています。
ということは、1枚目の写真は受粉後、実になりかけ、なんですね。

昔の写真をみてみたら、一枚だけ葉が沢山写っているのがありました!
なるほど~観葉植物・・・

(2016/1初旬 京都府立植物園)

すっかりオスモキシロンで遊んでしまいました。
次はアナナス室。
最初はお馴染みのハナアナナスです。
前回行ったときより、美しく咲いていました。


2つ咲いているのもありました。可愛いですよね。


ちょっと見慣れない花・・
名札が見当たらず、調べるのに手間取りましたが、エクメア・ウェルバッキーだと思われます。
別名、猩々アナナス。
おそらく花茎が真っ赤なところから付けられたと思われます。
なんだかプラスチックゴムでできたような質感・・・
薄紫の下の部分は萼筒、先の方が花らしいです。よく見たら、少し開いているのもありますね。


エクメアといえば、こちらの方が有名かも・・・
エクメア・ガモセパラです。

こちらは、ピンク色の部分が萼筒、先の薄紫部分が花。
さきほどのウェルバッキーより、さらにゴムっぽいです・・・

今年最後ということでちょっと頑張りすぎました。
あとはさら~っと見てくださいませ。
詳しい説明は、そのうち気が向いたらしますね。

アマゾンユリ


コスツス・マローティーアヌス


ハイビスカス2種






ということで、今年の普通の投稿はこれでおしまい。
明日は、今年最後のいつもの・・・です。

【撮影:2020/12/19  宇治市植物公園】

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今年最後の温室大盤振る舞い・前編~宇治市植物公園2020/12(3)

2020-12-29 05:30:55 | 植物

え、タイトル長すぎって?
まあ、年の瀬ということで、お許しを(笑)

ということで、宇治市植物公園2020年最後は、温室です!
それほど広くないのに、いつ行っても色々な花が咲き乱れ、期待を裏切りません。
花の少ないこの季節、最後の砦の温室です。
お馴染みの花、ちょっと珍しい花、お楽しみくださいませ~

「いらっしゃいませ~」
大口開いた、ツンベルギア・マイソレンシス(キツネノマゴ科)の大合唱。
マスク、いらないからいいな~


う、目が痛いほどの蛍光っぽい赤色。
前にも一度ご紹介したことがありましたよね。
ユーホルビア・フルゲンス(トウダイグサ科)です。
赤い部分は花びらでも苞でも萼でもなく、トウダイグサ科独特の「付属体」
そういえば、オオニシキソウなどでも白い付属体が目立っていますね。


なんとか付属体と中にある花をアップで見ようと頑張りましたが、イマイチ分かりません。
まるでプラスチックでできたような姿に改めて驚きました。


お次はお馴染みのブーゲンビレア(オシロイバナ科イカダカズラ属)ですが、色が少し変わっていました。
これこそ、外の紫色が苞葉、白いところが本当の花ですね。

あそこに可愛いお嬢さんのようなお花が咲いています。
ドンベア・ブルゲシアエ(アオギリ科)の名札がありました。
やっぱり、ドンベアちゃんのお仲間でしたね。
こんな花束プレゼントされたら感激です。似合わないけど、ピンク好き・・・


前回行ったときよりさらに沢山咲き誇っていたのが、カリアンドラ・ハエマトケファラ白(マメ科)。
光が当たって、輝いていました。


こちらも常連ですが、これまでで一番きれいに咲いていました。
パボニア・インテルメディア(アオイ科)です。
なるほど、一見違いますが、よく見ると蕊の感じなどアオイ科といえばアオイ科・・・


蕊のアップ。


全部一日で載せるつもりでしたが、長くなるので後半はまた明日・・・

【撮影:2020/12/19  宇治市植物公園】

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今年最後の爆発だ~宇治市植物公園2020/12(2)

2020-12-28 05:29:55 | 植物

ウィンターガーデン、他にどんな花があったでしょうか。

こちらは宇治市植物公園名物、早咲きナバナ(品種名は伏見)です。
この間行ったときはまだ植えたところで、1、2輪しか咲いていませんでしたが、今回はこんなに!



美味しいし綺麗し、優れものですね~
でも、食べる方は、小さい時に収穫してしまうので、畑で花を咲かせることはできませんが・・・


すぐ横には、まだ十月桜の大木に花が残っていました。
光が当たって綺麗でした。




そして、今年の初ロウバイの花。


こんなところにツツジが。よく迷い咲くモチツツジでしょうか。


う~ん、ナバナ以外、ウィンターガーデンの花ではないかも。
ま、いっか。気を取り直して先に進みます。

メタセコイアの葉もかなり落ちて、地面がふかふかです。


この日も残りの葉がオレンジ色に輝いていました。


そして、この日一番のお楽しみ~こちらです! 
ほどよく熟したガマの穂、少し押さえるだけで、ぶわ~っと綿毛が噴き出します。


モクモクモクモク


面白くてやめられません。次から次へと押さえてぶわっ、ぶわっ


気が付いたら辺り一面綿毛だらけ。私のズボン(黒)も、靴(黒)も・・・


もう少ししたら、手で押さえなくても自然に爆発して、四方八方真っ白なワタに包まれるんでしょうね~
いいタイミングで見られて良かったです!

【撮影:2020/12/19 宇治市植物公園】

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今年最後のバラに恐竜~宇治市植物公園2020/12(1)

2020-12-27 06:39:49 | 植物

あれよあれよという間に、もう27日!
コロナに明け暮れた2020年もあと少しです。
最後はわが宇治市植物公園の冬の恒例の光景を4回に分けてご紹介することにしますね。

いつものプロムナードです。


ちなみに、12月5日から1月11日まで、恒例のウィンターガーデン開催中。
少しだけ期待が膨らみます。


受付でクイズの解答用紙をもらいます。
園内3か所にクイズがあり、全問正解したらプレゼントがもらえるとのこと。
いつものもみじ園からスタートです。
東屋の横のヒイラギナンテン、お正月に満開という印象なのですが、すでに咲き始めていました。


さすがに、紅葉は最終盤。


元々は紅葉の下でじゃれあっていたのでしょう。
いつもの恐竜くんもちょっと寒そうです。


難を避けるナンテンの実。葉とともに、食品とともに入れて、防腐剤になるそうです。
花の少ない今の時期、貴重な色味です。


あとはヤブランのツヤツヤした実くらい・・・


花と水のタペストリーの広場に移動します。
絵柄が変わっています! でも今ご紹介するのはちょっと早いかな~
ということで、菜の花の隙間からちらっとだけ。
まだ若い株ばかりなので、正面から見ても模様がよく分からないというのがほんとのところ(笑)


お次はとりあえずバラ園に移動です。
う~ん、前回ご紹介したときからほとんど変わっていませんね。
サーモンピンクのアプリコットネクター


真っ赤なラヴァグルド


そしてストロベリーアイスです。


冬のバラの定番ですね。
それでも明るい花を見るとちょっと暖かくなるような気がします。

明日も続きます。

【撮影:2020/12/19  宇治市植物公園】

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