宇治市植物公園早回り、今日は春のゾーンからです。
クンクン、歩いているとどこからともなく漂うバナナの香り。
これはもしや・・・
やっぱり!
小さい木でしたが、カラタネオガタマ(モクレン科モクレン属)の花が咲いていました。
花は見たことがなくても、この香りをかいだことのある人は多いのでは。
この時期の風物詩ですね。
え、何?ヤグルマギク?
こちら、春にはハナナ、夏にはヒマワリ、秋にはコスモスが咲き乱れる花壇に植えられていました。
まだ蕾が多く、ひょろんと伸びた茎があっちこっち向いてなんだか雑然としています。
一斉に咲いたらどんな感じになるのでしょう。
春のゾーンに花がなかったので、一気に夏のゾーンに突入です。
夏のゾーン=修景池。ラクウショウの緑の羽が目に痛いくらい美しいです。
修景池も、早春の茶色から一気に緑が濃くなりました。
修景池には今何の花も咲いていません。オオヨシキリは盛んに囀っていましたが姿は見えません。
ガッカリしている私を憐れんだのか、ナナホシテントウが出てきてくれました。
収穫ナシで今度はハーブ園へ。
途中に鎮座する兎のペーター君。随分体格が良くなったね!
恐竜くんたちもお元気で何より。
ハーブ園で一番咲いていたのがラベンダーです。
上に兎の耳のような花弁が出ているのはフレンチラベンダーですね。
濃い赤紫色の花が気に入りました。
オシャレな感じですね~
恐竜くんもラベンダーと一緒に・・・
ボリジが満開。
一輪だけピンクの花があって、目を引きました。
この毛深さも素敵です。
タペストリーと鯉のぼりを上からみたところです。
何度見でもこの鯉のぼりの吊るし方、笑えます。
なお、今回省略してしまいましたが、園内いたるところに色々な季節の園芸種が植えられています。
バラ園の花もかなり色々咲いていました。
行かれたら満足すること請け合いです!
これで宇治市植物公園早回りはおしまい。
最後に・・・
フラワーブリッジ入口手前にある大きなトチノキに花が咲いていました。
水がとても好きで、暑さが苦手なトチですが、この木はいつ見ても生き生きしています。
毎年沢山花を咲かせ、沢山の実を付けます。見ている私も元気を貰えます。
皆さんにも元気をお裾分け!
【撮影:2025/5中旬 宇治市植物公園】
地味~に毎週近場をあちこち散策してるので、なかなか投稿が捗りません。
今日は5月中旬に行った宇治市植物公園を駆け足てお届けします。
お~、正門手前の池から見た花と水のタペストリー、ちゃんとヘビさんに見えてますね!
今回は最初に温室に行った後、秋のゾーンから回ります。
(温室の様子は気が向いたらまた投稿しますね。)
よく考えたら5月に秋の庭というのは見られるのは青もみじくらい。
青もみじちゃうやんか~
目を引いた赤い実、何かお分かりですか?
この微妙に毛が生えた実は、ミヤマウグイスカグラ(スイカズラ科スイカズラ属)の実です。
花にも毛が生えていましたが、実にまで! 毛深いのが特徴です。
こちらの白い花はガマズミ(ガマズミ科ガマズミ属)。
野山でよく見かけるコバノガマズミの花はとうに終わっていますが、こちらは少し花期が遅いようです。
葉が大きいですね!
ちょっと青もみじ疲れで、今回はモミジの写真はナシ。
おや、見晴台に登る園路はまだ通行止めのようです。でも手前にあの花がまだ咲いていました。
白い花。こよりのように白い花弁が少し見えていますね。
まだ綺麗に咲いていた箇所を撮ってみました。
お久しぶりにヒトツバタゴ、別名ナンジャモンジャの木です(モクセイ科ヒトツバタゴ属)。
最近時々見かけますが、その多くが4月中に咲き始め、上旬には花が終わっています。
まさか、5月中旬に見られるとは思いませんでした。超ラッキー!
花の広場に向かう通路脇に、こんな花がびっしりと・・・
マユミ(ニシキギ科ニシキギ属)です。
独特の実は見覚えがありますが、こんなに花が沢山咲いているのを見たのは初めて。
ということで、花と水のタペストリ~
R7の文字も、親子のヘビもくっきり!
一番いいタイミングでした。
そして、振り向いたところには・・・
なんと洗濯物状態の鯉のぼりが残っていました~
とっくに5月5日は過ぎていましたが、ちょっと得した気分です。
この先は春のゾーン。その入り口近くで目立っていたのがこちらの花。
遠目にツツジかと思ったのですが、葉が違います。
それに随分可愛い花・・・
調べてみたら、ロードデンドルム・ポンティクムというシャクナゲの仲間のようでした。
ヨーロッパ南西部(イベリア半島など)原産で、花が美しいので各地に園芸用に植栽されたそうです。
ところが繁殖力が旺盛すぎて、イギリスなどでは侵略的植物として管理されているとか。
もう一つ。
巨大ノリウツギ!?と思われた方、いい線いってます。
こちらはトウアジサイ(ユキノシタ科)
ヒマラヤ~インドネシアに自生するノリウツギの仲間で、ヒマラヤノリウツギの別名もあるそうです。
ここまでで園内散歩の前半。一気に載せてしまうつもりでしたが、長くなるので2回に分けますね。
【撮影:2025/5中旬 宇治市植物公園】
先日宇治川にかかる隠元橋を車で渡っていると、土手が紫色に染まっていました。
あれはなんだ!ひょっとして・・・
そこで隠元橋から下流方向に歩いてみることにしました。
これですね!
奥の方に見えているのが隠元橋、手前のゆるやかな土手一面に咲いているのが
ナヨクサフジ(マメ科ソラマメ属)でした。
ナヨクサフジ(弱草藤)はヨーロッパ原産で緑肥や飼料作物として日本に輸入されたそうです。
それがどうしてか野生化し、じゃんじゃん繁殖し、今やこの有様・・・
どこが弱い藤やねん!
右岸の高水敷を下流方向に歩いて行くことにしました。
さすがにこちらは一面紫ではありませんが、あちこちに紫の群れが見られます。
マイアルバムで確認してみると、私が初めてナヨクサフジを見たのは2016年の木津川。
その後、2018年に宇治川の隠元橋上流で繁殖しているのを見つけました。
その後山科川でも見られましたが、その時は純白とピンクと紫が咲いていてまるで園芸種。
さすが外来種アンテナショップ!と思ったのですが翌年にはなくなってしまいました。
今もそれほど咲いていません。
さらに下流方向に歩いて行くと、こんな感じの群落が次々と現れます。
こんな色の花も
ピンクのナヨクサフジ
白いナヨクサフジ。色違いは以前はもう少し咲いていましたが減りました。
さらに下流に進みます。右手奥をご覧ください。なんとなく紫に見えませんか?
こんな感じで、斜面が一面ナヨクサフジ。
さらに高水敷から堤防上の道に上がるとこんな光景が。
まったくどこもかしこも、ナヨクサフジだらけです。
いつもはもう少し他の植物も見られるのですが、今回は行けども行けどもナヨクサフジ。
これって他の植物を駆逐しているのでは・・・
現時点では特に特定外来や侵略的外来種などの指定はされていないようですが。
ちなみに在来種のクサフジは今や超レア。地元で見られる場所はありません。
【撮影:2025/5 宇治川】
今日は道草散歩の番外編です。
週末まとまった時間がとれないときは地元で道草散歩をしています。
今月はそんな日が多かったので、マイ道草フォルダはすでにビッシリ。
そちらは月末のお楽しみとして、今日は池の畔で見た道草以外の木々や虫をご覧くださいませ。
なお、特定の日の写真ではなく、ちょこちょこ歩いて撮りためたものです。
この季節になると池(川)の畔の木々が遠目にも白く見えます。
ハリエンジュ(マメ科ハリエンジュ属)、別名ニセアカシアです。
さすがはマメ科、やせた土地でもよく育つ特徴があり、ぼうぼうの空き地にも沢山生えています。
かなりのっぽの木ですが、猛烈な台風など来ると倒れそうでちょっと不安です。
ちょうどいいタイミングだったので、純白の蝶形花が房状にぶら下がる姿はとても綺麗。
それにしても、「針」エンジュなのに針がありません。
調べてみたら、トゲナシハリエンジュという品種があるようなので、そちらかも。
北米原産です。
同じく池のほとりで咲き始めていたのがこちらです。
今はちょうど満開ですが、この咲き始めもなかなかの風情。
センダン(センダン科センダン属)です。
元々温暖な海岸沿いなどに多く生える木だったそうですが、今はかなり北上しているそうです。
地元ではこの時期、遠目にもふわふわと綺麗に見えます。
近くで満開になっていたこちらは、花を見なくても香りで分かります。
ノイバラ(バラ科バラ属)です!
つる性落葉低木で、バラの原種です。
園芸種の台木に使われ、香水の原料になるなど、働き者です。
唯一の欠点が棘!
うっかりニットの服などで近づくと、からめとられて身動きできなくなります。
ジャケツイバラに次いで恐ろしい木です(笑)
ここまで咲くと圧巻ですね~
そのすぐ近くにこんな木を発見しました。
緑の毛の生えた実が生っています。緑の青々した葉も綺麗です。
こちらはひょっとして去年完全に伐採されたヤマグワでは!?
そう思って、10日後くらいに再訪すると、やっぱり!赤く、黒く熟していました。
写真を撮っていると画面に虫が写り込んだり、見つけて撮ったりすることがあります。
こんな感じで。キチョウが枯れかけのコメツブツメクサに止まっているところです。
こちらはキタテハでしょうか。ノンビリ休んでいたので撮り放題。
こちらは今年初見のコシアキトンボ!
「空いている」部分は白と思っていましたが、こちらは黄色がかっています。
調べてみたら、メスと未成熟雌雄は黄色なんだそう。どちらでしょうね~
最後にオマケ。こちらは池の畔ではなく公園樹なのですが、ちょっとびっくりしたので。
遠目に白く見えたので近づいたらこんなに咲いていました。
何の花だと思われますか?
なんとエゴノキでした!
もう蕊が黄土色に変わり始めていたので、最盛期は過ぎたところでしょう。
下にも沢山の花が落ちていました。
それでもこの数!実がどうなるか楽しみです。
【撮影:2025/5上~中旬 宇治市】
やんたん、伏見、桃山御陵に続くGW近場お散歩第四弾は宇治大吉山・朝日山です。
大吉山(仏徳山)は標高131m、お隣の朝日山は124mで坂が苦手な私でも簡単に登れます。
冬場はヤマガラが遊んでくれるので楽しめますが、新緑のこの時期もお勧めです。
いつもの通りさわらびの道を進み、
朱塗りの宇治上神社鳥居をくぐり
パッチワークのような景色を眺めながら進むと、右手に大吉山の登り口が現れます。
GWでしたがそれほどの人出ではなく、マイペースで登ることができました。
こんな坂かどうかわからないほどの緩やかな九十九折を歩いて行きます。
走っている人も結構います。
とてもいいお天気。あ、何か白い花が咲いています。
エゴノキだ~
咲き始めは綺麗ですね~
近所の花はもうすっかり散ってしまい、地面が真っ白になっています。
遠くにクリーム色に見えるもこもこの木が見えています。
こちらはシイ。この辺りは照葉樹林帯なので、スダジイやツブラジイなどのシイが多いです。
花は青臭い匂いで、ちょっと苦手です。
今度は何でしょう。緑の葉のところどころに、赤い葉が交じっているのは・・・
カナメモチですね!この時は蕾でした。今は真っ白の小さい花が沢山咲いています。
若々しい緑は・・・
宇治市の木、イロハモミジです。
白い花を沢山付けた木がありました。ひょっとして・・・
やっぱり!
クロバイです!
いつも終わりかけか終わってから見るので、こんな綺麗な花を見るのは初めて。
ハイノキ科ハイノキ属で、サワフタギと同属です。
だらだらと登っていきます。こうやって見ると、普段より人が少ない位・・・
観光客はここには登らず、宇治上神社から源氏物語ミュージアムに行ってしまうようです。
まだ咲いていたツバキ!
そして、ようやく展望台に到着です。
長くなりすぎるので、やっぱり続きは明日にします。
【撮影:2025/5上旬 宇治市】