2025年4月の道草日記です。
4月は暑くなったり寒さが戻ったり振り回されましたが、きちんと花は咲いてきました。
道草日記なので記事は植物だけですが、鳥たちも恋のシーズンとなり賑やかに囀っています。
そんな4月をどうぞごらんください。
※名前は五十音順、☆印は当月初見。以下同様
〇花が咲いていたもの 112種類 +58
特に断らなかったら花です。
・アカカタバミ(花)
・アカツメクサ ☆
他の場所では見たことがありましたが、道草散歩コースではお久しぶりの花でした。
・アケビ ☆
鉄道用地に生えた木に絡みついていたのを発見した私は偉い!?(笑)
・アメリカオニアザミ(蕾)☆:どんどん葉がごつくなってきたな~と思ったら蕾が・・・
・アメリカフウロ(花)
・アリアケスミレ(花)☆
前に生えていた場所が舗装工事でアスファルトでガチガチに。でもその近くにまた生えてきました!
・イヌガラシ ☆
一旦消えていましたが、また生えてきました!
・イヌムギ(穂)☆
イネ科は超苦手!しかもなかなか特徴が分かる写真が撮れません。
・イモカタバミ
・ウラジロチチコグサ(花)
葉の表は深緑で艶があり、裏が白っぽいのが特徴です。
・オオイヌノフグリ(花)
・オオカワヂシャ(花:特定外来)☆
ついに咲き始めましたが、駆除されたのか去年咲いていた場所にはわずか。
・オオキバナカタバミ(花)
・オオキンケイギク(特定外来)☆:広い範囲ではありませんが、蕾を付けた株を発見
・オオジシバリ(花)☆
畦道に沿って沢山咲いていました。一か所だけなのが不思議。
・オオバコ(花)☆:草刈りしたマンションの庭で咲いていました。お気に入りの場所のようです。
・オッタチカタバミ(花)☆
カタバミの花が咲いたと思ったら、花も葉もびよ~んと伸びてオッタチと判明。
・オドリコソウ(花)☆
沢山の花が踊り始めました!色はほぼ白ばかりです。
・オニタビラコ
・オニノゲシ ☆
ノゲシより葉が荒々しくきつい棘と艶があります。たまに見かけます。
・オヘビイチゴ(蕾)☆
ヘビイチゴに似ていますが、葉が3小葉ではなく、5小葉です。
・オヤブジラミ(花)
・オランダガラシ(花)☆:すっかり原稿を書き終わった29日の夕方、用水路の中で見つけてしまいました。
・オランダミミナグサ(花)
・カキドオシ(花)☆
香りでしか分からなかったカキドオシの花に、下旬になって一斉に花が咲き始めました。
・カズノコグサ ☆
春の田んぼの定番、カズノコグサが沢山生えてきています。
・カスマグサ ☆
カラスノエンドウとスズメノエンドウの中間サイズ。慣れると遠目でもすぐ分かります。
・カタバミ(花)
・カモジグサ(花)☆:上旬に葉、下旬に蕊がぶら下がった穂を見つけました。
・カラー(花)
結構長期間咲いているカラーですが、4月から咲き始めるのですね。
・カラスノエンドウ(花)
・カラスムギ(穂)☆
イネ科は葉のときはほぼ分かりませんが、穂が出てくると区別できることも。カラスムギは一気に群生です。
・カンサイタンポポ
・ギシギシ(花)☆
・キショウブ(花)☆
池のほとりのあちこちの葉から黄色いショウブの花が咲いてきました。
・キツネノボタン(花)☆
昔も今も田んぼの雑草で、触るとかぶれるので親には注意されていました。
・キュウリグサ
・キンポウゲ(花)
4月になって、キンポウゲ属の花が一斉に咲き始めました。こちらがザ・キンポウゲです。
・クサイチゴ(花)
・ゲンゲ ☆
やっぱりレンゲ(蓮華)の方がピンときます。幼いころ田んぼにレンゲ罪に行ったことを思い出します。
・コウゾリナ ☆:すごく背の高い草なのに、蕾が付くまで全く気付いていませんでした・・・
・コハコベ(花)
・コバンソウ(穂)☆
こんなに一気に咲くものでしょうかね~これが本当の小判だったら・・・
・コマツヨイグサ(花)☆
朝見ると、葉しかなかった場所に花が咲いていました。
・コメツブツメクサ(花)☆
春はスゴイ。こちらもものの数日でびっしり咲きました。
・シロツメクサ(花)
・シロバナタンポポ(花)☆
去年咲いていた場所が防草シートに覆われ、こちらは別の場所で発見。
・スイセンの仲間
・スイバ(花)☆
なんだかあちこちで咲いています。ギシギシよりこの時期多いです。
・スズメノエンドウ ☆
4月は、カラス、カスマ、スズメの三姉妹が揃いました。こちらが末っ子。
・スズメノカタビラ
・スズメノテッポウ
・スノーフレーク(逸)☆
今年は3か所で逃げ出して咲いている花を見かけました。
・スミレの仲間(花)
これまで適当に〇〇スミレと書いていましたが自信がなくなってきました。今回見たスミレの仲間の写真を並べておきます。
ザ・スミレかしら
アメリカスミレサイシン?
ノジスミレかと思っていましたが、コスミレという気もしてきました。
・セイヨウカラシナ(花)
・セイヨウタンポポ(花)
・セッカニワゼキショウ ☆
GW頃に咲き始めるニワゼキショウ、お散歩道には白花バージョンが咲きます。
・タガラシ(花)
・タチイヌノフグリ(花)☆
庭の隅に咲いていた花、やっと昼間に開いているところを撮れました。
・タチチチコグサ(花)
・タチツボスミレ
・タツナミソウ(逸) ☆
ヒメツルソバが群生する水路の斜面の石垣、去年から白いタツナミソウが咲き始めました。
・タネツケバナ
・チチコグサモドキ(花)
・ツクシ(胞子茎)
・ツタバウンラン
・ツメクサ(花)
・ツボミオオバコ(穂)☆
普通のオオバコに比べて柔らかい感じです。帰化植物で、結構群生します。
・ツルニチニチソウ
・トウバナ(花)☆:上旬は葉、下旬は花を見つけました。どちらも溝の中です。
・トキワハゼ
・トゲミノキツネノボタン(花)☆
キツネノボタンに比べて背が低く、実も少し雰囲気が違います。欧州原産の新興勢力です。
・ナガミヒナゲシ(花)
雨の後、線路沿いのナガミヒナゲシが一夜で全部白く変身していました(右の写真)。ここだけです。
・ナズナ(花)
・ナヨクサフジ(花)☆
派手な紫でぐいぐい繁殖する様子はとても目立ちます。
・ナルトサワギク(特定外来)☆
それほど増えもせず、植え込みの下など神出鬼没に現れます。
・ニセカラクサケマン(花)
・ネズミムギ(花)
イネ科の葉が繁った場所、いったいどんな穂がでてくるのかと思ったらネズミムギでした。
・ノゲシ(花)
・ノヂシャ(花)
「チシャ」の名の通り、芽生えの葉はサラダにして食べられるそうです。
・ノボロギク(花)
・ノミノツヅリ(花)
・ハタケニラ(花)☆
白っぽく見えるニラのような葉の中央から茎がのびて白い花が咲きました。食用になりません。
・ハナカタバミ(花)
・ハナニラ(逸)☆
こちらもまるでお花畑のように咲いている場所があります。アルゼンチン原産。
・ハナヌカススキ(花)☆
ずっと気になっていた細い細い葉、穂が出てきて初めてハナヌカススキと分かりました。
・ハハコグサ(花)
・ハルガヤ(花)
・ハルジオン(花)☆
ヒメジョオンに比べて花期は短く、繊細な糸のような舌状花が時にピンクになり美しいです。
・ヒメウズ
・ヒメオドリコソウ
・ヒメジョオン ☆
ハルジオンより少し遅めに咲く印象でしたが、今年は同時に咲き始めました。
・ヒメツルソバ
・ヒメブタナ ☆
この時期、あちこちでヒメブタナが咲いています。ブタナより多いです。
・ヒメリュウキンカ
・ブタナ
・フラサバソウ
・ヘビイチゴ(花)☆:曇った日だったので花が開いていませんでした。
・ヘラオオバコ(花)☆
葉から長い花柄が伸びてきて、雄蕊の鉢巻きを巻いた穂が沢山。
・ペラペラヨメナ(花)☆
群生していた場所が草刈りで一掃された後、また葉が出て下旬には花が。
・ホトケノザ(花)
薄いピンクのホトケノザは一か所だけで毎年見られます。ノーマルタイプとのコラボです。
・マツバウンラン(花)☆
長く伸びた茎の上に涼し気な紫の花が揺れる姿は可愛いですね。
・マメカミツレ
・マメグンバイナズナ(花)
・ミチタネツケバナ(花)
・ミドリハコベ(花)
・ムシクサ(花)
・ムスカリ(逸)
・ムラサキケマン(花)
驚くほど沢山の花が咲きましたが、すぐに実になりました。
・ヤエムグラ(花)☆
小さい小さい花は、よく見るととても可愛いアカネ科の四弁花。
・ヤグルマギク(逸)☆
安定して同じ場所に生えてきます。下旬には花が咲きました。
・ユウゲショウ ☆
4月は油断できません。月末になって、なんとユウゲショウの花が!
〇葉、芽が主 67種類 -7
特に断らなかったら(葉)です。
・アオツヅラフジ ☆
新芽は柔らかくて食べられそうに見えますが、全草毒です。
・アカカタバミ(葉)
・アメリカイヌホオズキ ☆:アメリカイヌホオズキより葉が細身です。
・アメリカオニアザミ(葉)
・アメリカフウロ(葉)
・アルストロメリア
・アレチハナガサ
・イグサ科(名前不明)
・イタドリ ☆
太い茎は水気が多く食べられますが、酸っぱい。
・イヌホオズキ(葉)☆:アメリカイヌホオズキより葉の幅が広いです(広卵形)。
・ウチワゼニクサ
・オオカワヂシャ ☆:葉の段階ではカワヂシャとの区別が分かりません。
・オオイヌタデ ☆:花は秋ですが、葉は春に出ているのですね。
・オオカワヂシャ(葉)
・オオバコ
・オカタイトゴメ
・オギ(葉)☆:枯れた去年の株の下に、綺麗な緑の葉が沢山出てきました。
・オドリコソウ(葉)
・オヘビイチゴ
・オヤブジラミ
・オランダミミナグサ(葉)
・カキドオシ(葉)
・ガガイモ(葉)☆:早くも今年の葉が出てきたようです。
・カタバミ(葉)
・カニクサ
・カモジグサ ☆:去年と同じ場所に生えてきたので多分・・・葉だけではイネ科はわかりません。
・ギシギシ(葉)
・キショウブ
・キンボウゲ(葉)
・クズ ☆
この時期に葉が出てくるのですね。すでにツルがどろどろ伸びてきています。
・コメツブツメクサ(葉)☆:枯れ葉の下からぐいぐい葉が出てきました。下旬には花。
・シロザ ☆:つい先月まで去年の実のあとが残っていたのに、今月新芽発見。
・スギナ
・セイタカアワダチソウ
・セリ
・センニンソウ(葉)
・タチイヌノフグリ(葉)☆:道端のクワガタソウ属、これで揃いました。
・タチチチコグサ
・タマスダレ
・チチコグサモドキ(葉)
・ツルニチニチソウ
・ツルマンネングサ
・トウバナ(葉) ☆
溝一面に生えていました。多分トウバナだと思います。
・トキワツユクサ
・ドクダミ ☆:梅雨のころには一面に花が咲くのでしょうね・・・
・トゲヂシャ ☆:縦に葉が付くような姿は、遠目にもよく分かります。
・ナガエコミカンソウ ☆:多年草はたとえ溝蓋隙間でも毎年同じ場所に顔を出します。
・ナンバンカラムシ ☆
前はカラムシと思っていましたが、幅広の葉の形を見るとナンバンカラムシのようです。
・ニゲラ
・ノコンギク(葉)
・ノビル(葉)
・ハタケニラ(葉)
・ハナヌカススキ ☆:近くの公園にはツボミオオバコとハナヌカススキがびっしりです。
・ハルジオン(葉)
・ヒガンバナ
・ヘクソカズラ(葉)☆
この時期、道のつる草三羽烏のひとつ。残りは、アオツヅラフジ、センニンソウ。
・ヘラオオバコ
・ペラペラヨメナ(葉)☆
上旬に葉、下旬には花が咲きました。
・マツバウンラン(葉)
・ムラサキカタバミ(葉)
・メキシコマンネングサ
・ヤエムグラ(葉)
・ヤブガラシ(新芽)
・ヤブカンゾウ
・ヤブラン
・ヨウシュヤマゴボウ ☆
こちらも毎年しぶとく生えてきます。生え始めの葉は綺麗です。
・ヨシ(葉)☆:池のほとりのヨシ原が緑色に変わってきました。
・ヨメナ
・ヨモギ(葉)
〇実、種、終わりかけ 21種類 -12
・オオオナモミ(実)
・オギ(綿毛が落ちた後)
・オヤブジラミ(実)☆
オヤブジラミ群生場所を発見。当然のように、花の後は実になっていました。くっつくんですよね~
・カラスウリ(実)
・カラスノエンドウ(実)☆
花が咲いたかと思うと、次々実になっています。
・コセンダングサ(実)
・スズメノエンドウ(実)☆:可愛い実の写真を撮り損ねました。
・スズメノカタビラ(実)
・スミレの仲間(実)
・セイヨウタンポポ(綿毛)
・トゲミノキツネノボタン(実)☆:花はキツネノボタンのようですが、実はかなり感じが違います。
・ナズナ(実)
・ノゲシ(綿毛)
・ノボロギク(綿毛)
・ヒメジソ(実のあと)
・マメアサガオ(実)
・マメグンバイナズナ(実)
・ミチタネツケバナ(実)
・ムシクサ(実)☆
先月「発見」したムシクサに、丸い実が出来ていました。なるほど。
・ヨモギ(実のあと)
・ワルナスビ(実)今頃発見。
以上、のべ200種類。
先月見た数が161種類でしたので、39種類増えました。
ビックリするほど増えたと思ったのに、意外と増えていない?
いえいえ、花だけ見ると58種類も増えています。
どの花も暖かくなるのを待ちかねて開花!ちょっとしたお散歩のたびにリストを更新するのが大変でした。
ほとんど毎年咲く常連さんですが、ちょっと驚いたのがヒメブタナ。
ブタナの茎が伸びてきたと思ったら、ほとんどヒメブタナでした。
芝生のヒメブタナはその名にふさわしく超ミニサイズで可愛いです。
それと、お庭から逃げ出した系も増えましたね~
特に、スノーフレークやタツナミソウの群生はかなり見ごたえがありましたよ!
さて月末は少し気温が落ち着きましたが、来月はまた真夏の暑さになるのでしょうか。
どんな花が見られるでしょうね。
【撮影:2025/4 宇治市】