なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

道草日記 2021年9月

2021-09-30 05:20:33 | 道草日記

令和3年9月の道草日記です。
比較的気温も安定し、多少雨は多かったものの、植物にとっては過ごしやすい日が続いたようです。
そのせいか分かりませんが・・・
夏の花、返り咲き!?
秋の花、もう咲いた!?
さてさて、悲鳴を上げるなつみかん、大丈夫でしょうか。
そして、今月の道草はどうなったでしょうか?

〇花が咲いていたもの (五十音順、以下同様) 
☆印は9月に今シーズン初見 だったもの、(逸)は園芸種の野生化。

・アオツヅラフジ
・アカカタバミ
・アカツメクサ
・アキノノゲシ ☆
淡いレモン色の花がとても青空に映えるのですが、草全体はとても大きくてごつく、結構「駆除」されています。


・アメリカアサガオ ☆
これも9月の声を聞いてすぐに沢山咲き始めました。葉はいわゆる朝顔型です。


・アメリカアゼナ ☆ あまり自信はありませんが、去年も田んぼの畦に咲いていたので・・・
・アメリカセンダングサ ☆ 何と自宅のプランターに一本咲いています。私が持ち帰ったのでしょうね。
・アレチウリ ☆ 花は結構可愛いですが、特定外来生物です。まあ、クズに匹敵する繁殖力なので、持ち帰る人はいないと思いますが・・・
・アレチニシキソウ
・アレチヌスビトハギ(花)☆ 沢山生えていた公園、朝は花が開いていないので、休日に写真を撮ろうと思ったら見事ツルツル草刈りでした・・・

・アレチハナガサ
・イタドリ
9月後半になって、あっという間に花が咲き始め、遠目には真っ白に見えるくらいです。この写真は雄株。


・イヌガラシ 
・イヌホオズキ
・イヌタデ 
・イノコヅチ
イボクサ ☆
感激です!なんといつものお散歩道の水路でイボクサの群生を見つけました。
近づけないので、こんな写真しか撮れないのが残念!
 

・エノキグサ
・エノコログサ
・オオアレチノギク

・オオニシキソウ
・オオバコ
・オシロイバナ
涼しくなって、朝少し遅い時間でもまだ沢山咲いています。


・オッタチカタバミ

・オニタビラコ
・オヒシバ
・オモダカ ☆
田んぼで偶然見つけました。


・ガガイモ ☆ 大好きなガガイモの花が咲きました。次は実だ~ 

・カタバミ
・カヤツリグサ
・カラスビシャク ☆
農家の溝に生えていました。田んぼの雑草がこんなところで生き延びて・・・


・カラムシ(花) 

・カンナ(逸)
いったいいつまで咲いてるねん、と言いたくなるほどずっと咲いています。


・キカラスウリ

・キレハノブドウ(花)実の写真は後の方で。
・クサネム(花) 
ゴキヅルの近くで護岸の隙間から咲いていました。



・クズ(花)☆ なかなか花が咲かなかったのですが、一気に咲きました。
クワクサ
・ゴキヅル ☆
普段の投稿でも載せましたが、ビックリするほど増えています。


・コセンダングサ
線路脇にも見上げるほど大きいコセンダングサが沢山。今度写真撮ってきます!


・コマツヨイグサ
・コミカンソウ(花)
・ザクロソウ
・サデクサ ☆
京都府では絶滅危惧種だそうですが、何か所かで確認できています。


・ジュズダマ ☆
何か所かで、立派な玉と花を確認しましたが、次に行ったときはバッサリ・・・田んぼの雑草です。


・シロツメクサ

・スイフヨウ ☆
今回は、一重と八重。八重の方はつい最近咲き始めました。
丈夫なのか、野生化しています。

 

・ススキ ☆
中秋の名月ごらんになりましたか?こちらは曇りで見えませんでした。


・スベリヒユ
・セイバンモロコシ
・セイヨウタンポポ
やはりいつでも咲いています。たまには証拠写真を・・・


・センニンソウ
もうそろそろ花は終わりです。写真は9月初めのもの。

 
・タカサブロウの仲間
・タチスズメノヒエ

・タマスダレ ☆(逸)
いつも水鳥が周りで休んでいる池の小島、見たら沢山のタマスダレが。どこから来たの!?


・チチコグサモドキ
・ツタバウンラン 
・ツユクサ
・トキワハゼ
・トゲヂシャ
・ナルトサワギク
・ニガカシュウ
・ニシキソウ(花)葉は見ていたのですが、今月花が咲いていました。
・ニラ
なんだかあちこちに広がっているようです。


・ノアサガオ 
暑い間はちょっと元気がなかったのですが、また花が増えてきました。


・ノゲシ

万年咲いている花。涼しくなって花数も増えました。


・ノコンギク
近くの水路でまだ咲いていました。


・ノブドウ(花)
・ハゼラン
・ハナカタバミ(逸) ☆
これは逸出なんでしょうかね~イモカタバミと並んであちこちに咲いています。


・ハマクマツヅラ 
小さすぎる花、頑張って撮りました。近くに写るメヒシバと比べても小さいのがお分かりでしょうか。


・ハマスゲ
・ヒガンバナ ☆
突如現れてあっという間に去っていく花。歩道脇の植え込みがえらいことに・・・
 
 

・ヒナギキョウ
・ヒメジョオン
真夏はしょぼくれていましたが、最近また結構沢山咲いてきました。


・ヒメツルソバ
9月後半になってビックリするほど増えました!やはり秋が最盛期。


・ヒメマツバボタン ☆
街路樹の下の植え込みなどに多数繁殖。濃いピンクの花が咲いて気づきました。
 
 

・ヒメムカシヨモギ
舌状花が目立つのでそうではないかと・・・



・ヒルガオ 
・ヒレタゴボウ
大きな株は抜かれましたが、イネの下にしたたかに生きのびていました。


・ヒロハホウキギク ☆
花小さすぎ!先週末行ってみたらもう半分綿毛になっていました。


・ブタナ
・ヘクソカズラ(ヤイトバナ、サオトメバナ)
先月も雨に濡れた写真だったような・・・つい撮ってしまいます。


・ホシアサガオ ☆
ないと思っていたら、突然下旬になって群生しているのを発見!


・ホソバツルノゲイトウ

・ホトケノザ ☆
最近春と秋の二期咲きになっていますが、ついに秋バージョンが咲き始めたようです。


・ホナガイヌビユ
・ボントクタデ ☆
いつもの水路脇で咲き始めたタデ科。葉に黒い斑紋、垂れ下がって蕾赤いところから、ボントクタデかと。


ママコノシリヌグイ
最盛期です!


・マメアサガオ(花)
・マメグンバイナズナ
・マルバアメリカアサガオ ☆
アメリカアサガオのそっくりさんですが、葉がハート型。


・マルバツユクサ
・マルバルコウ
9月下旬になって、ものすごい勢いで咲き始めました。


・メヒシバ
・メマツヨイグサ 
・メリケンガヤツリ
・ヤブガラシ(花と実)
・ヤナギバルイラソウ(逸出)
・ヤハズソウ ☆ 団地の芝生になぜか突如群生・・・

・ユウゲショウ
・ヨウシュヤマゴボウ
・ヨシ(穂)☆ 新しい緑の穂が沢山出てきました。
・ヨモギ(蕾)もうすぐ咲くかと。地味ですが。
・ランタナ
花が可愛いので、ついつい撮ってしまいます。


ワルナスビ


〇葉、芽のみ
・アカザ 
・アリアケスミレ
・ウチワゼニクサ
前に投稿しましたが、池にぷかぷか浮いていました。やっかいな外来種なので定着しなくていいです。


・カニクサ

・シロザ 
・スギナ
・スミレ  
・セイタカアワダチソウ
・タチツボスミレ
・ツルマンネングサ
・トキワツユクサ
・ドクダミ
・ミゾソバ 
・メリケンカルカヤ ☆
・モリムラマンネングサ


〇実、種、終わりかけ 
・イシミカワ ☆

緑の実を載せてみました。探したら先月もあったかもです。


・ギシギシ
・キレハノブドウ ☆
この美しい実。イチオシです!


・コミカンソウ(実)
・ナガエコミカンソウ(実)
・ノブドウ(実)
・ヤマノイモ(むかご)☆ 沢山付いていました
・ヨウシュヤマゴボウ
・ワルナスビ(実)
珍しくワルナスビの実を見つけました。ミニトマトに似ていますが、黄色く熟しても猛毒なので絶対に食べてはいけません!


以上、のべ130種類。
先月の107種類と比べるとかなり増えました。
しかも、花が咲いている種類が106種類!
☆マークは31種類と、これまたかなりの増加。
これまでになく整理に時間がかかり、冒頭の悲鳴と相成ったわけです。

え、こんな長々しい記事を最後まで見せられた皆さんの悲鳴が今聞こえたような・・・(笑)
今月も長々とありがとうございました!

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府道を行く・府道3号線(3)~ついに白川茶の茶畑に出会う

2021-09-29 05:20:55 | 府道を行く

白山神社を出て先に進むとついに茶畑が見えてきました。
前に木津川畔で見た浜茶と同様、黒い寒冷紗が見えます。



元々宇治茶は寒冷紗などで覆って甘みのある碾茶(てんちゃ)を作り、抹茶の原料にしてきました。
ここ、白川の茶畑では、寒冷紗栽培のほか、葦簀に藁を載せた本簀栽培(ほんずさいばい)も行われているそうです。
道の両側にどんどん茶畑が見えてきました。






やっと小さい説明板がありました。
ふむふむ、江戸時代から谷あいでお茶栽培が行われていたのですね。
そして今も伝統的な製法が継承されているという・・・
それにしても、実に控えめな広報です。



この時期のお茶の葉はこんな感じで、勢いよくのびています。

よく見ると、花の蕾が出来ていました。お茶の花は、花のない冬に咲きます。


と思ったら、また咲いている木を見つけました。
ものすごい蕊の数です!
普通、晩秋から冬にかけて咲くので、少しこの木は早いですね


そうこうしているうちに、交通量の多い道路に行きあたってしまいました。
ここで終点なのでしょうか。
以前さらに歩いて宇治市植物公園に行ったことがありましたが、今は休園中。
しかもすごい上り坂なので、今回は潔くUターン。

それにしても、宇治茶ソフトを食べさせてくれるお店くらいはあるかと思ったのに、何もありませんでした。
と思ったら、1軒お茶屋さんを見つけました。
入り口までいったのですが、お昼時だったので「御用の方はこちらに連絡を」と携帯番号の張り紙が。
わざわざ出てきてもらって冷やかしだけ(多分)は申し訳ないので、今回は中に入らず退散しました。



血糖値も下がりちょっと疲れてきたところで嬉しい出会い。
今年お初の白いツユクサ!


普通昼前には萎むのに、待っててくれました!
 

これで元気100倍です!
タイトルの府道3号線はほんのちょっとだけでしたが、とても楽しい散策が出来ました。

最後の写真は、府道側から、いつもの宇治川沿いの道を見下ろしたところです。
右下方向に向かう道が、一昨日の記事に載せた白川への道です。

今回もほとんど府道と関係ない記事を長々とご紹介してしまいました。
全部読んでくださってありがとうございました!

【撮影:2021/9/19  宇治市】

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府道を行く・府道3号線(2)~金色院鎮守社・白山神社にて

2021-09-28 05:22:46 | 府道を行く

宇治白川のお茶を求めて歩いて行くと、ほどなく白山宮と書かれた石燈籠と木の古い門が見えてきます。
昨日の記事に載せた、白川に向かう道の角にあった「白山神社」と書かれた道しるべを覚えておられるでしょうか。
その白山神社はこの門の先にあります。
せっかくなのでお参りして行くことにしました。



ところで白山神社は神社なのに、どうして鳥居ではなく、お寺のような門があるのでしょうか。
この説明はすこし長くなるので、興味のない人はすっぱり読み飛ばしてくださいね。

元々宇治の地は平安貴族の別荘地。かの有名な平等院は光源氏のモデルと言われた源融の別荘でした。
その持ち主が次々と変わり、最後は皆さんご存知の藤原道長の別荘・宇治殿となりました。
道長の息子の頼道の娘、寛子によってこの白川の地に平等院の奥院として建立されたのが金色院です。



金色院は一時隆盛を極めましたが、15世紀後半に放火により焼失、その後再興したものの明治の廃仏毀釈で廃寺に。
その金色院の鎮守社が、これからご紹介する白川神社です。
創建は1142年、平安時代ももう終わりの頃です。

で、話を最初の門に戻しますが、この門は室町時代に再建された金色院の惣門だったそうです。
なので、鳥居ではなくお寺の門だったんですね。
本題に入る前の説明が長くなりました。
さて、発掘調査が進められている金色院跡の周り、今はのどかな田園地帯です。
(お茶はないけど・・・)
ヒガンバナが綺麗に咲いていました。




いよいよ神社に向かいます。(何気に宇治警察署のポスターの目が怖いです)


結構急な石段・・・うう、頑張ります!


・・・やっと登り切りました。
上がったところにまず見えるのが拝殿(重要文化財)。珍しい茅葺屋根のお堂です。


その奥にあるのが本殿です。ご本尊は伊邪那美尊。


本殿向かって左側には摂社でしょうか。三柱祀られていました。


本殿の向かって右にはなんとこんなものが・・・大砲?
何の説明もないのでよく分かりませんが、どこからこんなものが出てきたのでしょうか。


下を見ると、小さな小さなウリクサが沢山咲いていました。


お参りも済ませたので下ります。下りの方が怖いです・・・


下りたところの小さい橋の下には、小さい川が流れていました。
川沿い少し行くと、小さい赤い鳥居が。
何をお祀りしてるのかちょっと心霊スポット的な雰囲気・・・


さて、今日の目的はお茶。先に進みましょう。
石段の下でスケッチをされていた方々の間をすり抜けて、元の通りに戻りました。
途中で見かけた花たち。
アキノタムラソウ(シソ科アキギリ属)


ダンドボロギク(キク科タケダグサ属)の綿毛。そこら中、雪のように舞っていました。


ヒガンバナ(ヒガンバナ科ヒガンバナ属)にアゲハチョウのお客さん。
実はならないのに、蜜は出るんですね~


休耕田に嬉しい出会いが。今年初見のチョウジタデ(アカバナ科チョウジタデ属)と・・・


なんと会いたかったイボクサ(ツユクサ科イボクサ属)!


    

お茶に会う前に、嬉しい出会いが沢山あって大満足・・・
足どりも軽く、さらに先に進みました。

【撮影:2021/9/19  宇治市】

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府道を行く・府道3号線(1)~日本遺産の看板に引かれて・・

2021-09-27 05:35:38 | 府道を行く

お待たせしました!
府道が行くシリーズ第三弾は府道3号線です。
どこにあるのかと思いきや、なんとはいつもやんたんに行くとき通っている宇治川ラインそのものでした。
起点は滋賀県大津市(なので滋賀県道3号線でもあります)、終点は宇治橋西詰交差点です。

ちなみに宇治橋西詰交差点は宇治市の交通の要所になっており、なんと6本もの府道の起点または終点になっています。
いずれ全部通ってみたいですね~
(宇治橋西詰の標識。残り3本はどこや~ですが、まあおいおい・・・)


さて、話を府道3号線に戻します。
なぜこの府道が気になったかというと・・・


この写真を撮ったのはいつも行く天ケ瀬ダムへの分岐点。
府道の六角形の標識(ヘキサ)の奥、遠くに小さく見える緑の看板にお気づきでしょうか。
歩道を歩いて近づいてみました。
そう、こちら前回流れ橋の回で紹介した日本遺産、日本茶800年の歴史散歩の看板です。
しかも「白川地区の茶畑」とあります。
これは行ってみるしかないでしょう・・・
ということで天ケ瀬に向かう道に戻りました。
 

ところで歩道に咲いていたこの花。


あ、オトコエシが咲いてる!と思って見てみたら、白い花ではなく、白と黄色の花の混じりでした。
オトコエシって花の色がスイカズラみたいに白から黄色に変わったっけ?
不思議に思って調べてみると、こちらはどうもオトコエシの変種のオトコオミナエシのようです。
結構可愛いですよね。


白川地区の茶畑に行くには、徒歩の場合府道3号線をくぐる道が便利です。
こちらは東海自然歩道にもなっています。
気になる「白山神社」の道しるべ。


パンフレットも何もない状態でのスタートです。
全く行き当たりばったり・・・というわけではなく、白川へは以前何度かいったことがあります。
でもその時茶畑を見た記憶は全くないんですよね~

しばらく歩いたところで見つけた「京都府立茶業研究所」の看板。

休日なので閉まっていると思いましたが、ひょっとして周りに茶畑があるかも・・・
淡い期待を胸に、道を曲がりました。


あれ、山の中に入っていくようです。しかも茶畑と違って、どうみても竹林・・・


登って登って・・・頂上に茶業研究所がありました!


休日なので当然閉まっていました・・・
唯一の救いは、説明板が表にあったこと。→ 
説明によると、こちらは京都府の施設で、「宇治茶について、茶業者の経営の安定向上と消費者ニーズにこたえるため、
高品質化のための栽培・製造技術の確立、品種育成、環境保全、製品開発を主とした研究開発に取り組んでいます。
とのことで、要するに原料のお茶・製品としてのお茶の研究施設のようですね。

中の建物はなかなかユニークです。これも京都府産の木材を使ったという凝りよう。


しかーし!茶畑は見える範囲には全くなし。
当てが外れました。
仕方がないので、竹を見上げながら帰りました。


丘から見ると、青々した田んぼ作業中の男性・・・いや、違います。
カカシでした~
やけにリアルで、このほかにも3体くらいが思い思いに作業していました。


下まで降りると、やっぱりヒガンバナ。


まだ季節外れ? 早熟?なお茶の花が咲いていました。


こちらは実ですね。


ということで、府道3号線はさわりだけ、後の道のりも前途多難です。
続きもご覧くださいね~

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お庭の夏みかんにアゲハの幼虫が沢山!

2021-09-26 06:00:49 | 植物

なにもないない、なつみかんの庭にジュズサンゴの花が咲きました!
4本の花穂が出ています。赤い実が生ってくれたら嬉しいです。


さて、今日の本題はこれではありません。
少し前、ブロ友さんの間でちょっと流行ったアゲハの幼虫。
わが家の夏みかんの木、久しぶりに見に行ったら、なんと幼虫ラッシュ!
ナミアゲハ、1齢幼虫でしょうか。とっても小さいです。


近くの葉の上にはつやつや緑色の幼虫。大きさ的には終齢幼虫でしょうか。
いいですね~ このタイプを見ると、ついついツンツンしたくなります。
オレンジ色の臭角を出して威嚇してきますが、こんなミカン臭いにおい、平気だもんね~


大きさの違いはこんな感じで・・・


近くの葉をみると他にも大きさが違う鳥の糞のような幼虫が多数。
こちらは結構大きいので4齢幼虫でしょうか。


こちらは小さいので2齢?


写真をとっていたら、ナミアゲハがひらひら飛んできました。
そして私の目の前で目にもとまらぬ速さで産卵!


ところで幼虫を観察しているとき、見慣れた鳥の糞ではなく、緑色の糞(?)の幼虫を見つけました。


あれ、ちょっと変?
キョロキョロ探すと、これ以外にも緑のでこぼこ幼虫が4匹も!
こちらは5齢になりかけの4齢幼虫でしょうか。


あまりしつこく観察したので、臭角で威嚇されてしまいました。ごめんなさい。


気になって調べてみました。
若齢幼虫が緑色になるのはカラスアゲハ・・・でしたが、食草が違います。
カラスアゲハはカラスザンショウなど野生のミカン科の葉を食べますが、ナツミカンは食べません。



もっと調べてみたら、南方系のナガサキアゲハの幼虫がちょうどこんな姿をしているようでした。
日本では元々九州に生息していましたが、温暖化に伴い北上しているそうです。
今の時期に幼虫ということは、羽化は来春になるのでしょうか。
・・・な~んて悩んでいるうちに、大きい方の幼虫が4日後に脱皮しました。
見慣れたナミアゲハの黒い帯と違い、濃いお茶色の体に白い帯。
ナガサキアゲハで間違いないようです!
クロアゲハと同じような黒いチョウですが、翅の先の突起がないそうです。
チョウになった姿も見てみたい!


同じ日に脱皮したナミアゲハの幼虫はこちら。

さてさて、この後どうなるのでしょうか。
まだナツミカンの葉は沢山あるので、沢山食べて立派な蛹になってほしいです。

ここまで幼虫の写真ばかりだったので、ここからは最近撮った蝶コレクション、ご覧くださいませ~

おうちのノゲイトウに早速やってきたツマグロヒョウモン。
うちの家で羽化したチョウが里帰りしてくれていたら嬉しいな~


そーっと門扉を開けてカメラを向けると・・・羽をパッとひろげ、飛び立ってしまいました。
 

宇治川で見たキチョウ。ハマクマツヅラの花に細い口吻を差し込んで吸蜜。
こんなに小さい花にもちゃんと蜜があるんですね。


スズメノヒエ(?)に止まってお休み中のヒメウラナミジャノメ。


知らない間にニラのお花畑になっていた池畔、そこを訪れたツマグロヒョウモン。


ラブラブのツバメシジミ・・・かな?


秋になって、チョウの姿を見る機会がふえました。
これからもせっせとお散歩を続け、観察を続けまっす!

【撮影:2021/9中旬 宇治市】


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