これまでの投稿で、いつもチョイ役で出演していたツユクサ。
今日はそんなツユクサを主役に、どどーんとまとめてみました。
(2020/9/6 宇治市)
それにしてもツユクサって、花期が長いですね。
そんなときの道草日記、元データで花が咲いていた時期を確認してみると・・・
2018年・・・6月~10月
2019年・・・7月~11月
2020年・・・6月~
今年は8月、猛暑の中で近所の株はどれも枯れてしまいました。
ところがどうして、宇治川上流の水の滴る場所では暑くても咲いていました。
9月になり、少し涼しくなったら勢いを盛り返し、通勤路でも再びあちこちで見かけます。
<6月に咲き始めた花>
(2020/6/28 宇治市)
朝に咲いて昼には萎んでいます。なので、早起きしないと見られない花です。
朝露とともに見られる花だから、露草・・・この由来は情緒がありますね。
古くは月草、着き草とも。朝に見るのに月草とはこれいかに?
青い色が服に「着く」から着き草というのは納得ですが、ちょっとロマンがないので、月草になったのかも。
他にも、蛍草、青草、帽子花など、綺麗な名前が多いです。
それほど昔から親しまれていたのでしょうね~
<朝7時に見た花>
(2020/7/23 宇治川)
帽子花といえば、こちらの少しフリフリでサイズが大きいのは、オオボウシバナでしょうか。
とても綺麗です。
(2020/7/12 宇治市)
花の構造もユニーク。
普通青い花弁ばかり目立ちますが、花弁は3枚で、上の2枚が青、下に受けるような形の花弁は白。
雄蕊は6本で、可愛い黄色い小さい4本と、前に突き出す2本からなります。
花粉を出すのは前の2本だけで、残りは虫寄せ??
長い2本の雄蕊の中央にびよんと伸びているのが雌蕊。
(2020/8/2 宇治川)
二段になって咲いている花をよく見かけます。
この写真、上の花の下の白い(透明の?)花弁がよく分かりますね。
(2020/7/12 宇治市)
二段に咲いていると言えばこちらも・・・
でも花が小さくて葉も丸っこい。そう、こちらはマルバツユクサです。
最近どんどん勢力を増していますが、地元では花が遅かったことから、葉が広がった時に刈られてしまいました。
(2020/8/15 山田池)
ツユクサは青色が普通ですが、中には薄い水色のウスイロツユクサや・・・
(2020/8/23 宇治川)
(2020/9/13 宇治市)
白い花のシロバナツユクサも青い花に混じって見られることがあります。
見つけたらラッキー感がハンパないです。
この花はたまたま雨上がりに近所の休耕田で見つけましたが、思わず溝に足を突っ込んで撮ってしまいました・・・
(2020/9/13 宇治市)
憧れのメガネツユクサは野生では見られません。
こちらは前にも投稿した京都府立植物園のメガネツユクサの再掲です。
(2020/9/5 京都府立植物園)
最後は、去年10月下旬に見た名残のツユクサでお別れを!
さて、今年はいつまでこの可愛い姿が見られるでしょうか・・・
長くなってしまってすみません。
最後までみてくださって、ありがとうございました!