昨日は撮りためたツユクサをどどーんと出し、はてさて今日は何を載せようか・・・
と思ってマイアルバムのお散歩で見た花を眺めていると、黄色い花が多いことに気づきました。
特に今の時期、地元の田んぼで目立っています。
数年前からよく見かけるようになったのがこちら。
ヒレタゴボウ(アカバナ科チョウジタデ属)
別名アメリカミズキンバイから分かるように、アメリカ原産の外来種です。
外来種のミズキンバイといえば、悪名高いオオバナミズキンバイがあり、どうも印象が悪いです。
和名はてっきり、ヒレタ・ゴボウかと思っていたら、ヒレ・タゴボウなんだそう。
この名前は、タゴボウ(チョウジタデ)に似ていて、葉にひれがあることから名づけられたとか。
和名になると途端にアメリカっぽくなくて、親しみを覚えます。
結構綺麗な花なんですけど、繁殖力の強さを見ると、ちょっとコワいですね。
一昨年行った奈良の本薬師寺のホテイアオイ群落でも、あちこちからぴょんぴょん顔をだして駆除に苦労されているようでした。
さて、お次はタゴボウと呼ばれるチョウジタデ(アカバナ科チョウジタデ属)。
在来種ですが、外来のヒレタゴボウとは体格差があり、ちょっと分が悪そうです。
結構小さい花なので、これまで見逃していましたが、道草日記を始めてから気づきました。
おや、花弁は4枚かと思っていたら、5枚のものもあるようですね。
というか、過去の写真を見てみたら、上の写真以外全部5枚でした・・・
ヒレタゴボウとチョウジタデ、地元の田んぼでは、隣同士仲良く咲いています。
手前がチョウジタデ、奥がヒレタゴボウ、大きさの違いが分かっていただけると思います。
あれ、チョウジタデの花弁が6枚に見えるのは私だけ?
在来種と外来種、どちらも仲良く暮らせたらいいんですけどね~
ちなみに、地元で見られるアカバナ科・・・
在来種:チョウジタデ
外来種:ヒレタゴボウ、ユウゲショウ、コマツヨイグサ、メマツヨイグサ、ヒルザキツキミソウ
と、圧倒的に外来種王国です。
がんばれ、チョウジタデ!
【撮影:2020/9上旬~中旬 宇治市】