なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

道草日記~2022年6月

2022-06-30 05:53:52 | 道草日記

令和4年6月の道草日記です。
先月があの状態だったので覚悟はしていたものの、今月も多かったですね~
継続しているので、葉の状態で分ってしまうものも多くて、そのせいもあるのかもしれません。
例によって、6月最後の日曜日にダメ押しでお散歩し、20種類近く発見しました。
切りがないですね(笑)

〇花が咲いていたもの (五十音順、以下同様)    108種類
☆印は6月に今シーズン初見 だったもの。
(逸)は園芸種の野生化で、道草日記の中では2か所以上で、野生化していたら載せています。


・アオゲイトウの仲間 ☆
同定が難しいので見つけたくなかったのに、咲いてきました。
少なくとも2種類はありそうです・・


・アオツヅラフジ 
こちらは雄しべが沢山見えるので雄株のようですね~


・アカカタバミ 
・アカツメクサ
・アキノエノコログサ ☆:明らかにエノコログサより大きいのはひょっとして・・・これまでも間違っていた可能性大です。
・アサガオ(逸)☆

どうみても植えていない場所にもう咲き始めました。
 

・アメリカアサガオ ☆:6月末近くにあわてんぼうが咲き始め。
・アメリカオニアザミ
・アメリカフウロ
・アルストロメリア(逸) ☆
ブログでも紹介しましたが、原種です。


・アレチハナガサ

いや~増えましたね。主に池の畔に群生しています。


・イタドリ ☆

水路脇、まるで育てているかのように立派な株。花が満開です。


・イヌガラシ
溝の中で咲いていました。それにしても地味~にずっと咲いていますね。


・イヌビエ ☆
がんばってイネ科の植物の名前を調べています。〇〇イヌビエかもしれませんがそこまではまだご勘弁を・・・


・イヌホオズキ
・イヌムギ
・ウラジロチチコグサ
・エノコログサ
・オオイヌタデ ☆
あまり除草していない畑の脇は道草の宝庫!


・オオイヌノフグリ(星の瞳、瑠璃唐草)

まだ咲いてる・・・


・オオカワヂシャ
6月下旬になっても一部咲いています。


・オオキンケイギク
・オオスズメノカタビラ ☆
イネ科シリーズ♪ え、「こんな写真じゃわからん!」って?
☆付けていますが、多分もっと前から咲いていました。


・オオバコ
・オシロイバナ ☆
芽が出たと思ったら、あっという間に満開に!絞りなど色変わりも豊富。
 

・オッタチカタバミ
久しぶりに撮ってみました。背が高いです。


・オニタビラコ
・オヘビイチゴ(花)
5月編で「月末ついにいなくなった」と書いていましたが、復活してました。


・カタバミ
久しぶりに花を撮ってみました。オッタチと違い、背が低いです。


・カラー(逸)
・カンナ(逸)
いや~、花期が長いですね。

・キキョウソウ
・キツネアザミ
・キツネノボタン
・キュウリグサ
・ギョウギシバ
・コセンダングサ
・コニシキソウ(花)☆:これも〇〇コニシキソウかも・・・
・コヒルガオ
ツル植物は除草したつもりでもすぐに復活しますね。パーキングの植え込みにて。 


・コマツヨイグサ
萎んだ花もオレンジ色になって綺麗です。
 

・コメツブツメクサ
・コモチマンネングサ
・ザクロソウ ☆
お~今年もあの超ミニサイズの花が!撮りにくいんですよね~

・シロツメクサ
・スズメノカタビラ
・スベリヒユ(花)☆
夏に強い多肉質の葉、あのスベリヒユが帰ってきました!
しかも、いきなり花!?


・セイバンモロコシ

・セイヨウタンポポ
・タチスズメノヒエ ☆:これもイネ科で~す。背が高いで~す。
・タチチチコグサ
・チチコグサモドキ
・ツタバウンラン
・ツユクサ ☆
下旬に咲き始めましたがまだまだ少ないです。
 

・ツルマンネングサ(花)
・トウバナ
・トキワツユクサ
・トキワハゼ
・ナガエコミカンソウ ☆:あっという間に芽が出て花が!超ミニサイズなので絶対撮れませんけど・・・
・ナガミヒナゲシ
まだ名残の花が咲いていました。


・ナツフジ(花)☆
夏らしいクリーム色のフジの花・・でもこの後刈られてしまいました。


・ナルトサワギク
地味~に広がってる気がして不安です。


・ナワシロイチゴ
・ニセカラクサケマン
・ニワゼキショウ
・ネジバナ ☆
大好きねじねじ、今年初見です!


・ネズミムギ
小穂に「のぎ」があるのがネズミムギ、ないのがホソムギです。


・ノアサガオ(花)☆
先月末、緑だった蕾が一気に咲き始めました!
 

・ノゲシ
抜いても抜いても、自分の家の溝蓋の隙間から生えてきて、花を咲かせます。


・ノビル
・ノボロギク
もう見ないから消そうと思っていたら、なんと自宅近くで花発見。
なお、大きい方の葉はノゲシの葉だと思います。


・ハキダメギク ☆
時々見かけます。今シーズンは初めてかも。


・ハゼラン
・ハタケニラ
・ハナハマセンブリ
池の畔に群生していました!!


・ハハコグサ
・ハマスゲ
・ヒナギキョウ

今月の原稿を書き終わり、そろそろ買い物に行こうと出かけた先で群生を発見。
風が強すぎて写真を撮るのに苦労しました。



・ヒナギキョウソウ 
・ヒメジョオン
とにかく多いです。他の花の写真にもよく紛れ込んでいます。


・ヒメツルソバ
・ヒルガオ
・ヒルガオ科サツマイモ属(種名不明)☆
初めて見た白いヒルガオ。一見、葉の形は白いノアサガオのようですが・・・
 

・ヒルザキツキミソウ(逸)
・ビロードモウズイカ(花)☆:写真を撮る間もなく、枯れてしまいました。
・ブタナ
・ヘラオオバコ
・ペラペラヨメナ

今回はあちこちで群生発見しました。


・ホソバツルノゲイトウ ☆
今年も厄介な外来種が田んぼの畦で沢山咲き始めました。


・ホソムギ
・ホトケノザ

淡いピンク色になりましたが、まだ咲いています。


・マツバゼリ(花)
下旬になってもまだまだ咲いています。


・マメグンバイナズナ
・ミコシガヤ 
・ミミナグサ
・ムラサキカタバミ
・メヒシバ ☆:厄介な雑草ですが、こちらもれっきとしたイネ科です。
・メマツヨイグサ ☆:今年も咲き始めましたが写真は撮れていません。
・メリケンガヤツリ
・モリムラマンネングサ ☆:結構あちこちに広がっている気がします。
・ヤグルマギク(花・逸)
・ヤナギハナガサ ☆
可愛いのでついつい見かけると撮ってしまいます。


・ヤナギバルイラソウ(花) ☆
ついに咲き始めました。お散歩していると庭に植えている人もいますね。


・ヤブガラシ(花)☆
こちらもあちこちで咲き始め。スズメバチさん、来ないでね!


・ヤブカンゾウ(花)☆
雨不足のせいかずっと蕾でしたが(左)、末頃になってようやく開花!(右)
 

・ヤブジラミ ☆
あまり意識したことがなかったのですが、6~7月に咲くのはヤブジラミ。
オヤブジラミは4月頃です。


・ユウゲショウ
まだまだあちこちで一杯咲いています。


・ヨウシュヤマゴボウ(花)☆
よく見ると可愛い花。


・ランタナ
・ワルナスビ



〇葉、芽のみ   38種類
・アカザ ☆

限られた場所ですが、今年も生えてきました。


・アメリカアサガオ(葉)☆:一輪だけ咲いていましたが他は葉だけです。
・アメリカセンダングサ
・アレチヌスビトハギ
あまりに生えているので、一枚撮ってみました。


・イノコヅチ(葉)☆:何イノコヅチかは花が咲かないと分かりません。
・ウシハコベ(葉)
・ウチワゼニクサ
エノキグサ ☆:クワクサとともに、今年も生えてきました。
・オオニシキソウ
・オギ
・ガガイモ
・カニクサ
・カラムシ
・クサネム ☆:今年こそ花を見逃さないようにしなくては・・・
・クズ
・ゴキヅル ☆
ひょっとして・・・と池のほとりを見たらいっぱい伸びてきていました。


・コセンダングサ(葉)
・コニシキソウ 
何コニシキソウなのかはよく分かりませんが、とりあえず写真を撮っておきました。


・コミカンソウ ☆
毎年律義に同じ場所に生えますね~
コニシキソウに比べると、葉が大きいのが分かると思います。


・ジュズダマ ☆:毎年律義に同じ場所に生えますね~
・スギナ

・スベリヒユ(葉)☆:花はまだ一部。葉はあっというまにあちこちに・・
・スミレ(葉)
・セイタカアワダチソウ
・センニンソウ
・タチツボスミレ
・ツルニチニチソウ
・トゲヂシャ
・ヒメマツバボタン ☆:去年あった場所を見てみると、生えてきていました。
・ヒメムカシヨモギ ☆:あまり有難くないですが、線路わきにびっしりと・・・
・ヘクソカズラ
・マメアサガオ ☆
いつもの線路わき、沢山の芽が出てフェンスに巻き付いてきていました。


・ミゾソバ ☆
花が咲くのはまだまだ先ですが、群落を作っていました。
 

・メドハギ ☆:え?なんで?線路わきに生えていました。
・ヤハズソウ ☆:葉をちぎったら矢筈型になるのですぐに分かります。
・ヤブマオ
・ヨシ  
・ヨモギ

〇実、種、終わりかけ  25種類
・アメリカオニアザミ(綿毛)☆
ふわっふわの綿毛はとても美しいですが、飛んで行った先ではとんでもないことに。


・アメリカフウロ(実)
・アルストロメリア(実)
こんな実になるのですね。初めて知りました。


・アレチギシギシ
・カタバミ(実)
・カモジグサ
・カラスムギ
・ギシギシ(実)
・クサイ(実)
・コセンダングサ(実)
・スミレ(実)
・チガヤ ☆:近場にもあったのを発見しました。
・チチコグサモドキ(実)
・ツメクサ(実)☆:知らない間に実になっていました。
・ドクダミ(花後)☆:あの群生がみな茶色い花後の姿に・・・
・ナガミヒナゲシ(実)
・ニゲラ(実)

・ニラ(花後)
・ノイバラ(花後)☆:当たり前ですが、花の後は花後の姿に・・・
・ヒメコバンソウ(花後)☆:同上
・ヘビイチゴ(実)
・マメグンバイナズナ(実)
・メキシコマンネングサ(花後)☆:当たり前ですが・・・もういいって。
・ヤブジラミ(実)☆
オヤブジラミより、花も実も可愛い気がします。


・ヨウシュヤマゴボウ ☆
花を載せるのも今月初なのに、実がびっしりと・・・
 


以上、のべ171種類。
先月は162種類だったので、さらに9種類増加しました。
でも内訳をみてみると、花は3種類減っています。
その分、初見の葉が10種類あったりして、これから花が咲くのが楽しみです。
この冬くらいを区切りにして、来年春からは場所別など工夫した方がいいかもしれませんね。
見てくださった皆さん、本当にお疲れさまでした!

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宇治川天ケ瀬ちゃちゃっと散歩~今年もラミーカミキリ発見!

2022-06-29 05:31:24 | 自然

今日は宇治川でも、宇治橋より上流、天ケ瀬ダムから朝霧橋までの往復散歩です。
何度も投稿しているので「あ~、またか」でしょうけど、行くたびに発見があるのでちょっとお付き合いくださいませ。
まずは天ケ瀬ダムです。
梅雨入りしてからまともに雨が降ったのは1日くらい。
それ以外はお湿り程度しか雨がなく、ダムから流れる水は最低限になっています。


そんな中、右手に見えているのが日本最大規模のトンネル式放流設備です。
現在工事中で、工事を請け負っている建設会社の一つである大林組のHPには、
「今回の再開発事業では、ダム貯水池(鳳凰湖)と宇治川の下流を結ぶバイパスを構築する。
完成すると毎秒900m³だった放流量が1500m³に増え、貯水量の効率的な調整が可能となる。」
とあります。
う~ん、前にあった宇治大豪雨の際の1200m³のクレスト放流。あの時は下流全域に避難指示が出されました。
それがさらに1500m³まで放流量が増えたら、下流の堤防は本当に大丈夫なのでしょうか??
かといって、ダムが決壊したら、それどころではありませんしね。
最近の異常気象では、「ありえないこと」と思えないのが怖いです。
(ちなみに、天ケ瀬ダムは日本で一番危ないダムと言われているそうです)



前に見たときは半円形のトンネルっぽい形でしたが、いつの間にこんな風に・・・
完成イメージ図にどんどん近づいています。
白虹橋から反対側、吊り橋方面を眺めるとこんな感じ。ますます岩が露出しています。


さて、今回来たのはトンネルや渇水の様子をみるためではありません。
いるかな~
歩きはじめて2分、いきなりいました!


イラクサ科のカラムシやヤブマオなどを食べるラミーカミキリです。
サングラスかけた悪漢みたいな姿をしていて、一度見たら絶対に忘れられません。
よかった~、これで来た甲斐がありました。
これで帰ってもいいのですがあんまりなので、先に進みます。
ホタルブクロはもう終盤。


水切れであれだけ咲いていたユキノシタが悲惨なことに・・・
葉がほとんど枯れてしまってパシパシです。


本当だったら咲いているはずのヒメヒオウギスイセンも開花に至らず。
まあ、これは逸出植物なのでいいんですけど。


そんな中元気に咲いているのはこちら。


そう、アカメガシワの雌株と雄株です。
効率よく隣同士に並んで生えています。
雌花です。


雄花です。小さい花火のような蕊です。


ネムノキは長い眠りから覚めて、綺麗に蕊蕊しい花を咲かせていました。

前に見たときにはちょうど花が五分咲きくらいだったクマノミズキ。


もう緑色の実になっていました。


やっぱり木々は元気ですね。
さあて、河畔のお宿の横を通り抜けて・・・あ、こちらはヤノネボンテンカの蕾です。
もう少ししたら沢山花が咲くでしょうね~


喜撰橋から上流を眺めます。


いつものアオサギがいつものように勤務していました。


下流もいつもと同じ光景。
今年は鵜飼ができそうです。


塔の島(中の島)を通り抜けます。
こちら木々のあちこちから、小鳥たちの鳴き声が聞こえてきます。
見ると中央のしだれ桜に鳥たちの影がちらほら。
エナガです!・・・逆光で真っ黒・・・


可愛いメジロ。
前は毎日家に来てくれたのに、見るのは久しぶりです。


朝霧橋です。


渡るとまたアオサギが一人で魚とりをしていました。


あとは右岸をせっせと上流に向かって帰るだけです。
野生化しているブライダルベール。


ウツギはすっかり実に・・・


ムラサキシキブの花がかろうじて咲いていました。


今回の目的はラミーカミキリの他、オカトラノオを見ることでした。
ラミーちゃんはすぐに見つかりましたが、オカトラノオは残念ながら前に見た場所は空っぽ。
沢山草刈りしたので。一緒に刈られてしまったのかもしれませんね。

今回も限られた時間でちゃちゃっとお散歩しましたが、結構色々な植物や鳥が見られてラッキーでした。
今度は何がみられるでしょうか。
また行ってみますね!

【撮影:2022/6中旬 宇治川】

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宇治川下流のんびり散歩~鳥さんスタスタ

2022-06-28 05:41:04 | 自然

宇治川の下流は下流でも、昨日投稿した場所よりは少し上流側をお散歩してみました。
具体的には、宇治橋と隠元橋の間くらいになります。
昨日と同じく、6月中旬のことです。

宇治川にかかる水道橋。


冬場は、この上に沢山のサギやカワウなどとまっていることが多いのですが、今は無人、もとい無鳥。
アカメガシワの雌花が咲いていました。


ちなみに、歩いているのは高水敷ではなく堤防上の道です。
宇治川に流れ込む水路、上から見たら鳥さんの姿が見えました。
ムクドリがスタスタ。


近くにもう一羽いました。
羽の色が全体に薄く、幼鳥のようです。
親の真似をしているのか、同様にスタスタ。


よく見ると、セグロセキレイもスタスタ。
こちらはスタスタを通り越して、小走りですね。


鳥って羽があるから飛べばいいのに、と思うことが多々ありますが、結構歩きます。
ハトなど道路を歩いて渡りますし、車が近づいても早歩きでやり過ごそうとします。
どうも飛ぶってすごいエネルギーがいるらしいんですよね。
なので、普段はじっとしているか、歩いている方がいいらしいんです。
(もちろん、歩いて餌を探すという目的もあるのでしょうけど)

水路脇に自生しているイチジク。
いつも実が沢山生るのに、取れなくて残念です。


川に目を向けると、久しぶりにカワウが佇んでいました。


近くにサギのコロニーがあるので立ち寄ってみましたが、前より見えませんでした(泣)


ということで、これ以上上流に行っても何もなさそうなので、Uターン。
再び水道橋です。おや、よく見ると手前に鳥が止まっていますね。


スズメでした。


奥の方にも鳥が・・・こちらはムクドリのようです。
二羽います。


近寄ってきて・・・よく見ると左の方に一羽いそう。


出てきました。


4羽になったのですが、その写真は取り逃してしまいました。
ずっと手前にいてカメラを向けていると、スズメくんが「あんた暇やなあ」


あれ、気づいたら上にもカワウと


羽がボサボサのトビでしょうか。羽を休めていました。


切りがないので、高水敷に下りることにしました。
ちょこっと放流中。


イの仲間が水に浸かっていました。


そんなことお構いなし。水際のアレチハナガサでコガネムシラブラブ


ヒメジョオンとアレチハナガサのコラボが綺麗すぎて、なつみかん撮影に夢中。






何枚撮ってもイマ億で撃沈・・・
ふと目をやると、真っ赤なトンボ。今年初見のショウジョウトンボです。


こちら、ツバメシジミでしょうか。羽根を広げているのがオス?


のんびりしすぎました。

この日以降、晴れた猛暑の日が続き、川沿いを歩くのがきつくなりました。
曇りの日を狙ってまた歩いてみたいです。

【撮影:2022/6中旬 宇治川】

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宇治川下流のんびり散歩~ノビルの花、見つけました!

2022-06-27 05:30:43 | 植物

今日は6月中旬に宇治川を歩いた時の様子をご覧くださいませ。
もう2週間も経ってしまったので、賞味期限ギリギリですが、ご容赦のほどを・・・

この日は珍しく天ヶ瀬ダムが少しだけ放流していました。
(ちょうどこの後雨が続く予報だったころです)


とはいえ、大した放流量ではないので、いつもの通り高水敷を歩いていきます。
両側はクズばかりです。


それでもよく見るとアレチハナガサが咲き始めていました。


宇治川では初見のハルシャギクですね。


おっと、あそこにだれかいます!
ズームで見てみると・・・やっぱりホオジロくんでした。
餌みーっけ!でしょうか。


ぱくっ。何を咥えたのかな~


そのあとも同じあたりでウロウロしているので、進むに進めず・・・
そのうち、餌を持ってどこかに行ってしまいました。
虫とかではなさそうなので、ひょっとして巣材?


ヤブガラシかと思ったら、同じブドウ科のノブドウの花でした。
地味ですが、こちらも虫たちの大好物です。


クズの葉にモンシロチョウが止まっていました。


さらに進むと、両側がオギになってきます。


そこに咲いていたヨメナの蜜を吸っていたのはツバメシジミでしょうか。


その時赤い実を発見!
あれ?なんか変?どうみてもノイバラの葉に赤い実がくっついています。


しかも、ノイバラの実とは明らかに違います。
花もまだ蕊がくっついた状態で枯れたところですし・・・


ということで当たりをつけて調べてみたら、やっぱり!
こちらは「バラハタマフシ」という虫こぶでした。
バラハタマバチという蜂が作った虫こぶで、卵を産み付けて20日くらいで地面に落下するそうです。
ということは、このような綺麗な状態で見られたのは運がよかったのでしょう。
ちなみに、このバラハタマバチ、メスのお腹は丸くて赤く結構特徴的なハチのようです。

ミゾコウジュの花も咲いていました。
こちらも結構減ってきているそうですね~


そして、今回ちょっと嬉しかったのがタイトルにもしたノビルです。
普段みかけるノビルは花がミニ球根のように変化して球形に集まったむかご。
花が咲く姿はめったに見かけません。
ところが・・・


これって花が咲いた後やん!
慌てて周りを見回すと、咲いていました!!


もっと花火のように四方に咲く姿になるのですが、これでも十分満足です。


ちなみにノビルは地下茎をラッキョウのように食べることができます。
(というかそちらの方が有名)
一度試したことがありましたが、私には辛すぎて無理でした。
お酒のあてなどにいいのかもしれませんね。

【撮影:2022/6中旬 宇治川】

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この花な~んだ!アルストロメリア原種とともに

2022-06-26 05:52:15 | 植物

最初にクイズです。
この花な~んだ?
答えは今日の投稿の最後に!


さて、道草日記用の取材を兼ねたお散歩、早速青い花発見。
ヤナギバルイラソウ(キツネノマゴ科ルイラソウ属)が咲きはじめていました。
そう、あの山科川下流で大繁殖中の帰化植物です。


水辺が好きなのでしょう、水路の中にちゃっかりと根を張ってどんどん育っていました。
続けて、同じ水路で見つけた光景。
前にはなかったこの花が・・・


やはり逃げ出して繁殖しているペラペラヨメナ(キク科ムカシヨモギ属)です。
こちらは別名が色々あって、ゲンペイコギク(源平小菊)、ペラペラヒメジョオン、
メキシコヒナギク、ムキュウギク(無休菊)など。
花の感じは少しヒメジョオンに似ていますが、咲きはじめは白、のちに赤くなることから源平。
ペラペラは葉の薄さから。
ムキュウギクは、年中無休だから?


休耕田にまだ咲いていた花たち。ちょっとビックリ。
でもこの35℃超えの暑さでは、もう枯れてしまったでしょうね~
ホトケノザ(左)に星の瞳ことオオイヌノフグリ(右)です。
 

夏らしい花も咲いていました。
ゼニアオイ(アオイ科ゼニアオイ属)です。
ゼニ(銭)という響きがなんとなく好きではないのですが、花は綺麗です。
こちらもあちこちで野生化した姿を見かけます。


近くではネズミムギの花がいっぱい!


そして、前に葉をチェックしていた場所に、花が咲いていました。

まさかの原種・・・アルストロメリア・プルケアです。


去年も葉は見ていましたが、なぜか花を見逃していました。


田植えが済んだばかりの田んぼをバックに・・・
いや~アルストロメリアは最近勢力大拡大しているのは、元々の原種も強かったからですね。
なんか、蔓に巻き付かれていますけど(笑)


それでは今日はこの辺で・・・おっと、最初のクイズの答えを忘れるところでした。
花の感じはオニタビラコに似ていましたよね。
同じキク科です。
それでは全体を見てみましょう。


もうお分かりですよね。
この紫色っぽい葉っぱは、成長しすぎたサニーレタスです。
キク科アキノノゲシ属。
言われてみたらちょっと似ているかも。
ここの畑は結構しょっちゅう野菜が花を咲かせるまで放置しています。
面白いのでいつもチェックさせてもらっています。

【2022/6中旬 宇治市】

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