なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

道草日記 2023年11月

2023-11-30 05:30:58 | 道草日記

2023年11月の道草日記です。
11月も小春日和が続いたかと思うと、最高気温が10℃を切る日も。
季節は正直で、いくら暖かい日があっても、草花は明らかに減ってきました。
おまけに、綺麗好きの日本人は、相変わらず公園や植え込みの草刈りにも精を出しています。
ということで、今月は・・・さあ、ご覧くださいませ。

〇花が咲いていたもの    80種類 -36
※名前は五十音順、以下同様
・アカザ ☆
前にも咲いていたように思いますが、新たに芽吹いて花が咲いたようです。



・アキノノゲシ(花)
11月になっても、下旬まで咲いていました。
 

・アサガオの仲間
アサガオは秋の花になってしまったのかしら。


・アゼガヤ

・アメリカアサガオ 
さすがに勢いはなくなりましたが、下旬まで咲いています。


・アメリカイヌホオズキ 
葉が少し細身で、花が沢山付くのがアメリカイヌホオズキ。


・アメリカセンダングサ
・アレチハナガサ
池の畔でまだまだ咲いています。


・イタドリ(花)
まさか11月になっても咲いているとは思いませんでした。


・イヌガラシ
・イヌタデ(花)
草紅葉も結構綺麗です。


・イヌホオズキ(花)
見慣れると、アメリカとの差が分かります。うちの家のはアメリカでした。


・イノコヅチ(花)
・イモカタバミ(花)

・ウチワゼニクサ(花)
・オオバコ(花)
・オオオナモミ(花)
・オオフタバムグラ(花)

土がたまった溝でいつまでも元気に咲いています。


・オギ(穂)
・オシロイバナ
11月になっても元気に咲きすぎ!
  

・オッタチカタバミ 
・オニタビラコ
・オニノゲシ ☆
意外や、今年初見。空き地でノゲシと隣り合って咲いていました。


・カタバミ

・カヤツリグサ(穂)
・カラスノエンドウ(花)☆:何か勘違いしたのか、気の早い花が一輪だけ咲いていました。
・カラムシ(花)
暖かすぎると草刈り後に伸びた株から二度目の花が咲きます。


・カンナ(花)
2か所あるうちの1か所でまだ咲いていました。これも二度目っぽい。


・キクイモ(花)
・キツネノマゴ(花)
11月下旬でも普通に沢山咲いています。


・ギョウギシバ(花)
・クグガヤツリ(穂)
・クワクサ(花)

・コセンダングサ(花)
半分実になりながらも、次々と咲いてきてカオスです。



・コマツヨイグサ

気温が下がると、昼間でも結構咲いています。外来種は元気ですね~


・コミカンソウ

花が咲いているとはしらず、先月まで実に入れていました。可愛い花!


・サクラタデ(花)
ほぼ終盤。下旬には完全にハナゴノスガタに。


・シマスズメノヒエ
・シロザ ☆:今年は見かけないと思っていましたが、花を発見。 
・シロツメクサ
気温が下がると元気に咲き始め。春の花ではなく四季の花になりましたね。


・シロバナキツネノマゴ 
紅白隣同士で咲いています。
 

・スミレの仲間(閉鎖花)
・セイタカアワダチソウ(花)☆
あっという間にちょっとくたびれてきました。
 

・セイヨウタンポポ(花)
・タカサブロウ 
・タチスズメノヒエ(花) 

・タマスダレ
まだあちこちで咲いていて驚きです。


・ツタバウンラン
・ツユクサ
・トキワハゼ
・ニラ(花)

実や種ばかりだと思っていたら、まだまだ花も元気です。


・ノアサガオ(花)
ご存知恐竜のノアサガオ、下旬にますます花が増え。熱帯アメリカなのに?
   

・ノゲシ
・ノコンギク
・ノボロギク(花)☆:葉っぽいのが見えたと思ったら、もう地味な開かない花が咲きました。
・ハキダメギク
涼しいのがいいのかな。名前に似合わぬ可愛い花。


・ハタケニラ(花)☆
葉ばかりだったのに、ぽつぽつ花が。食べられないニラっぽい草。
  

・ハナイバナ(花)
小さいけどムラサキっぽい花。大繁殖。
  

・ハナカタバミ(花)
昼間にようやく開いた花を撮れました。


・ハマクマツヅラ 
・ハマスゲ
もじゃもじゃした花が咲いていました。繁殖力半端なく悪いやっちゃ~なんですって。


・ヒナギキョウ
・ヒメジョオン
今月も生き生き元気。


・ヒメツルソバ
わが世の春が続いています。寒暖差で色が濃い~


・ヒメムカシヨモギ(花)
可愛らしすぎ!総苞から舌状花が見えているのがヒメムカシヨモギです。
  

・ホシアサガオ 
たった一輪残った花。


・ホソバツルノゲイトウ(花)
・ホトケノザ(花)
・マツバゼリ(花)
目立たない草ですが、粘り強く咲いています。


・マメアサガオ

・マメカミツレ ☆:こちらも出たり入ったり。草刈りの影響でしょうか
・マルバアメリカアサガオ(花)
先月と同じ場所です。


・マルバルコウ(花)
熱帯アメリカおそるべし。生活力ありますね~


・ミゾソバ
・ミチタネツケバナ(花)☆:田んぼではなく、その辺どこにでもそーっと生えてきています。
・メリケンガヤツリ
・ユウゲショウ(花)
・ヨメナ 
舌状花を引っ張って毛がなければヨメナかと。(あればノコンギク)
  

・ヨモギ(花)
最盛期の花は結構もじゃもじゃしています。


・ランタナ(逸)
ベーシックな色のランタナは、咲き始めが黄色、のちにピンクの七変化。
    


〇葉、芽が主   56種類  +10
特に断らなかったら(葉)です。
・アオツヅラフジ
・アカカタバミ
・アメリカオニアザミ
・アメリカフウロ 
・アリアケスミレ
・アルストロメリア 
あんまり青々しているのでつい撮ってしまいました。


・ウチワゼニクサ
・オオキバナカタバミ ☆:今年もいつもの時期に葉が出てきました。植物は正直です。
・オオジシバリ ☆:春の花の芽はもう今頃からでるのでしょうか。
・オオイヌノフグリ ☆:同上。多分・・・ですけどね。
・オオフサモ(特定外来)
・オッタチカタバミ
・オランダミミナグサ ☆:これも春の花の芽ですね。
・ガガイモ
・カキドオシ
・カニクサ

・カラスウリ
・カラスノエンドウ
・カラムシ
草刈りをした後に出てきた葉です。



・ギョウギシバ
・クズ
・シロツメクサ
・スギナ
・スベリヒユ

・セイヨウカラシナ ☆:春の花の芽は、以下同様。
・セイヨウタンポポ(葉)
・セリ(葉)☆:美味しそうな芽が、汚れた水路に生えていました。

・センニンソウ(葉)
・タチチチコグサ

・チチコグサモドキ
・ツメクサ ☆:細い葉が出てきました。例年より早いかも。
・ツルニチニチソウ
・ツルマンネングサ
・トキワツユクサ

・ドクダミ
・ニセカラクサケマン 

ものすごい沢山の葉がでてきました。半端じゃないですね。


・ノゲシ(葉)
・ノチドメ
・ノボロギク(葉)☆:小さい葉が分かったときはちょっと嬉しかった。
・ハタケニラ

・ヒガンバナ
・ヘクソカズラ(葉)

・ヘビイチゴ
・ホトケノザ
・マルバツユクサ

・マルバヤハズソウ
先をちぎったらその名の通り、矢筈の形に。


・ミチタネツケバナ
・ムラサキカタバミ

・メリケンカルカヤ
・ヤエムグラ ☆
あっという間にあっちもこっちも生えてきています。面白いくらい。


・ヤブガラシ(葉)
・ヤブカンゾウ
・ヤブマオ
・ヤブラン(葉)
・ヨモギ(葉)
・ワルナスビ


〇実、種、終わりかけ 54種類  +10
・アキノエノコログサ
先月よりますます秋っぽくなりました。



・アレチヌスビトハギ(実)
・イタドリ(実のあと)
・イノコヅチ(実)
・エノキグサ(花後)

草紅葉も綺麗です。


・エノコログサ(実)
・オオオナモミ(実)
・オオスズメノカタビラ
・オオニシキソウ(実)
・オギ(穂)
池の畔のオギ、少し赤っぽくて綺麗です。


・オオバコ(実)
・オッタチカタバミ(実)

・オヒシバ(実)
・カズノコグサ(実)
偶然だと思いますが、田んぼの畦道でみつけました。


・カタバミ(実)
・カナムグラ(実)
・クサネム(実)
・ゴキヅル(実)☆

齧られた実、器の方がとれて蓋だけになった実など見かけました。


・コセンダングサ(実)
恐怖のコセンダングサロードを歩くときには、ツルツル服を着ること。


・コニシキソウの仲間(実)
・コミカンソウ(実)
やっと写真が撮れました!もちろん手でひっくり返して・・赤いミカンちゃんです~



・コムラサキ(逸・実)
下旬には落ちたか食べられるかしました。またあちこちで生えることででしょう。


・ジュズダマ(実)
・スミレの仲間(実のあと)
・セイバンモロコシ(実)
・セイヨウタンポポ(綿毛)
露がついて何が何だかの写真になりました。


・センニンソウ(実)
お鬚がなくなって、なんか変な感じ。丸い粒はなんなんでしょうね。


・タチスズメノヒエ(実)
・ナガエコミカンソウ(実)
・ナツフジ(実)☆:多分見逃していただけです。

・ニラ(実)
花も実もなかなか綺麗です。


・ヌカキビ(実)
・ノアサガオ(実)☆
これって実かなあ・・・


・ノゲシ(綿毛)
・ノブドウ

下旬になって、美しく染まってきました。


・ヒメジソ(実)

・ヒメムカシヨモギ(綿毛)
・ヘクソカズラ(実)
今月も茶色い実がぶら下がっていました。


・ホシアサガオ(実)☆
仲間の中で一番実がごろごろ沢山付いているように思います。


・ホナガイヌビユ(実)

・マツバゼリ(実)
・マメアサガオ(実)

・マルバルコウ(実)
・メヒシバ

・メリケンガヤツリ
・ヤナギバルイラソウ(実)
花の後は実になります~


・ヤブガラシ(実)
・ヤブラン(実)
・ユウゲショウ(実)
まあまあ可愛いハナゴノスガタ。


・ヨウシュヤマゴボウ(実)
・ヨシ(綿毛)☆:ふわっふわ

・ヨモギ(実)☆:花も実も地味です。
・ランタナ(実)


以上、のべ190種類。

先月見た数が206種類でしたので、16種類減りました。
先月に比べて花の数が36種類減り、初めて見た種類は6種類でした。
咲いた花の中には、一度草刈りでなくなった後、再度芽生えて花開いたものもあります。
一方、春に咲く植物の葉があらたに9種類。
植物を見ていると、色々発見があって面白いですね。
皆様の地域ではどうでしょうか?

【撮影:2023/11  宇治市】

コメント (12)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

興聖寺のモミジと観流橋の大イチョウ~宇治散歩2023/11中旬(3)

2023-11-29 05:41:06 | お出かけ

秋の興聖寺といえば、琴坂のモミジ。
京都の紅葉名所として今も有名ですが、昔に比べたらちょっと寂しくなりました。
というのも、2017年の台風21号で多くの木が倒れてしまったから。
それでも、見ると結構感動します。


といっても、この時はまだほとんど紅葉していなかったんですけどね。
坂の入り口にある木だけ結構赤くなっていました。




門を出ると、交通整理のガードマンさんがわざわざ「ここから撮ったらいいですよ」
と声をかけてくださいました。
その写真がこちら。


その理由は・・・
「後で写真みてもどこか分からなくなるでしょ」とのこと。
なるほど(笑)
「今年の紅葉は遅くてあまり綺麗ではないけど、向こうのイチョウは黄色くて綺麗ですよ」と。
あ、観流橋のイチョウが黄葉してるんだ!
    

すごい!
前に行った時はまだ緑だったのに、こんなに黄葉しているとは予想していませんでした!!
わたしだけではなく、歩いている人がみな足を止めて満面の笑顔で写真を撮っていました。
日本人だけではなく、中国の人も、西洋の人も。
誰が見ても感動は同じなのですね。
私ももちろんパチパチ。








    



キリがないのでこの辺で。
そして、宇治ダムから流れ出す勢いのいい流れの先には・・・


鳥が沢山!


踏ん張って立っているコサギ


くちばしの色が黄色いのでダイサギでしょうか。


カワウも沢山。




カモはいないかな~
と思ったら、今年初見のコガモ!
 

ご夫婦連れでのんびり~


しばし夕暮れの水鳥で癒されました。
観流橋を渡って振り返り、もう一度大イチョウをパチリ。


宇治駅方面に戻ります。


あのモミジ綺麗!
イロハモミジの大木です。


川辺で紅葉している木は?


ヌルデがこんなに綺麗に紅葉するんですね~


こちらは毎度おなじみ沢山のヤドリギに憑りつかれても元気なエノキです。
まだまだ緑・・・と思いましたが、緑なのはヤドリギ?


また宇治神社前に戻ってきました。
そして、来るときに見たヒヨドリジョウゴ、夕暮れの日差しを浴びてより美しく。


これで今回の11月の寒風宇治散歩はおしまい。
大満足とはいきませんでしたが、紅葉も鳥さんも結構楽しめました。
その後、今年は半ば諦めていた紅葉が日々進んでいます。
宇治に行った翌週末、そんな見事な紅葉が・・・見られたでしょうか?
そのうち投稿するので、また見てくださいね。

みなさま、毎日読んでくださってありがとうございます。

【撮影:2023/11/18  宇治市】

コメント (14)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝日山のヤマガラちゃん~宇治散歩2023/11中旬(2)

2023-11-28 05:32:11 | お出かけ

大吉山展望台に着きました。
ここからの眺望は最高!
登り口からほんの20分なので、観光のついでに登ってみるのもいいでしょうね。
ただ、今回初めて気づいたのですが、展望台は山頂ではありませんでした。
なんと、「この急な段々はなんやろ?」と思っていた階段の上が本当の山頂。
・・・次は必ず行ってみます。


もう一つのお楽しみはここで出会う野鳥たち。
2Lのペットボトルの下に窓をつけてぶら下げ、そこにヒマワリの種が入っています。
そこをめがけて、ひっきりなしにヤマガラやシジュウカラがやってきます。
ただみんな動きが素早すぎて、エサをくわえてすぐに枝陰に隠れるので写真は撮れません・・・
これは先に進むしかない!とお隣の朝日山に向かうことにしました。
似たような整備された道です。


さっそくどんぐり発見。


あれ、殻斗の模様がさっきのアラカシとは違います。
こんな模様はといえば・・見上げるとすごく背の高い木。


コナラ(ブナ科コナラ属)のどんぐりでした。
独特の白に黒の筋がある樹皮と、少し放射状に見える葉の付き方で分かります。
 

見上げてばかり(笑)


落葉をざくざく踏みながら、先へ先へ



志津川と朝日山の分岐で、朝日山方向へ。
ここからは少しだけ山道っぽいというのは、前にご紹介した通りです。
落ちていたどんぐりは、まだ緑の殻を被ったスダジイでした。


朝日山に着きました。
観音堂にお参り。


こちらは撮影OK。
しっかりとお参りします。
    

いよいよ到着。ヤマガラの楽園へ!


どうぞ~食べに来てね!


あれ、写してる?


ヒマワリの種は食べ飽きていたようなので、ピーナツを少々。
真剣に選んでいます。


これにしようっと!


もう可愛すぎて!!
餌付けはいけないことといいますが、ここのヤマガラは半分放し飼いの鳥みたいなもの。
日々やってくる信徒さんや観光客が飢えないように餌をくれます。
きっと長生きするでしょうね~

写真では日が射しているのでそんなに寒そうに見えませんが、実際にはすごく寒くて・・・
早々に引き上げました。
狭くて落ちそうな「展望台」からの光景です。


夕方は逆光になるので不鮮明ですが、平等院ですね。


朝日山頂五重石塔のシルエット
15時過ぎると、夕方の気配です。


そろそろ下山しましょうか。
シイやアラカシ以外の植物は少ないのですが、赤い実が生った木が。


少し波打った葉、ぶら下がった実、そよそよソヨゴ(モチノキ科モチノキ属)ですね。


お隣にあったのはカナメモチ(バラ科カナメモチ属)でしょうか。


性懲りもなく、シイノキを見上げる(笑)


いつもは興聖寺という標識のある道から下りるのですが、今回は別の道から下ります。
「ボランティアが整備した道」という綺麗な看板があるので、下りられるでしょう。


下に落ちたこの葉はなんでしょう?


は~い、タカノツメ(ウコギ科タカノツメ属)です。
本体の木は分かりませんでした。
明るい森の一本道を下りていくと、途中で少し広くなった場所へ。
そこからさらに下りると、なんだか見覚えのある光景。


砂防ダムがありました。
そして、その先には・・・見覚えのある看板。
間違いありません、興聖寺の看板です。


結局、少し場所が違っただけで、いつもと同じ興聖寺に下りてきました。
ほんの120mの山ですが、知ってる場所に下りられて、ちょっとだけほっとしました。


この先の琴坂は、京都でも有数の紅葉の名所。
明日はそこの様子から続けますね。

【撮影:2023/11/18   宇治市】








コメント (12)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宇治神社から大吉山へ~宇治散歩2023/11中旬(1)

2023-11-27 05:30:45 | お出かけ

とても寒い週末、宇治にお出かけしました。
同じ宇治市内の自宅からは、電車を使うと30分弱で到着です。
目的は紅葉と鳥さん。
鼻水を垂らしながらせっせと歩いて見たものは何だったでしょうか。
3回に分けてお届けします。

まずはいつもの通圓さんの横から宇治川右岸を上流方向へ。
紅葉が目に入るより前に、こんな赤い実を発見。


この写真はほんの一部で、後ろの木の上の方まで這いあがってびっしり付いていました。


アップで見るとこんな感じ。もうお分かりでしょう。


ヒヨドリジョウゴ(ナス科ナス属)です。
確か去年もここで見たような気がします。
大切にされているのかもしれませんね。
歩いていくと、朝霧橋が見えてきました。


川の方に大きく張り出している木、宇治の名木にも選ばれているクヌギです。
この木を見るとつい見上げたくなります。




左手に宇治神社の朱塗りの鳥居が見えてきました。


ここを通り抜けて行くことにしました。
もちろん、参拝を忘れずに・・・
この時期に茅の輪?と思いましたが、こちらは稲穂でできた「知恵の輪くぐり」


右手の看板にこんな説明がありました。
「稲穂の実のように多くの知恵をお授かりください。一度くぐりお参りいただき、
授かったお力を返さないよう、ご参拝後はくぐらずにお帰りください。」
知恵を授かる以前に、日々知恵が抜けていってるなつみかん、もちろんくぐりましたよ。

知恵の輪のアップ。確かに稲穂でした。
本殿に見返りうさぎが浮かび上がるように見えています。


参拝を終え、さわらびの道を先に進みます。
垣根はサザンカです。
 

「さざんかさざんか咲いた道~ 焚火だ焚火だ落葉だき~」
口ずさみながら歩いていくと、向こうに宇治上神社の鳥居が見えてきました。


鳥居わきのイロハモミジが綺麗に紅葉しています!
裏から逆光で見ると、この辺りグラデーションも綺麗。


時間が遅くなってきたので、宇治上神社の参拝はまたこんどにして先を急ぎます。
結構賑わっていました。


イロハモミジが沢山並ぶ道なのですが、紅葉の気配もありません。


でもこの右手が今日の目的地のひとつ。大吉山の登り口です。
そう、ヤマガラちゃんに会いに来ました~
さあ、登ろう!
といってもこんなゆるゆる坂ですから、急ぎ足で歩いても全然平気です。


それより風が強い~
紅葉した木があったのでとりあえずパチリすると・・・


カキノキの紅葉でした。
さらに登っていくと・・・


緑と赤が半々くらいの紅葉した木。
こちらは宇治市の木のイロハモミジでした。


何にもないな~と思いながら歩いていくと、少しだけ白いサザンカが。
これだけがっちりと咲いている花なのに、強風で揺れてほとんどぶれていたという・・・


手前の木が額縁のようになって綺麗でした。


ズームで。


頂上に近くなると、シイ(ブナ科シイ属)の樹林が広がる独特の光景に。


見上げると、シイの隙間から見える青空が細い水路のよう。


見上げてみました。
シイの木の樹皮は比較的すべすべしています。


さきほどから「シイ」と書いていますが、ここのシイは何シイでしょうか。
そうです、下に落ちたどんぐりを探せば簡単ですよね!


大吉山に生えるシイはスダジイかツブラジイ。
どちらもどんぐりはお皿の上に乗っているのではなく、どんぐり全体を殻でおおわれています。
そして、しばらくすると殻が割れて、中からどんぐりが出てきます。
黒くて小さくて丸い実がツブラジイ、茶色がかって少し大きく長いのがスダジイ。
先日行った春日山原始林で見たのが黒小丸のツブラジイでした。
ということは、こちらはスダジイですね!

黒っぽいのもあります。最初ツブラジイかと思いましたが大きめで少し縦長です。


おや、近くに違うどんぐりが落ちていました。
帽子(殻斗)が同心円状の縞模様です。


この辺りに生えているこんなどんぐりの生る木はといえば・・・
アラカシ(ブナ科コナラ属)です。葉を見て確信しました。

そろそろ展望台です。
赤い葉が沢山落ちているのは、またまたカキノキでした~


ここから先の様子はまた明日に!

【撮影:2023/11/18  宇治市】

コメント (12)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この季節、落葉を掃くのもまた楽し

2023-11-26 05:43:27 | 植物

週末ごとに寒波がやってきて、そのあと小春日和になる・・・
そう、11月は三寒四温。
そんな風雨共に強かった先週末、朝起きたら雨は止んでいましたが、あ~あ。
家の外の道路には一面の落葉。
こうなるのが嫌なので早めに剪定を頼むのですが、同じことを考える人が多いらしく順番が回ってきません。
仕方がないので、朝から落葉掃き~

面倒は面倒なのですが、結構いい運動になるし、掃いた後にスッキリするのも気持ちがいい。
落ち葉掃きは好きな家事のひとつです。
そしてもう一つ好きなのが、落ち葉の中から綺麗な葉を探すこと。
(子供か!)

せっかくなので、落ち葉の名前が分かるかどうかの無茶ぶりクイズです~
最初はこちらです。
今はありませんが、整備される前、水路脇に大きなこの木が生えていました。
少し甘みのある実は鳥たちの大好物。
皺が入ってドライフルーツっぽく黒くなった頃が食べごろらしく、鳥が群がります。
そして、その落とし物から生えたのがわが家のこの木。


答えはムクノキです。猫の額の庭に植える(生やす)木ではないですよね。
上の方は毎年がっつり剪定するのですが、幹は結構太く育ちました。

お次も黄葉した葉ですが、見ての通り少し厚手の葉で常緑樹です。
3裂した葉と、丸い葉があるのが特徴かな。
花は地味ですが虫たちが沢山群がります。


カクレミノですね!
もう何度も投稿しているので、すぐにピンと来られた方もおられるのでは。
四季を通じて少しずつ黄色やオレンジになって、葉が落ちて入れ替わります。

次は難問・・・ではないのですが。一枚しか綺麗な葉が拾えませんでした。
じいちゃん庭の木の葉です。
日本中に植えられている木の1品種で、早春に沢山の花を咲かせます。


カンヒザクラの紅葉です。
ちなみにわが家のダンチオウトウは未だ紅葉せず、黄土色から茶色に変わってきました。
虫が付いているのか、よくメジロやスズメが枝を突いています。

次は2種類の葉を比較してみました。
1つはまだ全然色が変わっていない大きい葉、もう一つは赤くなった小さい葉です。
どちらもうちの庭にある木ですが、どちらも招き入れたわけではなく、不法侵入組です。


小さいほう、赤くなったのは少なくて、緑や黄色、オレンジがかった葉など結構変化が多かったです。
それにしても、巨大なうちわのような葉、インパクトありますね。


答えは・・・
緑の巨大な葉はアカメガシワ。一度進入を許すと、どんどん増えてきます。
種から生えるのもあれば、去年生えた枝を剪定した後から伸びるのもあります。
良く切るので、葉がどんどん大きくなりました。

小さいほうの葉は、ナンキンハゼ。
こちらもどこにでも入り込んでどんどん大きくなります。
1ヵ月に1回は剪定しないと、無法地帯のようになります。

最後はこちら。
葉だけではなく、実も赤いです。


何度も登場しているハナミズキですね。
葉脈が根元から放射状に湾曲して伸びるのが特徴的です。
風で落ちたのか地面には赤いツヤツヤした実が沢山。


ところが裏返すと、どれも齧った痕が!


誰や~
と思って見上げると・・・犯人はお前や!


ムクドリでした~


可愛い顔して、あんたも鋭い嘴の先でつついてたね。


メジロもしょっちゅうつついて食べていました。
大きな鳥は丸のみするのかと思っていましたが、意外と柔らかく熟しており、突くようでした。

そして、最後に落葉&実たち、全部登場~


こうやってみると、結構可愛いですね!
なので、落ち葉掃きは止められません。
さ~て、明日は仕事だし、また寒くなるようなので、今のうちにまた落葉掃きに行こうっと!

【撮影:2023/11  宇治市】

コメント (11)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする