最初にお断り・・・
今日載せたお花は一週間前、9月5日に撮ったものです。
今週はまた花が変わっていると思いますので、その点ご了承くださいね。
さて本文、始めます。
前にも書きましたが、京都府立植物園では以前は「週刊植物園」が毎週金曜日に発行され、見頃の花が結構詳しく載っていました。
それが、コロナ禍真っただ中の5月に休刊になり、「行かないと分からない」ようになりました。
で、行ってから頼りになるのが、植物生態園の入り口前に掲示されている「植物生態園見頃情報」。
そこに載っている花を探してみました~
「植物生態園見頃情報」はこんな感じ。
実も含めて、咲いている花はすべて地図に書き込み、中でも、オススメの花の写真を周りに貼り付けてあります。
これを頼りに見つけた花を道草日記風にご紹介します。
雰囲気、分かっていただければ・・・
スズムシバナ(キツネノマゴ科イセハナビ属)
おそらく生態園で一番個体数が多いのでは・・・と思うほど年々勢力拡大。
普通の紫色の花が多いのですが・・・
白花も咲き始めていました。
ユキミバナはなんだか面倒になって写真省略。まあまあ咲いていました。
近くにアサマフウロがあるということで探しましたが・・・
アサマフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)
フウロソウの仲間の中では最大級の大きさで、色も鮮やか。
期待していたのに、花は遠くに一本咲いていただけ。
ナンブアザミ(キク科アザミ属)
ほんまに咲いてる? と探し回り、2周目で発見。
こんなに背が高いとは思っていませんでした~
シラヤマギク(キク科シオン属)
かなあ? ノギクの仲間はさっぱり分かりません。
カリガネソウ(シソ科カリガネソウ属)
前に来た時よりも、繁殖範囲が広がっていました。
京都府では絶滅危惧種なのですが、花のない時期に葉だけみると普通っぽくて、匂いもイマイチ。
なので、ひょっとして刈られてしまった!?
花を見たら、一目で魅了されます。
湿地ゾーン周りに移動。すでにご紹介した花以外に、
タムラソウ(キク科タムラソウ属)
花はアザミに似ていますが、棘がなく、葉も優し気。
タマノカンザシ(キジカクシ科ギボウシ属)
巨大なギボウシの葉は気づいていましたが、こんな白い大きな花が咲くとは・・・
でも暑すぎて花がヨレヨレ。
き
トウテイラン(オオバコ科クワガタソウ属)
見た目は小さめサイズのルリトラノオみたいな感じ。尾の先がたらんと垂れ下がっています。
中国地方の日本海側に自生しますが、例によって現地では絶滅危惧種。
この写真は、花も撮る人も暑さでヨレヨレの結果、こうなりました。
キセワタ(シソ科メハジキ属)
なぜか懐かしい気持ちになるのはなぜ?と思いましたが、なるほどメハジキ属ですね。
一つの花は大きいけれど、花の付き方は確かにメハジキ的。
最後はマツカサススキ(カヤツリグサ科アブラガヤ属)
ススキと名前が付きますが、見ての通りカヤツリグサの仲間。
わざわざ鉢植えにしておいてあったのは、保護のためみたいです。
(産地の多くでは、絶滅危惧種に指定)
このほかにも、看板には色々な花の名前が載っていましたが、別途ご紹介した(する)ものと、もう花が終わってるものが半々。
こういう情報は毎日更新されているわけではないので、これだけを頼りにするのは難しいですね。
と言うことで、見頃の花ならぬ見頃の花情報の花でした〜
今回日差しが強すぎて日陰とのコントラストをうまく調節できず、お見苦しい写真連発ですみません。
【撮影:2020/9/5 京都府立植物園】