植物生態園を歩いていると、むやみに赤とんぼに出会いました。
カメラを向けても逃げず、無防備な姿を散策者に晒しています。
鳥もそうですが、暑い真昼間は活動せずに休んで体力を温存しているのかもしれませんね。
この写真ではあまりよく分かりませんが、全身をしっかりと観察できました。
赤とんぼはアキアカネという種類のトンボと思っていましたが、他にも種類があるのでしょうか。
というわけで調べてみると、なんとまあ、15種類も仲間が出てきました。
神戸市教育委員会が出しておられるサイトがとても分かりやすかったのでリンク貼っておきますね~
(リンクフリーでした。太っ腹の神戸市に感謝です)
http://www2.kobe-c.ed.jp/shizen/tombo/sympetrm/ident_ml.html#risu
ということで、こちらのトンボを調べてみると、
1) 翅の色はほぼ透明(ほんの一部に茶色い模様)
2) 腹部の色が赤色
3) 腹部の先の付属器(しっぽの先のようなところ)が跳ね上がっている(下の写真)
4) 顔が黄褐色
と進むと、名前が「マユタテアカネ」と判明!
なんとアキアカネではなかった・・・
マユタテアカネも普通に見られるアカトンボの種類らしいです。
面白~い!
また出会いました。
よほどのんびりしていたのか、逃げもせずこちらをぼーっと見ています。
お、こちらは翅の先が茶色くなっていますね!
こちらも同様に調べてみました。
1) 翅は透明で先が茶色
2) 腹部は赤いが、胸の部分は茶色く、2本の黒い筋が平行にある。
3) 腹部の先の付属器は跳ね上がらない。
2)と3)の特徴は下の写真で確認しました。
ということで、この赤とんぼは「リスアカネ」と判明~
私があんまりパチパチ写真を撮るので、面倒になったのか飛び立ちました。
でも、すぐに休みたくなったようでウロウロ止まる場所を探しています。
で、指をさしだすと、これこの通り。
リスちゃんは人懐こかったです~
また出会いました。
遠くの方なので分かりにくいですが、こちらもマユタテアカネのようですね~
あのマツムラさんの近くにも赤とんぼ。
こちらもマユタテアカネのようです。
ということで、出会ったアカトンボは、マユタテアカネとリスアカネでした。
ちなみに、アキアカネはマユタテアカネに似ていますが、腹部の先の付属器の先はまっすぐだそうです。
最後は大芝生の光景。
ここにはトンボの姿はありませんでしたが、夕方になったら活動するのでしょうか。
トンボが飛び交う姿、秋らしくていいですよね~
長くなりましたが、これで京都府立植物園特集はおしまい。
最後はアカトンボの話になりましたが、少しは興味を持っていただけたでしょうか。
一番喜んでいるのがなつみかん自身かも・・・(笑)
【撮影:2020/9/5 京都府立植物園】