なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

道草日記~2022年4月

2022-04-30 05:17:37 | 道草日記

令和4年4月の道草日記です。
今月は春の保存版!
というのも4月になって咲き始めた花の多いこと・・・
毎月載せている花以外はなるべく撮って載せることにしたので、すごい数になりました。
斜め読みしていただき、後で確認したいときだけ見返してもらったらいいのではないかと。

〇花が咲いていたもの (五十音順、以下同様)    97種類
(※投稿時点では95種類としていましたが、朝のお散歩でオオアマナとマメカミツレを追加しました)

☆印は4月に今シーズン初見 だったもの、(逸)は園芸種の野生化。

・アカカタバミ ☆:葉は年中無休ですが花は4月になってから。
・アカツメクサ 
堤防にはずっと咲いていましたが、お散歩道で花を確認したのは初めてでした。


・アメリカフウロ
2月から咲いていましたが、この時期はあちこちに広がっています。


・アリアケスミレ ☆
好きなスミレですが、案外花期が短くあっという間に見えなくなりました。
塀の下の隙間などがお好き。


・イヌガラシ ☆
知らない間にあちこち沢山咲いていました。元は田んぼの雑草。


・イヌホオズキ ☆前のシーズンと同じ場所でまた咲き始めていました。
・イヌムギ ☆:分かりにくいイネ科の雑草。写真が撮れたら追加します。
・イモカタバミ
オオアマナ(逸)☆ ※追加しました
分球で繁殖する種類なので、だれかがこの辺りに鱗片の入った土を捨てたのではと推測。
来年からは毎年咲くかも。



・オオイヌノフグリ(星の瞳、瑠璃唐草)

さすがに終盤。花の大きさも小さくなってきました。


・オオカワヂシャ ☆
特定外来生物のオオカワヂシャ、今年も池に流れ込む水路で咲き始めました。


・オオキバナカタバミ
やっと晴れた日に開いた花を撮ることができました。


・オッタチカタバミ ☆
最近勢力拡大中!背が高い以外、他のカタバミと同じです。家の庭にて・・・


・オドリコソウ ☆
こちらは在来種ですが最近勢力拡大中。毛深くて可愛いです。


・オニタビラコ
久々に撮ってみました。家で咲いてた・・・


・オニノゲシ(蕾) ☆
葉がツヤツヤで棘がきついです。


・オヘビイチゴ(花)☆
ついに花が咲きました!5枚複葉なので見分けやすいです。


・オヤブジラミ(花)☆
ヤブジラミとの一番の違いは咲く時期。早いのはオヤブの方です。


・カタバミ(花) ☆
普通のカタバミもあちこちで咲いています。


・カズノコグサ ☆
どんどんカズノコらしい姿に。


・カモガヤ ☆
アレルギーの元が歩道の隙間から・・・


・カモジグサ ☆:すでにびよーんと伸びて垂れ下がった穂をつけています。
・カラー(逸)☆
今年も元気にカラーが咲き始めました。花期が長いのでしばらく楽しめます。

・カラスノエンドウ
・カラスムギ 
恐ろしく群生する場所があります。麦という名前ですが、鳥などは食べないのでしょうか。


・カンサイタンポポ
・ギシギシ(花)☆:花と実の区別が遠目にはつきません。
・キショウブ ☆
上旬に葉が出てきたので、葉のカテゴリーに入れていたら下旬に咲きました。 


・キツネノボタン ☆
昔、触ったらかぶれると言われた印象が強く、今でも遠目で見ています。



・キュウリグサ
花が咲き上り伸びてきました。もう終盤・・・


・キンポウゲ ☆
上旬に一輪見つけて喜んでいたら、下旬にびっしりと群生。


・コハコベ
・コバンソウ ☆:道端ではそれほどでもないですが、堤防は見渡す限りのコバンソウ・・・
(なお、堤防の植物は道草日記の対象外です)
・コマツヨイグサ ☆
夜に綺麗に咲いています。写真は早朝。


・コメツブツメクサ(花)☆
この葉はなんやろな~と先月思っていた場所にびっしりと咲きました。
来年は葉で分かると思います。


・シロツメクサ
今月はいたる所にこんもりとした群落を作り、白い花が沢山咲いています。


・シロバナタンポポ ☆
去年も咲いていた場所に今年も咲きました。結構大柄です。


・スイバ(花)☆
根生葉から花茎がにょきっと伸びてあちこちで咲いています。


・スズメノエンドウ(花)
・スズメノカタビラ
・スズメノテッポウ
・スミレ

あちこちで沢山見かけました。


・セイヨウアブラナ ☆
セイヨウアブラナは葉が茎を抱いているのが特徴。今年初見でした。
 

・セイヨウカラシナ(花) ☆
まだ咲いている場所もありますが、ほとんど終わって実になりかけています。



・セイヨウタンポポ
先月は地面にへばりついていましたが、今月は普通のタンポポサイズになりました。


・タガラシ ☆
田んぼの横の溝に生えていましたが、次に行ったら抜かれていました。


・タチイヌノフグリ ☆
あちこちに生え、特になつみかん家では群生。


・タチツボスミレ
・ツタバウンラン
・ツボミオオバコ ☆
:普通のオオバコより柔らかそう。
・ツメクサ(花)☆
やっと花が撮れました!よく見たら可愛い花です。


・ツルニチニチソウ
あちこちでびっしり咲いています。
毒があり、駆除できないほどの繁殖力なので、庭には決して植えないように。


・トキワツユクサ ☆
まさかもう咲いているとは思っていませんでした。しかも排水溝の隙間から・・


・トキワハゼ

久しぶりに写真が撮れました!


・トゲミノキツネノボタン ☆(多分)
地元では初見です。キツネノボタンより背が低く、独特な形の実をつけます。


・ナガミヒナゲシ
アレロパシー効果で他の植物を排除してどんどん勢力拡大中。
白っぽい花も見つけました。




ナズナ
・ナヨクサフジ ☆
どんどん勢力を拡大しています。


・ナルトサワギク ☆
どうしてここに一本だけ?みたいな場所に咲いています。
特定外来生物ですが、それほど当地では繁殖していないように見えます。


・ナワシロイチゴ ☆
昨日お散歩道で見つけました。蕾のように見えますがちゃんと花です。


・ニセカラクサケマン
沢山咲いていますが、花が小さく、透明感が減り、終盤の近さを感じさせます。


・ネズミムギ ☆
ホソムギと似ていますが、小穂にノギ(毛)があるのがネズミムギです。 


・ノイバラ ☆
ノアサガオが沢山咲いていた場所に白い花が点々、辺り一面に甘い香りが・・・


・ノゲシ
ほかの花が多くなり目立たなくなりましたが、まだまだ元気に沢山咲いています。


・ノジスミレ
・ノヂシャ ☆
こちらもここ数年、特に今年は恐ろしいほど繁殖。


・ノビル ☆
下旬になってにょきにょきと・・・


・ノボロギク
ノミノツヅリ
・ノミノフスマ ☆
ほんまか?と思いますが、他の植物が思い浮かばないので・・・初見。


・ハタケニラ ☆
ニラに似ているのに食料にならないニラです。


・ハナイバナ 
遠目にキュウリグサかと思っていましたが、伸びてこないのでハナイバナと判明。


・ハナニラ ☆

金網の向こうだったのでひどい写真ですが、証拠として・・・びっしりと咲いていました。


・ハナヌカススキ ☆:粉のように細かい小穂。コマツヨイグサの花の横に写っている草です。
・ハハコグサ 

いつも見られる花でも、やっぱり春が最盛期ですね。


・ハルジオン ☆
名前の通りほのかなピンクが素敵な春らしい花ですよね。


・ヒメウズ
・ヒメオドリコソウ
・ヒメコバンソウ ☆:絶えず草むしりされている場所なのに、あっという間に沢山生えてきました。
・ヒメジョオン
・ヒメツルソバ 
先月は「細々と」と書いたのに、今月はまたまたすごい勢いです。


・ヒメヒオウギ(逸)☆
なぜかいつも月極駐車場の塀の隅っこに沢山咲きます。


・ヒメブタナ ☆

去年と同じ場所にまた出てきました!ブタナのミニサイズのような花。
 

・ヒルガオ ☆
え~葉を観察する間もなく、花が咲いていました。


・ブタナ ☆:普通のブタナも咲いてきています。
・フラサバソウ
・ペラペラヨメナ ☆
こちらも突然岩の隙間のような場所から噴き出すように咲いてきました。


・ホトケノザ

しぶとく咲いていますが、数はうんと減りました。


・マツバウンラン
結構いたるところでひょろんと伸びて可愛い紫の花を咲かせています。


・マメカミツレ ※まだ沢山咲いていたので追加
・マメグンバイナズナ

・ミドリハコベ
・ムラサキカタバミ
やっとあちこちで咲き始めましたね~


・ムラサキケマン ☆
池の周りでよく咲いていました。


・ヤエムグラ(花)☆
葉は冬からずっと見ていましたが、ついに花が!先の方にクリーム色に光って見えるのが花です。


・ユウゲショウ ☆
下旬になって花も咲き始めました。


・ランタナ ☆:まだ少し弱弱しいですが、咲いている場所が何カ所かあります。
・レンゲソウ


〇葉、芽のみ   26種類
(※オオチドメ→ウチワゼニクサに修正しました。)
・アオツヅラフジ(葉)☆
枯れたツルが放置されて茶色くなっていたのが次見たら緑に!


・アメリカオニアザミ
・アルストロメリア
何度刈られてもしたたかに生えてきます。


・アレチヌスビトハギ ☆:あっという間に狭い児童公園が埋め尽くされました。
・イタドリ ☆
別名スカンポ。茎を折ってちゅうちゅう吸うと酸味があるそうです。


・ウチワゼニクサ ☆ ※オオチドメとしていましたが葉の一部に切れ込みがないのでウチワゼニクサかと・・・
池の畔、水につかるあたりに咲いていました。


・カラムシ ☆
消えたのはほんの一瞬・・・生命力が強いです。


・クズ(葉)☆
枯れたクズの葉を観察に行ったら、なんと青々とした新葉が出ていました!


・スギナ

・センニンソウ
・チドメグサの仲間
最初チドメグサかと思いましたが、どう見ても切れ込みが深いです・・・


・ツルマンネングサ ☆
マンネングサの仲間の一番乗り。


トゲヂシャ ☆:葉の付き方に特徴があるのですぐに分かります。
・ニゲラ
・ネコハギ(葉)☆:柔らかい毛の生えた姿は遠目でも分かります。
・ハナカタバミ
・マツバゼリ(葉)☆
去年は5月に花を撮っていました。


・ヤナギバルイラソウ
・ヤブガラシ(新芽)
・ヤブカンゾウ ☆:あっという間に生えてきました。
・ヨシ ☆:緑の葉が続々と・・・ 
・ヨモギ

〇実、種、終わりかけ  18種類
・アレチハナガサ(花後)
・エノコログサ
・オギ
・オヤブジラミ(実)
・オランダミミナグサ(花後)
・カラスノエンドウ(実)
おままごとに使えそうな小さなお豆さん。


・コセンダングサ(実)
・スズメノエンドウ(実)☆
カラスがあったらスズメでしょう。ということで可愛いお豆さんが生りました。


・セイタカアワダチソウ(実)
・チチコグサモドキ(綿毛)
・ナツフジ(実のあと)
・ノアサガオ(枯)
・ホシアサガオ(実)


以上、のべ133種類。
先月は89種類でしたから、増えたのは44種類です。
特筆すべきは、今月咲いた花の数が54種類!
まさに春たけなわ・・・
ここまで見てくださった方、ありがとうございました。
写真だけでも80枚もあり、うんざりされたと思います。
あとは最初に書いたように、ミニ図鑑としてご利用くださいね~
 

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お久しぶりの池の鳥たち、花たち

2022-04-29 05:42:00 | 自然
昨日の宇治川に続き、今日はいつもの池のここ2週間くらいの様子をご紹介~

春の日差しが暖かいを通り越して暑くなり、冬鳥の姿が見られなくなり・・・
・・・まだいるやん!


キンクロハジロのメスがたった一羽、池沿いの歩道を歩く私について泳いできます。
どうも餌をもらえると思っている様子・・・
前は十羽くらいの集団だったのですが、一羽になっちゃったのでしょうか・・
近くにはぽこん、ぽこんと潜ったり浮き上がったり忙しないカイツブリ。
この写真は背中に水滴が付いているので、浮かんだばかりですね。


池の主は今やサギと・・・


ミシシッピアカミミガメと・・


岸辺の草地にたむろするスズメだけかと思いましたが・・・


ある日、いつものように池のほとりを歩いていると、オオバンがまだいました。


遠くには仲良くご夫婦連れ?


そしてお久しぶりのキンクロハジロ集団が!
近づいても寄ってこないので、おそらく渡りの途中の小集団なのでしょう。


オスが多いこともなく、ほぼ雌雄半々でした。
この時期になると、ペアで行動する姿をよく見かけます。


ここまでは北池の様子でした。
今度は南池の方に移動します。
こちらは池というより川のようになっており、釣り人の姿もよく見られます。
深緑が綺麗に萌え始めていました。右手にあるのはニセアカシア(ハリエンジュ)の林。


釣り人が付けた踏みあとを歩いて奥の方まで行ってみました。


珍しい花はありませんが、ナヨクサフジ軍団が多数!


ハルジオンが風に揺れています。


そしてここにもオドリコソウがいっぱい!




桃山御陵で見たときは雨の後で気づきませんでしたが、すごくふわふわした毛が沢山!
元乙女心を十二分にくすぐられましたよ~


明日は早くも月末です。今日が祭日で良かった〜

【撮影:2022/4中旬~下旬 宇治市】

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新緑萌える宇治川にサギが舞う

2022-04-28 05:20:51 | 自然

あちこち精力的に出かけていたので、地元のお散歩写真の投稿が遅れました。
今日は10日程前に歩いた宇治川下流の光景です。
眩しい日差しに新緑が萌え、とても気持ちのいいお散歩でした。
そして、巣作りを始めた鷺山の光景も・・・

スタートは水道橋の手前からです。


黄緑色の新葉が展開してきたマルバヤナギ。
柔らかそうな葉ですね~


花も咲いています!
雌雄異株で、この花は雌花ですね。


川にはダイサギが佇み・・・


まだ居残っているオオバンがのんびり。


高水敷の歩道に目を向けると、コマツヨイグサが綺麗に咲いていました。


ノヂシャはまさにこの時が満開!
結構惹かれるものがあり、数年前に家に持ってかえったら、ほったらかしでも咲くようになりました。


川に流れ込む水路に咲いていたオランダガラシ。
アオスジアゲハが花から花へと蜜を吸っています。


遠いと警戒心が薄れるのでしょうか。
真上から見ると、結構体が太いですね。


アカメガシワの赤い新芽


水道橋の真下に来ました。
好きな景色です。


そしてその先を進むと、堤防の上の道に出る階段が。
その向こうにこんもりと見えているのが菟道稚郎子の陵墓で、サギ山(サギコロニー)になっています。


遠いのに、カメラを構えると警戒するようです。
なので、ささっと望遠で数枚撮って退散。


遠すぎでボケボケと分かりながら、サギさん部分をトリミング。
枝をくわえて飛んでいますね。巣材でしょうね。


くちばしの先には作成中の巣があるのでしょうか。


え、何が写ってるのか分からないって?


トリミングしてみたら・・・こちらも枝をくわえて飛んでいるアオサギでした~


最後はこちらです。おや、右手にいるのは・・・


やっぱり!ゴイサギでしたね~


頭上をダイサギが飛んできました。慌ててシャッターを切りましたが、あ~画面の隅に・・
やっぱり巣材をくわえています。


サギ山の前にあるのは太閤堤を復元した史跡公園です。
一応完成しましたが、人はあまりいないようです。


堤防の上の道を歩いて戻ることにしました。
大好きなアキニレも新緑が綺麗です。


ベニシジミでしょうか。みんなラブラブシーズンですね。


手すりの隙間にいたムクドリ。
警戒心が強い鳥ですが、覗かれているのを知らず無防備。


水道橋の辺りまで戻ってきました。
やっぱり宇治川沿いがのんびりできます。


【撮影:2022/4中旬  宇治川】

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京の花の寺(後編)~平等院のフジ

2022-04-27 05:21:18 | 植物

京の花のお寺巡りの後編は、地元宇治平等院のフジです。
こちらも、そろそろ見頃を迎えそうという記事を見て、勇気を出して出かけることに。
平等院はいつも大勢の人でごった返しているので、人混み嫌いのなつみかんにはハードル高いのです。
なんせ世界遺産の超有名寺院ですから。

ということで、朝一番、車をいつもの天ケ瀬に置き、徒歩で途中の花など眺めながら平等院へ。
楽々、開門前に到着!と思ったらもう長い行列が・・・
それでも何とかラッシュのようになる前にフジを見ることができました。
前に一度行った経験から、まずは「平等院と藤」の写真が撮れる場所にダッシュ。
何とか他の見物客が入らない写真が撮れました~


あとは自由に七分咲きのフジをご覧くださいませ~
そうそう、ツツジも満開でしたね。


根元が立派です。こちらの藤棚のフジは樹齢400年。
4本のフジの木から、約12000本の穂がぶら下がるそうです。


フジはご存じの通り、マメ科フジ属のつる性落葉樹です。
ここ平等院のフジはノダフジだそうで、私が行った23日時点で花穂の長さが80cm~1m!


花はマメ科特有の蝶形花。
黄色い蜜標があり、沢山のクマバチがぶんぶん飛んでいました。




ほんの少し時間が経っただけで、平等院と藤の写真が撮れる場所は黒山の人だかり。
カメラの先を歩く人の姿も増えてきました。
早めに行って良かった!


一通り写真を撮ったので、鳳凰堂が見える場所に移動することにしました。
(平等院のマップはこちら
真っ赤なツツジがまさに満開の見頃!


3匹のアゲハチョウがふわふわと蜜を吸いに来ていました。


朝はどん曇りだったのですが、この頃になって青空が出てきました。
平成26年に屋根の吹き替えと朱塗りの塗装が行われ、昔の姿がよみがえりました。
ご覧ください、こちらがザ・鳳凰堂です!


鳳凰堂は平安時代後期の1053年、時の関白であった藤原頼通によって建立されたお堂です。
当時は阿弥陀堂や、ただ御堂と呼ばれていたそうですが、鳳凰が翼を広げたような建物の形や、
屋根の上の鳳凰から、江戸時代に鳳凰堂と呼ばれるようになったそうです、
現在は国宝に指定され、ご本尊の阿弥陀如来は現存する唯一の定朝作の仏像なんだそうです。
前の阿字池越しに、そのご尊顔を拝することができます。
屋根の上の鳳凰も金色に輝いていました。
 

池とお堂を中心とした庭園は、浄土式庭園と呼ばれる庭園だそうです。
モミジの新緑が綺麗でした。


池にはスイレンが浮かび・・・


ちょうど花が咲いていました。これも朝に行ったご褒美ですね。


カメさんものんびりと・・・


お堂の向かって左側の池の端から藤棚方向を見た光景。


御朱印をいただいてから、お堂の裏側に回ります。
ヤエヤマブキが綺麗でした。




そしてもう一度藤棚のところへ。
もう一度撮影チャレンジ!








クマバチは頭をフジの花に突っ込んで蜜集めに余念がありません。


先の方まで咲いたらもっと雰囲気が変わるのでしょうか。
下の方はこんな感じの蕾でした。
でもこの位がちょうどいいのかも・・・


宇治市名木の看板がありましたが、消えてしまって読めない(笑)
大きな4本の木の根元、分かりますでしょうか。


ということで、今回の平等院のフジは大満足。
今回は本堂拝観(別料金)は1時間半待ちなのでパス。
いつでも行けると思うから、全然行けないんですよね~(笑)
また天ケ瀬まで戻らないといけないので、帰りは南門から出ました。
出たところにあった見事な白藤の壁!


久しぶりの平等院で人も多かったですが、フジを見られただけでも行って良かったです。

【撮影:2022/4/23  京都府宇治市】


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京の花の寺(前編)~楞厳寺のミツバツツジ

2022-04-26 05:40:38 | 植物

今日と明日は、京都府内の花で有名なお寺をご紹介します。
前編の今日は、京都府北部の綾部市にある楞厳寺(りょうごんじ)。
こちらは関西花の寺25ヶ所の第2番霊場でもあります。
今ミツバツツジが見ごろ!との記事を見て、思い切って行ってきました。
とはいえ、高速を使ったら1時間半ほどで到着です。

楞厳寺の駐車場に車を停めると、もうそのすぐ前がミツバツツジの丘!


見ての通り、ピンク色に染まっています。
これはすべてミツバツツジです。


ミツバツツジのトンネルがあると聞いていたので、池に沿って丘の方に行くことにしました。


ドウダンツツジも満開です。


この丘は大師山という山で、6000本のミツバツツジが植えられているそうです。
九十九折の山道は四国八十八箇所のミニ霊場になっており、次から次へと札所の祠が現れます。
もう最盛期は過ぎてしまったのでしょうか、道に沢山の花が落ちています。
でも綺麗。


札所です。


ミツバツツジの下を歩いていきます。




落ちたての花をみると、蕊が10本。コバノミツバツツジでした。


ミツバアケビも咲いていました。


ツバキの花もまだ鮮やかに咲いていました。


お大師様の像です。


天気がとても良くなってきました!


目に痛いほどのピンク色。


どこまで行ってもミツバツツジ。


札所の祠がめっちゃ沢山あります。
それにしても、日が翳ると、急に色が変わりますね。


こちらの色もいいかも・・・


突き当りまでいって、九十九折を折り返してきます。


どこまでも気持ちがよく、どこまで行っても人に出会いませんでした。
皆さん、池の手前でツツジを眺めて満足されていた?
それとも時間が早かったからでしょうか・・・


また池のほとりに戻ってきました。


遅ればせながら、お寺の紹介をば少々・・・
楞厳寺は、天平4(732)年に林聖上人により開かれたという、古い歴史のお寺です。
兵火によって何度も焼かれ、今のお堂は江戸時代の再建なんだそう。
四国八十八カ所のミニ霊場があるくらいですから、宗派は真言宗です。


こちらが石段を上った先にある本堂です。


お寺には3本の古木があるそうです。
ツバキ、ボダイジュ、サルスベリで、いずれも樹齢400~500年。
事前にチェックしていなかったので写真はなし。残念!
今度行く機会があったら見てきますね~
シャガが咲いていました。


参道を降りたところにある第八十八番札所。
さすが、立派です!


横の木ではさかんにシジュウカラが囀っていました。


なんだかまとまりのない投稿になってしまいましたが、雰囲気を感じていただけたでしょうか。
最後は池のほとりで満開だったヤエザクラ(サトザクラ)をどうぞ。


わたしが帰るころになって他の方々も次々と見学に来られていました。
皆さん何度も来られているようで、「今年は大したことないなあ、いつもは山全体が真っ赤になるんやで」と大声で(笑)
なるほど、それだったらまた行ってみたい!
ハスも有名なんだそうですが、いくらなんでも朝の8時とかに来るのは無理かも・・・

【撮影:2022/4中旬 京都府綾部市】


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