なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

道草日記~2022年7月

2022-07-31 05:33:39 | 道草日記

令和4年7月の道草日記です。
先月は、咲き残りと咲き始め、芽吹きや花後が入り混じってお祭り騒ぎでした。
それが、今月に入り猛威を振るったのが草刈りの嵐・・・
次に見に行ったらずんべらぼん、ここもあそこもずんべらぼんで、道草を見つけるのに苦労する始末。
追い打ちをかけたのが下旬の猛暑です。
それでも、草刈前にキャッチした花、草刈り後に芽生えた草などもあり、それらを頑張って集めてみました。
どうぞご覧くださいませ。

〇花が咲いていたもの (五十音順、以下同様)    104種類
☆印は7月に今シーズン初見 だったもの。
(逸)は園芸種の野生化で、道草日記の中では2か所以上で、野生化していたら載せています。


・アオツヅラフジ 
咲いていると撮ってしまう・・・雄株は実が生らないので雌株を探したいのですが・・・


・アカカタバミ 
・アカツメクサ
・アキノエノコログサ

・アメリカアゼナ ☆

根性で、田んぼの稲と稲の隙間を望遠で見ると、咲いていました。


・アメリカオニアザミ
・アルストロメリア(逸)
・アレチハナガサ
・イタドリ
・イヌガラシ
割と必ずどこかで見つけます。でもいつも違う場所です。


・イヌタデ ☆:妙に長い期間咲き続ける場所があります。
・イヌビエ
・イヌホオズキ

これも結構花期が長いですね~


・イヌムギ
・イモカタバミ ☆
・ウチワゼニクサ ☆
あまり増えてほしくない外来種ですが、小さい星型の花は可愛いです。


・ウラジロチチコグサ
・エノキグサ(花)☆

雌雄同株異花です。雌花は盃状の総苞の上に付き、雄花は穂状に突き出ます。


・エノコログサ
何気なく撮りました。どこにでも咲いています。


・オオイヌタデ

先月と変わらず元気に咲いていました。


・オオイヌノフグリ(星の瞳、瑠璃唐草)
・オオキンケイギク(上旬のみ)
・オオスズメノカタビラ
・オオバコ
・オシロイバナ
・オッタチカタバミ
・オニタビラコ
・オヒシバ ☆:地味~に生えてきました。
・オモダカ ☆
田んぼの真ん中の白い花、やった!オモダカ!遠っ


・カタバミ
・カヤツリグサ ☆
ザ・カヤツリグサ、あちこちで健闘してます!


・カラスウリ ☆
早朝散歩で萎んだ花を沢山見つけました。
濃い緑のビロードのような葉はキカラスウリじゃないと思います。


・カンナ(逸)
先月に引き続き、まだ満開。いや~、花期が長いですね。

・キツネノボタン
・ギョウギシバ
・キレハノブドウ ☆
いつもの水路脇に沢山・・・



・クグガヤツリ ☆
結構あちこちに生えていて気になっていた草、やっと名前が分かりました。


・クサネム(蕾)☆
下旬には花が咲き始め。


・コセンダングサ

・コニシキソウ(花)
・コヒルガオ
・コマツヨイグサ

家の近くのアスファルトの隙間から。
  

・コミカンソウ ☆:小さい花なので写真は最初からあきらめてます。
・ザクロソウ
思いがけない道の隙間などで咲いています。


・ジュズダマ(花)☆
知らない間に花が咲いていました。


・シロツメクサ
・スズメノカタビラ
・スベリヒユ
あまりにも元気に咲いていたのでついつい撮ってしまいました。


・セイバンモロコシ

・セイヨウタンポポ
・セリ ☆レースのような花がいつの間にか沢山咲いていました。
・タチスズメノヒエ
・タマスダレ ☆
何もなかったところにニョキニョキ・・・
 

・ダンドボロギク ☆
ダンドボロギクといえば草丈が大きく、荒れ地上等!の草ですが、道草のはなんと可愛い・・・


・チチコグサモドキ
・ツタバウンラン
・ツユクサ 
一杯咲き始めました。道草のは毛が生えていません。
 

・トウバナ
・トキワハゼ
・トゲヂシャ(花)☆
花のタイミングに合うと、こんな可愛らしい花が見られます。


・ナガエコミカンソウ(花)
可愛い花が撮れました!順番に実にもなってきています。


・ナツフジ
草刈りに遭って消えたと思っていた場所、昨日行ったら大量の花が・・・ツルは強し。



・ナルトサワギク

・ニガカシュウ(蕾)
今年も池の畔などに沢山蔓が伸び、沢山蕾がぶら下がっています。


・ニシキソウ ☆
・ニラ(花)☆
ニラの花も星が沢山タイプですね!


・ニワゼキショウ(上旬)
・ネジバナ
・ネズミムギ
・ノアサガオ(花)
ガンガン増えて怖いくらいです。
 

・ノゲシ
夏も冬も得意って、どれだけ適応力があるのか・・・


・ノコンギク ☆
去年も咲いていた同じ場所に、気が付いてたら控えめな花がぽつぽつと・・・


・ハキダメギク ☆
やっぱり時々見かけます。


・ハゼラン
・ハハコグサ
・ハマスゲ
・ヒナギキョウ
・ヒメクグ ☆:小さくて丸い穂が付くので覚えやすいです。
・ヒメジョオン
暑くてお疲れの花も多いですが、水辺などでは相変わらず群生しています。


・ヒメツルソバ
この暑さの中、まだ咲いてる・・・暑すぎて紅葉?


・ヒメマツバボタン ☆
先月芽生えを見たヒメマツバボタン、可愛い花が咲きました。


・ヒメムカシヨモギ ☆

あっという間にぐんぐん伸びて、花が咲きました。


・ヒルガオ
こちらもザ・夏の花。あちこちで咲いています。


・ブタナ
・ハマクマツヅラ ☆:どう見てもアレチハナガサとは違う・・・
・ヘクソカズラ(花)☆
別名灸花の通り、花は可愛いです。つるは獰猛で独特の臭い!


・ヘラオオバコ
・ペラペラヨメナ

新たに発見した群生場所、まだ咲いています。


・ホソバツルノゲイトウ
あまりありがたくない花ですが、休耕地には沢山咲いています。


・マツバゼリ
・マメグンバイナズナ
マルバツユクサ ☆:増え方が半端ないので外来種かと思ったら、暖かいところの在来種でした。
・ミコシガヤ 
・ムラサキシキブ ☆
木本なので入れるかどうか悩みましたが、2か所で完全自生の花発見につき、入れました。


・メヒシバ
線路わきのメヒシバが光って綺麗だったので・・・


・メマツヨイグサ
朝のお散歩で綺麗な花を沢山発見!昼は萎んでいます。


・メリケンガヤツリ
よく増えています。


・ヤナギバルイラソウ(花)
昨日見に行ったらめちゃ花が増えていました。


・ヤブカラシ(花)
あちこちでヤブガラシのすごい藪が・・・枯れないのかな。


・ヤブカンゾウ(花)
・ヤブマオ(花)☆
ラミーカミキリちゃんの食糧庫、ヤブマオに花が咲きました。


・ユウゲショウ
こちらも花期が長いですね~


・ヨウシュヤマゴボウ(花)
すごく大きい株でした。


・ランタナ
いつも咲いているのでついついパチリ


・ワルナスビ

〇葉、芽のみ   38種類
・アカザ
・アメリカアサガオ(葉)
ますます増えています。先月見た花は迷い咲きだったみたいですね。


・アメリカセンダングサ
・アレチヌスビトハギ
・イシミカワ ☆
あるはず・・・と探したら、やはり池の畔に生えていました。三角形の葉。


・イノコヅチ(葉)
・オオニシキソウ
・オギ
・ガガイモ
・カニクサ
・カラムシ
・クサネム
草刈り後から一面に生えてきました。


・クズ
モンスター・クズ、もうお腹一杯ですか?(笑)


・ゴキヅル
・コセンダングサ(葉)
・コナギ ☆
田んぼの中に生えてる草、カメラで見たらコナギでした。


・サデクサ ☆
去年と同じ池の畔に、イシミカワとともに生えていました。


・スギナ

・スミレ(葉)
・セイタカアワダチソウ
・センニンソウ
・タチツボスミレ(葉)
・ツルニチニチソウ(葉)
・ツルマンネングサ
・トキワツユクサ
・ハナタデ(葉)☆
去年ハナタデが咲いていた場所なので、多分ハナタデ。


・ヒシ ☆
池でヒシを見たのは初めてです。前からあったのかな?


・ヒメムカシヨモギ(葉)
・ヒレタゴボウ(葉)☆
田んぼの中に稲より背が高くなって、にょきにょき生えています。


・マメアサガオ
ハート型の葉がどんどん増殖中。


・マルバルコウ ☆
まだ葉だけですが、どんどん増えています。葉がすこし角ばっているのが特徴。


・ミゾソバ
・メドハギ
・モリムラマンネングサ(葉)
・ヤハズソウ
・ヤブマオ(葉)
花も咲き始めましたが、まだまだ葉が主流。


・ヨシ  
・ヨモギ

〇実、種、終わりかけ  17種類
・アオゲイトウの仲間 ☆
実になってるみたいです。


・アレチギシギシ
・オッタチカタバミ(実)
群生していたところはほとんど実に・・・


・カタバミ(実)
・カモジグサ
・カラー(実)
実を見たのは初めてです。サトイモ科!!


・ギシギシ(実)
久しぶりに写真を撮ってみました。


・クサイ(実)
・スミレ(実)
・チチコグサモドキ(実)
・ツメクサ(実)
・ドクダミ(花後)
・ニゲラ(実)

・ヘクソカズラ(実)☆
花が咲いたら実が生ります。結構綺麗です。


・マメグンバイナズナ(実)
・ヨウシュヤマゴボウ ☆
花を撮ったらもれなく実の写真も・・・
 

・ランタナ
花が咲いた後、どんどん実が・・増えるわけです。


以上、のべ159種類。
先月は171種類だったので、さすがに減りました。
草刈りのパワーが半端じゃなかったですからね~
先月見た花の多くが早々と刈られてなくなっていました。
それでもいくつかは新しい植物が・・・
来月は今月葉ばかりのつる植物が咲き始めることでしょう。
今月は試しに在来種と外来種を区別してみました。
(外来種は斜体で表示)
数えてみたら、在来種はのべ84種類と半分強。思ったより、健闘しています!

【撮影:2022/7  宇治市】

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負けず嫌いのゼフィランサスなど~お庭の花7月編(1)

2022-07-30 06:10:10 | 植物

ふらふら遊びに行ってる暇があったら、自分とじいちゃんの庭のお世話をしなさい!
と処方面から叱咤激励を受けていますが、正直まだまだ出かけたいお年頃・・・
「だって暑すぎるもんね~」を言い訳に、庭の方は水まきと草むしり等最小限のお手入れにとどまっています。

とはいえ、そんななつみかん&じいちゃん庭にも、季節が来ると咲く花たち。
暑い7月にも、そんな花たちがいくつか見られたので、こちらに記録しておきたいと思います。
最初は、なつみかんの庭で咲いた花。
先日、「お世話してる庭のゼフィランサスより、その辺に野生化してる花の方が元気で沢山咲く」
と書きましたが、それを聞いて発奮したのでしょうか。
もしくは、「自分らも世話されてへんで~」という抗議でしょうか。
これまでへなへなの花が1本ずつしか咲かなかった鉢に、いっぺんに4本の蕾が!
最初の一輪がほころびかけたところです。


数時間後には開きました。


そして翌朝みると、全部咲きました!
いかにも開きたての初々しい濃いピンク色です。


数時間後にはこんな感じに。ピンク色は徐々に薄くなってくるようです。


「がんばって咲いたね~」とほめてあげると、2日後さらに3つの蕾が上がってきたのを確認!
花は2日ほどで萎みますが、入れ替わりのように3つ咲きそうです。
やはりゼフィランサスはド根性でした。

こちらは最近になって蕾が沢山付いてきたニオイバンマツリです。


こちらはほころびかけた蕾。天気が悪くなかなか開かなかったのですが・・・


翌日みるとちゃんと咲いていました。


ご存じの通り、ニオイバンマツリの花は紫~薄紫~白へと色が変化します。
白くなった花。


今も沢山の蕾が上がってきていますので、まだまだ咲くと思います。
ちなみに前回びっくりするほど沢山咲いたのが5月でした。
数か月に1回、こんな感じで咲いてくれるので、年一で枯れる花に比べたらかなりコスパがいいです。

その横の、料理に使うために植えているハーブたちにも花が咲きました。
こちらはオレガノです。思ったより可愛い花で感激。
イタリア料理で、肉の匂い消しなどに使います。


だらしなく伸びてしまいました。


お隣には、結構重宝するイタリアンパセリ。
暗いし、花が小さいし、ピンボケですが・・


次に昼間に撮りに行ったときにはもうみんな実になってしまっていました。


ちなみにもう一種類、スイートバジルも植えていますが、6月末に花が咲き、いまはちょっとお休み中です。
6月に咲いた花。オレガノ同様シソ科ですが、花が少し大きくて綺麗です。




これらのハーブ、少しずつ使えるので結構重宝します。

この他には、いつものラインアップ。
年中散発的にさいているサザンクロスに、またまたいくつか花が咲きました。
下の葉はデュランタ・タカラヅカですが、つぼみが付きません。


八重のハクチョウゲ。こちらも年中ちょぼちょぼ咲いています。


知らないうちに、庭のあちこちから芽がでてきた、白いイヌタデ。


そして、星夫が子供の時にまいた種から育ったナツミカンに実が!
風雨のせいか、1つ落ちてしまっていました。


以上、あとは絞っても何も出てきません。
なつみかんのわたしのお庭 7月編でした。

【撮影:2022/7  宇治市】

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この髭の長い虫さんは誰?~ミヤマカミキリでした!

2022-07-29 05:31:12 | 自然

夏枯れの季節、植物園にも花は少ないし、堤防に行っても草刈りをされている・・・
道草日記の写真も撮り逃したりして、日々悩み中です。

そんな中、所用で降りた桃山駅、ついでなのでまたまた15分ほど歩いてみることにしました。
といっても、日々日暮れが早くなっている今日この頃。
薄暗い写真はご容赦ください。

御陵横の道に入る手前にあった無人野菜販売所・・
ではなく、その上にくっついた虫に目が行きました。
こちらです。カミキリムシの仲間?


髭がとても長いです。体長よりも長いくらい?
近づいても逃げないので、もうちょっと寄って撮ってみました。
結構大きめで、体は焦げ茶色です。
写真もあるし、すぐに名前が分かるだろうと思ったのですが、見つけられません(泣)
ウスバカミキリかとも思ったのですが、どう見ても体がごつく、髭の節なども違うように見えます。
→皆さんのおかげでミヤマカミキリと判明。首のところにしわがある特徴も確認しました。


一番よくみかけるゴマダラカミキリ、こちらは家に先日現れたところをパチリしました。
桃山で見たカミキリムシはこれよりも大きいです。


悩んでいても答えがないので、先に進むことにします。
この日は大雨の後で道路もなんとなくもやっていました。
右手をご覧くださいませ。
こちらがいつも私が植物を見ている場所なのですが、すっかりスッキリ草刈りされていました。


草刈り後には出没するキジバト。地面に落ちた種など、つつきやすくなるんでしょうね~


林の奥の方までは草刈りの手は届かず、ヤブミョウガの花はまだ妖しく白く浮かび上がっていました。


はたしてソクズは・・・
急ぎ足で近づくと、3分の2ほど刈られていましたが、なぜか3分の1は残されていました。
何故でしょうか??
でもまあ、良かったです。


アリさんを寄せる腺体も健在!


このまま実がなるまで置いておいてほしいです・・・
ということで、時間もないので今度は右岸ならぬ反対側の歩道沿いを歩いて戻ります。
(乃木神社の交差点のボタン式信号を渡ります)
こちらもつるっつるに草刈り・・・何もありません。
でも、ちょっとだけ目についたものが。
こちらの葉です。ツヤツヤで葉脈が目立つこの木はなんでしょうか。


家に帰ってから調べようと思っていたら、この木の実を発見!
え~、まさかウワミズザクラ?
雨に濡れるとこんなにツヤツヤになるのでしょうか。厚みがあるようにも見えますが・・・
でも実を見る限り間違いないと思います。
来年はぜひ花を確かめに行きましょう。


ということで超短時間散策は終了。
仕事が終わった後(もしくは始まる前)のちょっとした時間が癒しです~

【撮影:2022/7/19  京都市伏見区】

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風そよぐならの小川と賀茂川左岸

2022-07-28 05:30:35 | 自然

上賀茂神社で忘れてはならないのがこちらです。
これなあに、ではありません。
これぞ有名なならの小川です。


ならの小川といえば、百人一首の歌を思い出す人も多いでしょう。
この石碑、どう撮っても字が見えなかったのでこのまま載せますが、
「風そよぐ ならの小川の夕暮れは みそぎぞ夏のしるしなりける」 (従二位家隆)
と書かれています。


そう、ならの小川といえば禊ですよね!
葵祭で斎王代が手を清めるのが、ここならの小川と下鴨神社の御手洗池です。
(1年おきに変わるそうです)
雅な風情で、何か所が水に降りられる石段もあります。


でもそこを下りて手を清めるのは斎王代(と斎王代の気分になりたい人)だけ。
決してこの看板のようなことはしないように!
まあ、この暑さじゃ子供つれて水遊びさせたくなるかもですね~


ならの小川の横にも摂社が並んでいて、なかなかの風情です。


この時点で時間は8時40分。
いい加減に行かないと、なんのために朝一番に京都府立植物園に行くことにしたのか分かりません。
帽子を忘れたせいで、頭にピンクのタオルを巻いたヘンテコスタイルで左岸を行きます。
もう何も撮らないつもりだったのに、いたらやっぱり撮ってしまいます。
見た順番にさら~っと載せますね。
マガモの雌二羽


なるほど、左岸の方が陰になって涼しいです。


アオサギその1


アオサギその2


マガモの雄ですね。
まあ、沢山いること。


良く見えませんが沢山カモがいます。


一部を切り取ると・・・
あら、珍しい、みんなカルガモですね。
くちばしの先が黄色くなっているのが特徴です。


ということで、北山橋をかけ上り、北山門から入場!
その様子は、後ほど・・・


【撮影:2022/7/16  上賀茂神社、賀茂川】

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上賀茂神社に参拝

2022-07-27 06:41:21 | お出かけ

さて、賀茂川右岸を歩いて御園橋を渡り行った先は・・・


賀茂別雷神社、通称上賀茂神社です。
賀茂御祖神社(下鴨神社)とともに、かつてこの地を支配していた賀茂氏の氏神を祀っています。
国宝2棟、重要文化財41棟を含む広大な敷地はすべて世界文化遺産に登録されています。

神社のHPよりご由緒を抜粋してみると、
「神代の昔にご祭神賀茂別雷大神がご降臨、文武天皇6年(7世紀)に賀茂神宮が造営、
桓武天皇の平安遷都後は、山城一之宮として歴代天皇家が行幸、今に至るまで人々の崇敬を集めている」
そうです。
賀茂氏の氏神さんと聞いていましたが、えらい格の高い神社でした。


京都の人が上賀茂神社といって思い浮かべるのは、やはり5月15日に行われる葵祭でしょうか。
このお祭りの正式名称は賀茂祭。ではなぜ葵祭というかというと・・・
上賀茂神社の御神紋はフタバアオイ。
そのフタバアオイをふんだんに使うことから葵祭と呼ばれます。
(お~やっと植物ブログにちょっとつながりました)
ちなみにこれがフタバアオイ(ウマノスズクサ科カンアオイ属)

(2018/6初 京都府立植物園)

カンアオイ属の御多分に漏れず、3月頃に咲く花は地味~です。

(2020/3下旬 京都府立植物園)

随分説明が長くなりました。
さて、これから上賀茂神社参拝です!
一の鳥居をくぐると・・・


いきなり夏には厳しい直線路。
これは賀茂競馬という馬の競争をする神事が行われるところだそうです。


ふーふー言いながら突き当りまで行くと、左手に神馬舎がありましたが、中は空っぽ。
日曜祝日の9時半から15時しかお出ましにならないようです。
ということで、二の鳥居をくぐります。


すっきりした境内の正面に有名な三角の砂の山。
こちらは立砂といい、神体である神山を模したものなんだそうです。
ちなみに盛り塩の起源だそうで、悪い運気を取り除く効果があるそうです。


入って右手の楽屋です。
この短冊に願い事を書いて、境内のあちこちに飾られた笹につけると、ご祈祷してくださるそうです。


風鈴が涼し気です。




名前をメモするのを忘れましたが、このような建物が境内に散在しています。


ここまで来てようやく手水舎です。
柄杓はなく、流れる水で直接手を清めます。


ようやく本殿に通じる楼門が見えてきました。


そこに着くまでの間にも、摂社があちこちに。
いずれも小さいながら重要文化財に指定されているもの多数。
こちら、須波神社もその一つです。なかなかの風情ですよね。
全部で41ある重要文化財をすべて回ったら、どのくらいかかるでしょう。


ようやく楼門前に到着です。


奥のご本殿(国宝)です。
ちょうど朝のおつとめのために神職や巫女さんが入っていかれるところでした。
あ、右の男性は違います。


いたるところにフタバアオイの御神紋が・・・


ね、最初にご紹介したフタバアオイとよく似ていますよね。
花も描かれています。


ふう、ここからまた京都府立植物園まで歩いていくことになります。
もうちょっと気候のいいときに再訪するとして、この日はこのくらいで神社を後にすることにしました。
あ、もうちょっとだけ見ていただきたいものがあります。
ちょっとしつこいですけど、上賀茂神社の残りと、賀茂川左岸は明日ということで・・・

【撮影:2022/7/16  上賀茂神社】

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