夏木広介の日本語ワールド

駄目な日本語を斬る。いい加減な発言も斬る。文化、科学、芸能、政治、暮しと、目にした物は何でも。文句は過激なくらいがいい。

国産がどんどん無くなって行く

2009年01月26日 | Weblog
 ある初めてのスーパーで、あまりの安さに、商品を並べている店員に思わず「お宅安いねえ」と言ってしまった。すると彼女は値札の見方を教えてくれた。これは周囲の他店よりも安い物、これは期間限定の安い物、これは生産が中止になる物、と言うような表示がある。その生産中止になる商品の中に紅生姜があった。
 何で生産中止になるかと言うと、中国産の安さに負けたのだと言う。国産は45グラムで約150円。中国産は85円ほど。確かに中国産の方が安い。その差は65円。しかし紅生姜45グラムはかなりの量である。差額の65円が使う場合にどれほどに響くと言うのか。そんなわずかな値段の差よりも、安全かどうかの方がずっと大切ではないか。
 もちろん、中国産がすべて危ないなどとは言わない。しかしながら、農薬に対する理解度とかを考えれば安全だなどと安心しては居られない。中国の農家の人の話などをテレビで見る限りは、とても怖い。
 わずかなカネを惜しんで、結局は国産品を消滅に追い込んで行く。その結果、身の回りには外国産ばかりしか無いような情況になるのは目に見えている。何か、考え方が根本から違っているとしか思えない。
 確かに安い方がいい。でも安全とはかりに掛ける訳には行かない。安全性ばかりの問題ではない。外国産が、もしも生産国の事情で輸出がストップしたらどうなるか。品質の安全性だけではなく、供給の安全性までも脅かされて、それでも安心していられると言うのだろうか。

 日本の食糧の自給率は40%を割っていると言う。アメリカやフランスは100%を越えている。そこへ持って来て、農薬をふんだんに使った外国製品が登場して、我々は目が覚めたと思っているのに、結局は、すぐ目の前しか見ていない。私だって、明日はどうやって暮らそうか、と言うのが大袈裟ではない境遇に置かれている。それでも歯を食いしばっても、安いからと言って安易に外国産に頼る事はしていない。
 自分の身は自分で守るしか無い。

 今日は一日外で働いて来たので、時間が無く、短い物しか書けない。深く追究しようとすると、色々と調べたりして、そう簡単には行かない。私はあまり頭がよろしくないので、いつもの分量だと2時間ほどは掛かってしまう。ひどい時にはそれでもまだ時間が足りず、追究を中途で終わらせている場合もある。もちろん、それは結論が出ていないので、発信出来ない。
 本当はこれくらいの分量で、きちんと確かな事が言えないといけないのだろうとは思うのですが。