夏木広介の日本語ワールド

駄目な日本語を斬る。いい加減な発言も斬る。文化、科学、芸能、政治、暮しと、目にした物は何でも。文句は過激なくらいがいい。

イチローはホント、天才だよね

2009年04月25日 | Weblog
 水泳の水着の事を書いたら、イチロー選手の事が頭に浮かんだ。あの世界大会の時のイチローには本当に驚いた。本人が「神が降りて来た」と言っていたが、まさしく神が降臨したのである。しかし、それは本人の努力以外の何者でも無い。成長期に訓練すれば、神経と脳の結び付きが強固になり、しかもその伝わるスピードも驚異的に速くなるのだと言う。本人も偉かったけど、親も偉かったんだと思う。
 今、共稼ぎのせいで子供を 「学童」と言う名のシステムに預けている家庭が多いけれど、それで子供の教育が出来るのだろうか、と心配になる。その共稼ぎだって、生活が苦しいだけではなく、贅沢をしたいから、と言う理由もある。贅沢のために、子供の将来を犠牲にして恥じない。それこそ恥じるべきである。

 水泳の水着でも言ったが、正々堂々がスポーツの信条である。そうした意味で、あのゴジラ松井が高校野球で徹底的に敬遠された試合は今もなお記憶に新しい。あの時の相手の高校の野球部の監督は永久に汚名を着たままになった。あの時、私は仕事で奈良の中宮寺に向かうタクシーの中で、運転手からその話を聞いた。彼は「汚い」と真剣に怒っていた。
 そう言えば、王さんだって、何とか言う外国人の選手が自分の記録を破ろうとした時に、打たせなかった。周囲が、王の記録を破るのは相成らん、となったのである。それを監督としての王さんは、駄目だ、と言わなければいけなかったはずだ。
 記録にこだわるのはいいけれど、恥を晒しては駄目だろう。イチローは堂々とアメリカの選手の記録に挑戦し、アメリカ人もそして当の本人さえもそれを歓迎している。
 オリンピックの東京招致もいいけれど、スポーツの正々堂々の精神を忘れては何にもならない。北京オリンピックは様々な事で中国の威信を貶めた。口パクとかはご愛嬌だが、少数民族の扱いとか、チベット、ウイグル民族の弾圧とかはオリンピックを開催する資格の問題になる。

 でも、オリンピック委員会が東京の視察に来た時に、反対の横断幕を持って抵抗の姿勢を示した人々って、一体どこの国の人なんだろうね。東京でオリンピックを開催するのがそんなに我々の損失になるのだろうか。コンパクトで安上がりに出来そうな点が売りになっているはずである。
 まあ、国歌と国旗にも反対をする人々が居るのだから、何にでも反対は付き物なんでしょうね。そうそう、森田健作千葉県知事にも早速、法律違反だと訴えた人々が居たっけ。みなさん、ご自分の生き方に絶対の自信をお持ちのようである。
 そう言う私も新聞の記事などにいちゃもんを付けているが、それは自分はきちんと筋の通った考え方をしていて、そうした文章を書いているとの自負があるからこそ、しているのである。だから、それは間違っている、との批判はきちんと受ける覚悟もしている。あれっ? 何か変な話になってしまったが、まあ、そう言う事である。