夏木広介の日本語ワールド

駄目な日本語を斬る。いい加減な発言も斬る。文化、科学、芸能、政治、暮しと、目にした物は何でも。文句は過激なくらいがいい。

藤村官房長官は皮肉が分からない人らしい

2012年04月25日 | 言葉
 大阪府知事と大阪市長が政府と直談判をするために上京した。8か条の提案書を突き付けた橋下市長は、飲めないのなら無視すりゃいいんですよ、と言った。橋下氏は、こうした提言をして国民の意識を盛り上がらせる事が目的だ、と言っている。お粗末な対応しか出来ない政府をとうに見放している。
 それに対して官房長官はこう言った。「自分で提案して置きながら、無視すれば良いなどと、支離滅裂な事を言う」。

 本当に馬鹿な人なんだなあ、と思う。痛烈な皮肉が通じない。その程度の言語力と言うか思考力だから、大切な事が何も分かっていない。明確な言い方は覚えていないが、確か「大飯原発を再稼働して、安全対策をその後で実施すれば良い」と言うような意味の事を言っていたと思う。間違っていたら、お許しを。

 話は違うが今朝のフジテレビで番組を仕切っている小倉氏が、目下の電力不足をどうするか、としきりに発言していた。ゲストは、本当に電力が不足するのかどうか、明確な資料を出すべきだ、と言っている。そうした発言はあちこちでされていると言うのに、電力会社と産業・経済界の一方的な情報だけを信用して、番組が成り立つのだろうか。