夏木広介の日本語ワールド

駄目な日本語を斬る。いい加減な発言も斬る。文化、科学、芸能、政治、暮しと、目にした物は何でも。文句は過激なくらいがいい。

朝から晩まで私は犬に監視されている

2012年04月22日 | ペット
 朝、起きたが最後、愛犬のポンタ(今年5歳になるポメラニアン)の監視から私は逃れられない。実は寝ている時も監視されているのだが。食事中は、自分の欲しい物があれば甘い妻の足元に居続けるが、満腹していれば、必ず私の足元に居る。だからうっかりと椅子をずらそうものなら、烈火の如く怒る。フンギャー、オレが居るんだ、気をつけろ、このヤロー、と言っている。仕事部屋へ向かえば、すぐ足元を付いて来る。だから踏んづけないようにと、私は常に足元に注意を向けていなければならない。

 妻と息子の言うには、私の居ない時はポンタはとても大人しいのだそうな。ところが私が帰って来ると、途端に元気一杯はしゃぎ出す。妻は、ほら、お前のお母さんが帰って来たよ、と言う。時には「お母さん」が「仲間」になる。
 ペットショップで子犬が仲間とじゃれ合っている姿を見て、私は、ホント自分はポンタの仲間なんだ、と実感した。私が床やソファーに寝転がろうものなら、途端に顔にじゃれつく。爪を切らせないので、痛くてたまらないから、両腕で必死に顔をかばう。すると今度は手を嘗めまくる。放って置けば、5分でも10分でも嘗めている。

 私の行動もすっかり読まれている。朝、トイレに行くと、次は洗面所だ、と読んでいる。だからわざと違った行動を取ってやる。まあ、私も楽しんでいるのは間違い無い。
 今、すぐ足元に居たのに居ないので、見回すと1メートルほど離れた所で寝ている。でも即座に私が見回しているのを察知して、こちらを向く。それじゃあ、安心して寝ていられないじゃないか、と心配をしてしまう。その寝ている姿を見ただけで、何となく嬉しくなって来る。同時に、ああ、足の豆を触りたい、冷たく濡れた鼻を触りたいと思う。そう、私は犬に癒されているのである。