公務員試験知能、教員採用試験数学解説

ある予備校講師が暇な時間に綴る小さなブログ

東京消防庁1類no9(平成24年5月27日)

2016-12-30 19:01:00 | 証言
AからEの5人が、柔道部、テニス部、野球部、サッカー部、ラグビー部のいずれかに1人ずつ所属している。5人は以下のように発言しているが、1人だけがウソをついていることが分かった。このとき確実にいえることとして、最も妥当なのはどれか。                    A「私は野球部に所属していて、Dはラグビー部に所属している。」                   B「私はテニス部に所属している。」                   C「Aは本当のことを言っている。」                   D「Eはテニス部に所属している。」                   E「Bはサッカー部に所属していない。」                   ①Aはウソをついている。                    ②Bが柔道部に所属している場合、Cはサッカー部に所属している。                    ③Bがテニス部に所属している場合、Eは柔道部に所属している。                    ④Cが野球部に所属している場合、Dはラグビー部に所属している。                    ⑤Dはウソをついている。GW法を使います。知らない人は、前回の記事を参考にして下さい。まず、Cが、Aは正直だと言っているので、CとAは同じグループ。ただし、ウソつきは1人だけだから、この2人は正直者グループです。ゆえに、Aの発言は、本当のことです。つまり、Aは野球部で、Dはラグビー部です。次に、Bの発言とDの発言に注目します。2人とも本当のことを言っているなら、BもEもテニス部になってしまいます。それぞれのクラブに1人ずつという条件ですから、矛盾します。よって、BかDかがウソつきです。これ以上何も分かりませんから、場合分けです。肢①Aは、正直者です。肢②正しい。肢③Bがテニス部に所属している場合、Eはサッカー部か柔道部か分からない。肢④Cが野球部に所属することはあり得ない。肢⑤Dは正直者かウソつきか決まらない。                     結局、GW法を使わなくても、BかDかがウソをついているので、そのほかのA、C、Eは本当のことを言っていることが分かるので、正解は導き出せます。ブログランキング・にほんブログ村へ
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