なのはな村通信 (都城市 社会福祉法人なのはな村)

宮崎県都城市「社会福祉法人なのはな村」理事長・フジサキが発信するブログ。日々のよしなしごとを、つれづれなるままに。

新しい冷蔵庫

2010-09-11 09:15:52 | なのはな村日記

 きょう、なのはな村は休みですが、フジサキと遊楽調理士のMさんは朝7時の出勤です。思えば法人設立のとき国庫補助金が貰えず途方に暮れていたとき、都城JT産業の撤退を知りました。厨房機器が廃棄処分とお聞きし、諸手を挙げて廃棄責任者となりました。おかげさまで包丁に至るまで揃えることが出来て、フジサキは煙草をたしなみませんが、JT産業に足を向けて寝ることが出来ません。
 ただ、この冷蔵庫も耐用年数が来て、ついに入れ替えることとなりました。些細なことかもしれませんが、フジサキにとって感慨深いものがあります。こんなことが、なのはな村の想いをつなぐ若い人たちに届くだろうかと、一抹の寂しさと、不安と、少しばかりの期待を抱きます。感傷と思わば、思え。
 もうちょっと感傷的に言えば、国庫補助金は社会福祉法人にはもう出ない、と言われました。誰に? 誰かに、です。だけど、新しい社福で授産の機器まで国庫補助金で揃えているところは、結構あるんですよね。不思議な話がこの国には一杯あります。
 冷蔵庫の入れ替えが終わったら、鶏さんのお世話と、畑仕事が待っています。これがフジサキの休みの日の正しい過ごし方です。フジサキ

 


都城きりしま支援学校

2010-09-10 15:10:09 | なのはな村日記

 都城には「都城さくら聴覚支援学校」と「都城きりしま支援学校」の2つの支援学校があります。きょうは、きりしまで「進路合同面談会」がありました。
 都城だけではなく、隣接の市町から31の福祉事業所が参加していました。事業所が多いか少ないかはともかく、選択肢が多いことは利用者にも事業所にも良いことだと思います。
 30年前のコロニーにいたフジサキは、あるときから「福祉」(カッコつきの)に背を向けることにしました。そのフジサキが、いま福祉の中にいるのは自立支援法のおかげです。(良くも悪くも。)社会が変わったと、思いました。そう簡単に変わるはずはないんですけどねえ。

 以下は面談会の資料に作成したものです。コピーしたらちょっと変になりましたが、読めないことはないですね。

障害福祉サービス事業所なのはな村<o:p></o:p>

都城市一万城町82号4番地<o:p></o:p>

社会福祉法人なのはな村<o:p></o:p>

・就労移行支援事業(15名) ・就労継続支援B型事業(10名) ・生活介護支援事業(10名)  ・地域生活支援事業(日中一時支援)     ※23年度、B型・生活介護は定員増の予定。     <o:p></o:p>

月曜日~金曜日(土、日、祝祭日は原則として休日。休日に行事等が入ることもある)<o:p></o:p>

午前9時~午後3時半。 (8時~9時、3時半~5時は、地域生活支援事業「日中一時支援事業」を利用して、施設利用可。)<o:p></o:p>

給食有り。希望者には230円で提供。<o:p></o:p>

有り。市役所⇔施設間は往復100円の有料送迎。自宅までの送迎は、片道5Kで100円程度の有料送迎。公共交通機関の利用を、自ら出来るように支援していく。<o:p></o:p>

利用者が地域の中でその人らしい自立した生活が送れるように、生活全般にわたる支援(サービス)を行なう。 食事は県栄養士会の指導を受けた栄養バランスの取れた献立で、健康の増進を図る。相談、助言等の支援(生活全般、就労に関すること、等)                         ・就労移行支援事業・・・なのはな村のレストランで、調理・接客訓練。戸外での訓練として養鶏に従事。ワークトレーニング室で、パソコン・一般事務等の訓練。また、企業実習や、企業先での委託作業を重ね2年間内の訓練で、一般就労を目指す。     ・就労継続B型支援事業・・・仕事に対する支援が中心。農業全般・食品加工の仕事に従事。一般就労も目指すが、何よりも、なのはな村での工賃アップを目指す。       ・生活介護支援事業・・・日常生活の支援が中心。日々の日課の中で、基本的な生活習慣の確立・社会的活動への支援。健康管理面の支援(嘱託医による健康診断。施設内でのバイタルチェック。)余暇活動支援(創作活動、音楽レッスン、レクレーション、ヨガ、等。)生活活動支援(清掃、洗濯、買い物、等)社会活動支援(バザー販売、生産物宅配、等)・日中一時支援事業(在宅障がい者の日中の活動の場の確保。と、と<o:p></o:p>

・レストラン(調理、調理補助、配膳、接客、レジ、店舗販売)                   ・農場(畑・果樹園管理、自然卵養鶏、販売「生協、市役所、配達、他」)   ・食品加工(パスタ製造、漬け物製造、季節のジャム製造)                                ・創作活動(絵画、音楽、ビーズ細工、縫製、パソコン   ・企業実習<o:p></o:p>

障害者自立支援法による1割負担。 1ヶ月あたりの負担上限額が、非課税世帯は0円。また、個人単位(本人所得)を基本として、負担上減額が算定される<o:p></o:p>

平成21年度 B型(2万円) 就労移行(8千円) 生活介護(2千円)<o:p></o:p>

?0986-46-3737  FAX0986-46-3736   E-mail nanohanamura@rouge.plala.or.jp<o:p></o:p>

23年度より、就労継続支援A型事業(定員10名)を開始の予定。事業内容(街中のレストラン)                                                             ※グループホーム・ケアホーム計画中。                                            ※就労移行・・現在、グループ実習中。最低賃金適用だが、通常3人分の仕事量に5人で取り組む。こういう就労形態があれば、多くの人の就労の可能性が広がる。押しし進めていきたい                       ※就労継続B・・レトルト機等の機器導入によって食品加工の拡充を図る。また、レトルト食品を開発し市場でも通用する本格的な食品加工に取り組む。更に、「都市と地方をつなぐモデル事業」として、都市(多くの消費者・企業)と連携し工賃アップを目指す。                                                                        <o:p></o:p>

障がいのある人も、ない人も、いろいろな人が、しごとやくらしを支え合って、楽しく生きていける町。そんな町を願い、なのはな村は1987年から制度の枠外で活動してきました。                1993年には『小規模作業所』となり、2005年にはみんなの生活の場を考え得るべく社会福祉法人格を取得しました。                                                     翌2006年に『知的障害者通所授産施設』として新しい歩みを始めましたが、「障害者自立支援法」に基づき、2009年3月から新事業に移行、『障害福祉サービス事業所なのはな村』として、更に新しい歩みをを始めました。                                                    福祉の制度、いや福祉そのもがが目まぐるしく変化する時代、ともすれば目的を見失ってしまいそうですが、ここのところはしっかりと眼(まなこ)を見開いて世界を眺めましょう。                  なのはな村は今後もご利用者の目的に応じたサービスが出来るよう、プログラム作りを行なっていきます。                                                                     <o:p></o:p>


レトルト機の試運転

2010-09-09 08:29:42 | なのはな村日記

 きょうはメーカーの人に来ていただいて、レトルト機の講習でした。日本財団の補助で、レトルト機・ブラストチラー(急速冷蔵庫)・真空包装機を導入しました。(この事業が全て完了しましたら、財団さんには改めて御礼を申し上げます。)
 就労継続B型支援事業のしごと開拓、工賃アップのための事業です。すでに都市と地方をつなぐ事業として、ひとつのしごとは決まっています。内容は始まりましたら、お伝えします。
 なのはな村は市街地に位置しているといっても、本当に都城は田舎町です。就労も、しごと起こしも、大変難しい状況にあります。
 この講習ですが、老朽化したヌジサキの頭では理解しがたいことが多く、2人の若いスタッフに真剣に聞いてもらいました。

鹿児島で、美味しいカレーを提供しているフジサキの古い友人も、参加してくれました。写真に写るような御仁ではないので、写真は割愛しています。こんな悪口を言っちゃいけない、丸秘のカレーレシピを提供してくれることになっています。勿論、きょうも10時間かけて作ったオニオンソースを持って来てくれて、メーカーの方も感動していました。彼のカレーを食したい方は、鹿児島市の「吉次郎」という店を訪ねてください。秘蔵の焼酎も提供してくれます。
カレーのほか、色々のものも試してみました。

 レトルト機に、いろんな可能性があることが分かりました。さて、明日からは利用者さんも交えて、それを探ります。ただ、新商品がお目見えするのにはそんなに時間はかからないだろうと思います。
 お楽しみに。   フジサキ

 


河野康弘さんのこと

2010-09-07 08:54:55 | インポート

 河野康弘さんのコンサートは実に楽しい、なのはな村では年に2回ほど企画します。なのはな村のみんなが乗っちゃって、河野さんも乗っちゃって、いつまでも続く、続く・・・
 河野さんと宮崎県の土呂久、熊本県の水俣をつなぐコンサートを約束していますが、なかなか実現しない。ちゃんと企画しますからね。

 昨日、河野さんから便りが届きました。転載します。コンサートも企画して欲しいですが、明子さんの被爆ピアノのこともみなさんに知ってって欲しいのです。フジサキ

 

九州の皆様へ

残暑お見舞い申し上げます。
暑い毎日が続いていますが、いかがお過ごしですか?
私は元気に活動を続けています。
今年も8月5日に広島・原爆ドーム前で慰霊コンサートをしてき
ました。下記に写真を掲載し ました。
http://webryalbum.biglobe.ne.jp/myalbum/2008006002674c14856fcd6c042ffab118c63f430/18220112929812821

使用した明子さんの被爆ピアノについては下記です。
http://www.wahhahha.com/eh_katudo-ja-hibaku-demae.html

さて、今月九州へに行く計画をしています。
企画してくださる方を募集しています。
今月末には過ごしや過ごしやすくなっていると思いますので、
ぜひコンサートを開いてください。
最近はギターでの弾き語りもやってます。

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冬眠ピアノお目覚めコンサートin九州
期間2010年9月24日(金)~30日(木) 
現在決まっている日
24日(金)鹿児島県さつま町
25日(土)鹿児島県霧島市

○会場:家庭、幼稚園、学校、教会、お寺、公民館、老人ホーム
        他ピアノがあればどこでも結構です。
○ピアノ:グランド(横型)アップライト(縦型)どちらでも結構です。調律不要!     ピアノが無いところはギターの弾き語りでやります

○対象年齢:幼児~大人 対象、会場によって、お話、演奏曲も変わってきます。 
○演奏時間:1時間~1時間半
○宿泊: 夜開催の方は1人お願います。ホームスティ、民宿、
ホテルどこでもOKです。
○移動手段:公共の交通機関で行きます。最寄駅までの送迎お願いします。
○公演料 1回 50人まで3万円。50人~100人6万円。100人~200
人10万円。
※幼稚園、保育園、学校関係、老人ホーム、イベントなど相談に応じます。
※上記期間以外は1人分の東京からの交通費(3万円)が別途必要になります。
○出演 河野康弘こうのやすひろ~ピアノとお話と歌&ギター
世界中を飛び回っている河野康弘の楽しいおしゃべりとダイナ
ミックな演奏、そして、歌、手拍子、
笑いありの楽しいコンサートです
プログラム例
■映画「オズの魔法使い」より~虹の彼方へ
■ジャズのスタンダードより~レフト・アローン
■イマジン
■童謡 チューリップ
■A列車で行こう
■台風
■四万十川
■冬のソナタ
■崖の上のポニョ
■みんな一緒にワッハッハ
■クラシックより~エリーゼのために
                他・・・・・
※リクエストなど相談に応じます。
※対象年齢などによりプログラムを決めます。
<申し込み方法>
下記に必要事項を書いてFax.042-577-5138まで
FAXまたはEメールしてください!
<問い合わせ>地球ハーモニー・河野 
電話090-1657-0174  Fax.042-577-5138 
  E-mail info@wahhahha.com

------------------------------出前コンサート申し込み--------------------------------------------
名前              

電話   -   -    Fax
  -   -    E-mail
                 
         
住所〒                         
          
         

会場名                     人数  
      人 対象年齢        
         
住所〒                         
        最寄駅          


第一希望  月  日( )  時・第二希望  月  日( )
  時・第三希望  月  日( )  時
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御検討宜しくお願いします。

連絡お待ちしてます!






河野康弘
アスキャップ 地球ハーモニー
Tel.090-1657-0174 Fax042-577-5138
E-mail wahaha1113@yahoo.co.jp
河野康弘HP http://www.ne.jp/asahi/wahaha/wahaha/
地球ハーモニーHP http://www.wahhahha.com


食べ歩き

2010-09-06 18:24:16 | なのはな村日記

まるで、グルメの旅みたいです。いえ、実際、そうなのです。

宮崎市、社会福祉法人青樹会の運営する「ファイン」(就労継続B型支援事業)です。カレー専門店です。写真はベジタブルカレー。生ハムの入った生野菜・スープ・コーヒー・デザート付き、これで780円、本格的カレーの店です。
続いて出向いたのは、宮崎市民文化ホールの中にある「カフェ・コリドール」。和・洋のバイキングスタイルで、NPOコリドール会が、何と、就労継続A型支援事業で運営しています。定員15名で毎月の給与が幾らになるか。13時過ぎにお店に入ったのに満席だという事実、これは、確かだ、すごい。
 両方のお店を仕掛けた「ブライトハウス住吉」の施設長、岩下志摩(本人が名乗るからしかたがない、です。ハイ。)さんに色々お話を伺いました。いつも就労センター・セルプの会でお世話になっていますが、きょうはあらためて
<コリドールの店内です。閉店2時前。>
向かい合って座らせていただきました。なのはな村もA型事業を希求していて、そのためにあちこちで勉強させていただいているわけですが、いやー踏み込むのが大変だ、と、その反面、大きな勇気を頂きました。もっと詳しい報告もしたいのですが、きょうの学びは大きかったです。

同じ敷地にある「あいあい」も尋ねたのですが、休みでした。社会福祉法人「げんき」が運営しています。

ふー、おなか一杯です。           フジサキ