日本基督教団 七尾教会

能登半島にたてられた七尾教会の日々です

たつおとタツノオトシゴ

2008年05月29日 | 地震のあとで
一週間前、幼稚園の子供が海でとってきたという生き物を持ってきてくれました。小魚、かに、ヤドカリ、そしてタツノオトシゴ。
海の生物を飼育するのはなかなか難しいのですが、以前に一度トライして成功した事があります。それは辻秀治先生が夏期伝にいらした夏の事。幼稚園の玄関に、ヤドカリや小さな鯛を飼育したのでした。なんだかとっても感動してくださって、一緒に海の水をとりにいくことをいとわなかった辻先生がいてくださってこそ、軌道にのった海の生き物の飼育でした。
でも数年でその水槽はあきらめました。やはり海の生物は難しく徐々に縮小しなくなっていったのです。
そこにやってきた、タツノオトシゴ。「タツノオトシゴなんて飼えるの?」という周囲の目をよそに、かまどたつおくんが妙にがんばっております。名前が近いからなのか、海水をとってきたり、えさになりそうな(タツノオトシゴは生き餌しか食べない)小さなエビをとってきたりです。一週間たってまだちゃんと生きているタツノオトシゴ。なんだか不思議な存在です。
都会に住んでいらっしゃる方からすれば、いったいどこでとってきたの?とお思いになるでしょう。でも七尾では幼稚園の子供が朝おきてちょっと歩いていったところで、ひょこっととれるのです。能登はそんなのどかな処です。
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