日本基督教団 七尾教会

能登半島にたてられた七尾教会の日々です

藤原亨先生のこと。

2008年05月19日 | 地震のあとで
以前富山県で出町教会・福野伝道所の牧師をつとめられた、藤原亨先生の訃報をききました。
幼稚園や保育園という関連施設の働きに積極的であられた、藤原先生。それがゆえに、親しい交わりを与えられました。
先生が最後に七尾にいらしたのは、2006年の6月の事でした。釜土達雄が、ある教会の伝道集会に招かれた時に、その主日礼拝の説教者としてきてくださったのでした。その6月の説教をお願いしたのはまだ冬の事で、当時は富山県内で隠退教師として過ごしておられました。ところが、3月末になって、札幌にお引っ越しをされたのでした。七尾教会の会計を預かる者は、ちょっととまどいました。説教のお礼はささやかながら準備していたのですが、交通費は考えていなかったのです。
けれど、藤原先生はあっさり、「交通費はいりません」とおっしゃったのでした。私たちの教会のためだけにわざわざ北海道から来ていただくのは申し訳ないという事もお伝えしたのですが、他のところにもいろいろ行くからと言ってくださったのでした。
北海道からフェリーも利用されながら、自家用車で七尾に到着。力強い御言葉を語ってくださったのでした。礼拝の後は、長老達と昼食。そこでもいろいろ楽しいお話を聞かせてくださり、楽しい時を過ごしました。自家用車は寝泊まりもできるように改良されていて、奥様とお二人でいろいろなところに出かけられるようにと考えられたものでした。
七尾教会教会学校のよういちくんが、車を興味深そうにみていると、車の中から北海道銘菓を出してこられて、「どうぞ」とよういちくんにくださった・・。それが七尾を離れる少し前の出来事でした。
まだまだお元気でご活躍・・と思っていたのに、残念な気持ちです。
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