心の中のBYJと共に!

ようこそ!老年期まっしぐらのハルの韓国旅行時々国内旅行の記録です。最近は旅には出ても、報告アップが滞りがちですが…

快晴の5日目(3)-北村~三清洞散策

2016-03-20 | ソウル散歩

今日は朝の記事アップの後、映画を見に行ってきました。長らく子役で活躍

していた女優シム・ウンギョンが2年前『怪しい彼女』のコミカルなキャラクター

大当たりした後、今回の映画でスリラーの女王として見事な変身を遂げた

話題になっています。面白かったですが、その話は別な機会にして五日目

最後の報告です。

 

何度も歩いた北村(景福宮と昌徳宮の間一帯をこう呼びます。観光コースで

人気)ですが、近くまで来たからにはどうしても足が向いてしまいます。

 

北村博物館を更に少し北へ行くと薬局が見えてきます(약국)。そこを入って

道なりに進んだ、突当りが韓屋(ハノク)ゾーンです。二股に分かれますの

右へ進みすぐ左の脇道へ入るとこんな風です。 ↓

京都を和服であるく観光客のように、ここでは韓服を着て観光する若い女性が^^

この眺めも良いですが、何より人気が高いのは坂の下から上の方を眺める↑

ではなく、上から下を眺めるこちら↓ のようです。私もこちらが一押しです。

韓屋越しに見える高層ビル群とチョンノのランドマークであるチョンタワー

その向こうには南山タワーも聳えてます。

 

坂を登りきって1本西の筋からは

 

ここを降りないでまっすぐ歩いていくと崖に出ます。そこからの眺望も又良いです。

向こうに見える山は、世宗大通りから見る景福宮の後ろに聳えている北岳山

(かな?)意外に低そうです。

 

大統領府青瓦台(チョンワデ)も見えます。忘れてならない景福宮はこちら↓

いつもと違う方向から眺めるとまるで印象が違います。

この景色の見えるところから崖の下の三清洞通りまで、ところどころに階段が

設置されています。通りを少し北上した左側には私が好きなワッフルがある

カフェ、ビーンズビンズがあります。

お昼をとっくに過ぎているので、今日はこれが私のお昼御飯です。

生クリームだけでもお腹に負担がかかりそうなので飲み物はお水にしました。

春のメニュー・苺ワッフル15000ウォンです。伝統食に比べ、こうしたスイーツ

高いこと!

ワッフル生地にはクルミも入って食感と味を高めています^^生クリームはこの

半分くらいが良いのになあ~といつも思うのに、それでも完食してしまう私って・・・

 

ビーンズビンズを出たら眼についた黒猫ちゃん。

「Kuroneko」というお店の装飾のようです。猫は韓国語ではコヤンイと云い

ますから、日本の関係者か、日本人観光客を狙ったお店かもしれません。

メニューのメインは鍋焼きうどんでしょうか?!

 

三清通り、10年少し前はまだ地元の人しか歩いていなかったちょっと素敵な

感覚の通りです。おしゃれなショップやカフェ、韓定食店、各国料理のレストラン

などが雰囲気ありげに軒を並べています。

平日の金曜日の昼下がり、人通りは途絶えないようです。

 

 

 


快晴の5日目(2)-やっと北村博物館観覧

2016-03-20 | 博物館

3号線安国駅2番出口から出そのまままっすぐ、数百メートル程進むと

道路左手に、小さなこんな看板が見えてきます。

       북촌박물관(北村博物館)

北村博物は「歴史の中で知らず知らず、私達の日常生活の中で引き継がれてきた

有形・無形の文化財を展示し、古いものが持つ美的価値を今の私達の生活に連結

させたい」(博物館HPより抜粋、意訳;はる)2013年に開設された施設です。

 

 現在の展示は「朝鮮,女性の香気ー朝鮮時代のアンバン家具と工芸品」

(アンバンとは、両班ー日本の平安時代なら貴族、明治なら華族のような階級

ーの家庭では、家の中で家長の居住空間と、夫人や子供の達の生活空間は

住み分けが為されていました。アンバンは女性たちの居住空間です。)

 

前面右からカケズ(金庫)、ハム(ボックス)、同じくハム? 奥右側衣服を収納するチャン

 

 ↑ピニョ(髪飾り)         ↑ カギョン(鏡) ↑ピッチッ(化粧道具入れ)

 

両班家庭ですから中には当然高価な螺鈿細工物もあります。

 

家事に関連した道具類

手前 チュモニ      箸袋           裁縫道具

奥 アイロン台

 

アンバンは生活空間であると同時に子女への家庭教育の場でもありました。

              ソアン(机)

机の周りにある物として、他にピルトン(筆筒)とか、机の横に置いて

小ものを収納するヨンサン、文を書いた巻物を入れる状差しのような

ものとか、机には経机と言って巻物が落ちないように両端が少し上が

っている物もありました。

 

本棚(格段右側の金具を上にずらすと空洞になり、指を入れて蓋を外して出し入れする)

 

                チャン(衣服入れ)

       パンダジ(出し入れの扉が半分だけ開くようになっている)

                        金具のこの厚み↑

 

屏風(部分)

歴史ドラマで外交使節などが、昆虫が一緒に描かれていない花の絵を贈って

美しい登場人物を皮肉る場面がたまにありますが、ここにある屏風には蜂や

蝶、鳥が必ず一緒に書かれていました。

 

展示の最後の方には撮影スポットもしつらえてありましたよ。

お座布団に座って写していただきました^^v

 

城北洞にある家具博物館の一時間でガイドツアー付きでのみ観覧可という

スタンスに比べ、こちらも入ると同時に職員が付いてくださり、一通り説明は

してくださいますが、終わってからもう一度ゆっくり見たいと言うと、自由に

どうぞでした。写真の許可も得て好きなだけ撮らせていただきました。

 

このスタイルは解説を、辞書を引き引きじっくり見ていくのが好きな私には

とても有難かったです。料金も3,000ウォンと庶民的で、見た早々に年数回

展示内容の変更があるという、次の展示が楽しみです。