景虎

DUFOUR 325

Elato Island

2014-05-25 11:32:50 | Weblog

Elato Island


島の漁師


ウミガメの解体作業


小学校を案内してくれるガイド


部位繋留のTOROAⅢ


ココナツ酒製造中


21日、ラバウルとグアムの中間にElatoと言う島があり当初バリーの航海予定では寄る事なっていた島であるが行程を急ぐ事からパスする事になっていたが急遽一泊する事にする。この島は客船が寄港するそうで観光客が書いたブログをバリーが読んでいて魅力的な島らしい。

PM3時にパスを通過出来る様にスピード調整しGPSでアプローチするパスが見つからない。スピードを落としてパスを探していると遠くにボートが見える。近づくと現地人が6名ほど乗っていて船内に4匹の大きなウミガメが裏返しに寝かされている。パスはなんと1km位海図がずれている。

島の大きさは横幅1km、奥行一番広いところでも200m~300mぐらいで一見人が住み着くような島では無いので住人が居る事に驚く。

彼らはカンパチに似た魚を2匹くれ後でウミガメを食べに来いと誘ってくれお言葉に甘えて上陸。直ぐに酋長に案内され手土産のお菓子を渡すと、ココナッツから作ったお酒を振舞ってくれる。浜では若者が総出で先ほどの亀を火で炙り解体が始まっていた。

案内役の一人が流暢な英語で島を案内してくれる。住民は総勢104人でヤップ島の出島になるとのことで小学校があり、ヤップから教師が派遣されているそうだが医者は居ない。中学生以上は300km程離れたグアムの学校に行くそうだ。

島には2ヶ月に一度、商業船が来て衣服などの生活必需品を置いて行くそうだ。豚や鶏、タロイモ畑、タバコの栽培もしており有り時給自足生活で小さな子供が多いのに驚く。

電気は学校にあるソーラーパネルのみで緊急連絡用の無線機を一台持っているだけで日が暮れれば真っ暗だ。

帰り際に酒とタバコと要求されたのでバリーのラム酒を少し上げる。空き瓶も要求されたので少し有ったスコッチを開けムアリングブイ結んで置いて置く。

住民はとても人懐っこくフレンドリーだが久方ぶりに未開の生活を拝見する。とても面白い経験が出来て寄ってみて良かった。

ラバウル

2014-05-25 09:21:09 | Weblog

ラバウルのTOROAⅢ 後ろは3年前に爆発した火山


マーケット




バス


24日PM5時半に無事、グアムに到着しました。
詳細は追ってアップしますが先にラバウルのコメントを掲載します。

5月7日15時に再出航、時々スコールで土砂降りになるが平均7Ktの順調な走りだが、バツテリーが思う様に充電出来ていないらしく、時々ロウバッテリーのシグナルランプが点灯。エンジン駆動して居る時以外はPC,携帯の充電禁止。

13日イルカの歓迎を受けながら、15時にラバウルのマリーナに入港。マリーナと言っても大型のパワーボートとラダーの無いケッチが係留されているだけだがバーはOPENしている。

直ぐ税関(カスタム)に行くが入国手続き(イミグレ)が先と言われる。イミグレはバスで約一時間移動したココポに有り移動。ココポは3年前にラバウルにある火山が大量の噴煙を上げ新しく出来た街で人も多くスーパーや大手銀行が軒並みを揃えここで弁当ランチ。魚フライを野菜と煮たランチが400円と結構な物価高。

イミグレは空港にしかなくここのカスタムに電話で呼んで貰い手続きをしてくれるかと思ったら
夕方マリーナに行くと言われる。ラバウルのカスタムは何故電話で呼ばなかったのか?空港からはラバウルの方が近いらしい。乾電池等の買い物をしてマリーナに戻りバーでビールを飲みながらイミグレを待つが結局来ない。遅くなったので隣のレストランで夕食。
ステーキやエビチリ等の注文をしたが平均50キリー(2500円位)と日本並みの物価。

深夜スターンから物音がするので不審に思ってコクピットを除くと現地人の若者が泥棒に来ているところだった。大声で叫ぶと慌てて逃げ出すが、トロアのテンダーは上架してあり捕まえる事は出来なかったが幸い気づくのが早く盗られたのはテンダー用のガソリンタンクだけで済んだ。そう言えば何処の店でも必ず店先にガードマンがいて治安は悪そうだ。

翌朝、バリーはマリーナ係船の人と泥棒が使っていたテンダーを探しに出掛けるが結局見つからず。昨日来なかったイミグレが今朝来て入国手続き完了。続いて昨日頼んでおいた燃料買い出し用のマイクロバスが5人も人乗せて来る。燃料買い出し、カスタムと食料買い出しの二手に分かれ私と堀さんでマーケットに買い物に行くが3人も付き添って買い物を手伝ってくれる。バリーはカスタムには人が居なかったとここカスタムには本当に泣かされる。

15日、最後の飲料水を入れて16時にグアムに向け出航。天気予報では17日迄風が無く機帆走を余儀なくされる。