Elato Island
島の漁師
ウミガメの解体作業
小学校を案内してくれるガイド
部位繋留のTOROAⅢ
ココナツ酒製造中
21日、ラバウルとグアムの中間にElatoと言う島があり当初バリーの航海予定では寄る事なっていた島であるが行程を急ぐ事からパスする事になっていたが急遽一泊する事にする。この島は客船が寄港するそうで観光客が書いたブログをバリーが読んでいて魅力的な島らしい。
PM3時にパスを通過出来る様にスピード調整しGPSでアプローチするパスが見つからない。スピードを落としてパスを探していると遠くにボートが見える。近づくと現地人が6名ほど乗っていて船内に4匹の大きなウミガメが裏返しに寝かされている。パスはなんと1km位海図がずれている。
島の大きさは横幅1km、奥行一番広いところでも200m~300mぐらいで一見人が住み着くような島では無いので住人が居る事に驚く。
彼らはカンパチに似た魚を2匹くれ後でウミガメを食べに来いと誘ってくれお言葉に甘えて上陸。直ぐに酋長に案内され手土産のお菓子を渡すと、ココナッツから作ったお酒を振舞ってくれる。浜では若者が総出で先ほどの亀を火で炙り解体が始まっていた。
案内役の一人が流暢な英語で島を案内してくれる。住民は総勢104人でヤップ島の出島になるとのことで小学校があり、ヤップから教師が派遣されているそうだが医者は居ない。中学生以上は300km程離れたグアムの学校に行くそうだ。
島には2ヶ月に一度、商業船が来て衣服などの生活必需品を置いて行くそうだ。豚や鶏、タロイモ畑、タバコの栽培もしており有り時給自足生活で小さな子供が多いのに驚く。
電気は学校にあるソーラーパネルのみで緊急連絡用の無線機を一台持っているだけで日が暮れれば真っ暗だ。
帰り際に酒とタバコと要求されたのでバリーのラム酒を少し上げる。空き瓶も要求されたので少し有ったスコッチを開けムアリングブイ結んで置いて置く。
住民はとても人懐っこくフレンドリーだが久方ぶりに未開の生活を拝見する。とても面白い経験が出来て寄ってみて良かった。