景虎

DUFOUR 325

グアム到着 問題発生

2012-06-30 17:58:01 | Weblog

航海中の夕焼け


航海中の日の出



航海中の入道雲


航海中の雲 右後方にケンケン有り

29日、12時にグアム、アプラHBGに到着。白南風のガイドブック通りマリアナ・YC前のブイを拾う。28日到着のKINGBEEの隣に停泊。KINGBEEの皆さんは上陸中で不在。昼食後にYCに上陸するが誰もいない。16チャネルでポートキャプテンを呼ぶが応答なし。やむなくマリーナサービスに電話してカスタムの連絡先を教えて貰い連絡すると事務所まで歩いて来いと指示。仕方なく3人で歩き始めるが8km程の距離があり30分程歩いてヒッチハイク、カスタム事務所に行く。乗せてくれたのはハワイでカタマランを購入してサイパンから来たと言うオーストラリア人であった。

カスタム手続きを済ませイミグレーションに連絡を取って貰うとDice-K氏、千紘がB2ビザ無しでの入国に関し問題あり。YCで待つよう指示があり18時頃イミグレが来て説明を受ける。Dice-K氏、千紘には事前にB2ビザ取得確認をするように言っていたが、Dice-K氏は米国と違いグアムは飛行機で来た時のI94ドキュメントを持っていれば問題なしと判断。

でもイミグレ係官は米国同様B2ビザ取得が必要であり臨時のB2ビザ申請をする様指示。申請に当たり$585ドル必要との事で結局日本で取得してこなかった代償はとても高くつく事になった。

マリアナYCでは金曜の持ち寄りパーティーが開催されていてKINGBEEの皆さんも一緒に20人程のパーティーに参加させて頂き無料でビール、夕食を御馳走になる。二次会はKINGBEEで刺身、ステーキを御馳走になる。
とても疲れた一日であった。

30日、山崎さんのレンタカーでコインランドリー洗濯、マクドナルド朝食、スーパー買い出し実施。Dice-K氏は出港迄ヒルトンホテル宿泊にて車で送る。景虎に戻り冷却水漏れの為、ホースとインペラー交換するも治らず。
ハワイで交換した冷却水ポンプからの水漏れと判明。冷却水ポンプの予備は持参しているが特殊工具が必要の為頭が痛い。

グアムに向け航海中

2012-06-28 00:24:18 | Weblog

心配したより順調に太平洋を航海中のようです。KingBeeは明日(28日)くらいにはグアムに着きそうですが景虎はもう少しかかりそうですので、Athushiさんの写真をまたおかりしました。

<26日のメールより>
22日ポンペイ出港以来4日経過。当初2日間位は風が無く40時間位機帆走、その後5時間位のサイクルで帆走、機帆走、機走を繰り返していたが25日夕方から安定した10ノットの北風が吹き5ノットの快適な帆走が続いている。

途中、漁船に2マイル程接近したがそれ以外は船影無し。夜はレーダーワッチをONにしているが、時々スコール雲に反応し警戒アラームが鳴り続くので都度OFFにしている。

この海域ではケンケンの釣果ゼロ。鳥も少ない。先行するKING-BEEはカジキがヒットしたが直ぐワイヤー線を切られバレたとイリジウムで連絡有り。お互い気象コンサル社に位置情報通報時にCCをいれ連絡を取っている。

ルーチンワークは食事当番とアマチュア無線、シーガルネット、オケラネットの交信だけだ。毎日暇でDice-K氏はi-Padで長編漫画を、千紘はゲーム機何かと闘っているらしい。私はハーモニーから頂いた4cm程の文藝春秋を読みあさっている。

日の出、日の入りは雲が掛る日が多いが南太平洋独特の積乱雲が色々な形に発達し、私達を楽しませてくれる。月は新月から三日月に変化しているが夜中は真っ暗になり星の数が普段の3倍位見える。北緯10度位なので南の空には南十字星が北の空には北斗七星が見える。

日中は暑く日陰を求め移動しているが、夜は丁度良い気温で風が気持ち良いがそれでも時々スコールが来てコクピットを濡らす為、居場所が無くなるのは小型艇の悲しい宿命である。

3人3時間ワッチは6時間連続して眠れるので本当に楽である。太平洋を舐め切った娘は蒲郡迄乗船したいと言い出した。

※景虎の現在地はブログ画面左のSPOTをご覧下さい

ポンペイ コロニア港出港

2012-06-23 17:09:44 | Weblog


景虎は予定を早めて22日出航したようで、またまたネットが繋がらない状況となってしまいました。ということで再登場で代理人がかってに好きな写真を選んで載せさせていただきます。このため、記事には関係ない写真です。今回これまたAthushiさんの今度はハワイからマルケサスまでのお写真からお借りしました。athushiさんありがとうございます。

<23日のメールより>

22日午前中、松平さんにお手伝い頂き野菜・肉等の生鮮食料品の買い出し。
昼食、ソーメンを景虎で食べて出港手続きをする商業桟橋に14時に着岸。
VHFでポートキャプテンを呼び7日分の港湾使用料$100ドルを支払う。
やがてイミグレ係官来船し、パスポートに出国スタンプを押してくれる。
カスタムが中々来ない中、梅津さんがワザワザ見送りに来て頂く。早速電話で督促して頂き出港出来たのは16時であった。
梅津様 ポンペイ滞在中は本当にお世話になり有難う御座いました。

グアム迄の気象コンサル会社、天気予報は暫く風無く機走が主体になるらしい。
相変わらず積乱雲はあちこちに見受けられ時々綺麗な虹を見せる。
23日8時過ぎに軽いスコールに私と千紘は軽シャワー。
ザブッ~と思い切り水をかぶりたい。

※景虎の現在地はブログ画面左のSPOTをご覧下さい。


pohnpei 最終日

2012-06-22 08:41:37 | Weblog
21日,Dice-Kさん、千紘,3人で島内観光に出掛ける。前回と同じ、TheVillg Hotel2で昼食、2時にナン・マドールに着くが生憎干潮で渡船が使えず徒歩行くが途中私道通行料として$4ドル、入園料$3ドル計7ドル、おまけに入園時は膝まで海水に浸かりながらと前回より4ドル割高で悪条件で損した感じ。

ケプロイの滝も適量水量で気持ちが良い。最後に前回行けなかったソケースロック登山。最高の眺めでいつもお世話になっているサウスパークホテルを逆に見下ろすロケーションだ。時間があったので水、ワイン、ジュース等の買い出しを行う。

サウスパークホテルに行くと南洋貿易の米田さん、FURUNOの百田さんに出会う。千紘達が飛行機内で同席した方々でPOLCE船の納入とレーダー取り付けテストに来られたらしい。

ジョイホテルで夕食後、梅津さんにシャカオ・バーに連れて行って頂く。トンガ、フィジー、バヌアツで飲んだカバ・バーと同じだが少し粘りがある。バーの雰囲気もディスコの様な雰囲気で今迄とは趣が違う。

と、言う事でDice-Kさん、千紘もポンペイを堪能した様なので一日早めて22日出港とする。
グアム迄約900マイル、約1週間位のクルージングとなる予定だ。

娘&Dice-K氏 来ポンペイ

2012-06-21 06:43:25 | Weblog

娘とDice-Kさんを空港に迎えに行く。
空港は日本が寄贈したので日の丸プレートが掲示されていた。


サウスパークホテルに寄贈したカヤック


ジャイアンの希望で購入頂いたタマカイ(ハタハタの一種)
100kgの大物だ。


サウスパークの夕日


20日,14時半に娘とDice-Kさんを飛行場に迎えに行く。グアム⇒チューク経由の来ポンペイだ。当日はサウスパークホテルに宿泊、明日KINGBEEはグアムに向け出港の為、娘達の歓迎とサヨナラパーティーをする。

梅津さんの知り合いのjICA職員夫妻が二組と此処で真珠養殖の指導をしている伊藤さんも参加され大人数食事会となる。

ジャイアンリクエストのタマカイ(ハタハタの一種)の刺身とフライとマングローブ蟹を美味しく頂く。

Atushiさんに頂いたカヤックはお世話になったサウスパークホテルに寄贈する事にした。
此処で大活躍する方がカヤックも幸せな事だろう。

ポンペイ滞在記その1

2012-06-20 07:59:20 | Weblog

ポンペイの顔、ソケースロックをバックに入港する景虎


バー&レストラン ラスター・アンカーに梅津さん松平さんを迎えて


ラスター・アンカーから眺める夕焼け
一番右端が景虎、手前がKINGBEE


早朝のアンカリング


シンメトリックKingBee

17日,ポンペイは雨が多いのでスターンに作った取水装置を試してみるが失敗。ヒールを想定して装置両サイドに穴を開けホースで水タンクに流入する仕組みにしたがヒールしないと中央に水が溜り重さに耐え兼ねてバックステーの留め具が外れてしまった。ホース穴は中央に作るべきであった。

夕食は稲荷飯持参でKINGBEEにお邪魔する。
久方振りのシーバスリーガルを飲み過ぎてしまった。

18日、KingBeeの皆さんとの歓談で入港時にイミグレーション手続きが済んで無い事に気付き梅津さんにお手伝い頂きパスポートスタンプを押して貰う。
プロパン充填も手伝って頂きすっかりお世話になっている。

夕刻、サウスパーク宿泊者の松平さんに送って頂きKingBeeの皆さんとジョイホテルレストランに行く。JICA所長の岩崎ご夫妻にも此処でバッタリ。
今日も楽しくディナーを頂いた。

19日、今日はKingBeeと一緒に燃料と水の補給をした。景虎はポリタン9本、水は遠洋漁船用の最低料金4000円で3000リッター位補給出来るそうだがタンクが小さい為160リッター位しか補給出来なく割高だがポリタンでは運べないのでしょうが無い。

お世話になっている梅津さんと松平さんをKingBeeの皆さん共々で夕食にお誘いした。レストランは先日も行ったラスター・アンカー。特大のピザが特に美味しかった。
此処は建築途中に資金が尽きて挫折したビルの一角を借りうけバーとして営業しているがヨットマンやマリン関係者のたまり場としても有名の様である。
松平さんが丁度居合わせた有名なプロサーファーの事を教えてくれた。実はポンペイには世界で一番大きく綺麗な巻き波が出来るそうで、このプロサーファーが最初に発見したと雑誌に投稿したが実はポンペイの人達は秘密のサーフィンスポットとして前から知っていて秘密を暴露した事と最初の発見者と言う嘘の記事でサーファー仲間からボイコットされてるそうだ。

松平さんに写真を見せて貰ったが彼も中々のサーファーの腕前でパイプラインの中をカッコ良くサーフィングしていた。

Love2Dance送ってくれた動画 Well worth watching
http://www.youtube.com/watch?v=EBYPlcSD490

ポンペイ島内観光

2012-06-17 09:28:50 | Weblog

サウスパークホテルでマングローブ蟹&ステーキを堪能


ナン・マドール遺跡


ナン・マドール遺跡全員ショット


ケプロイの滝


ソケース・ロック前で

15日,梅津さん経営のサウスパークホテルでシャワー&夕食。梅津さん35年位前に友人からこのホテルを買い取り、埼玉とポンペイを一か月交代で行ったり来たりの生活をされているとの事。油壺にご自身のヨットも置いてあるらしいがポンペイにも45Fカタマランを所有されいる。(このカタマランは旧ボヘミアン4との事)
夕食はマングローブ蟹とステーキの豪華版で梅津さんのお話を聞きなが楽しく堪能。

16日のポンペイ観光のレンタカーを予約して頂きより島内観光。まずは梅津さんお勧めの北西にあるビレッジホテルに行く。高台から眺めるラグーンが綺麗だが生憎の曇り空で海の色はイマイチ。隣に日本人夫妻がいるので話しかけると10日程前にJICA所長として着任したばかりの岩崎さんご夫妻であった。

次に此の島のハイライト、ナンマドール遺跡を訪れる。西洋人がこの遺跡を発見したのは1820年で廃墟になったのはそれほど遠い昔では無かった様だ。最大重量16トンもある石をどの様にして運んだか不思議だが個人所有地で有る為、世界遺産には未登録らしい。船着き場に着くと40代目の王様なる人物が現れて那須塩原に行った事がある話等していた。現地案内は彼の息子が担当。ナンマドール遺跡は謎が多人々は多くを語らないらしい。

次にケプロイの滝を訪問、前日の雨で凄い水量と少し濁りもあった為入水は断念。最後はソケース・ロックを一周。

夕食は岩崎さんに教えて頂いたジョイ・レストランに行く。此処も日本人経営でメニューも日本語、日本食、安くて美味しく頂く。打ち上げはアンカーバーなるクラブでソルティードックで今日も一日HAPPY!

Pohnpei入国

2012-06-15 15:58:27 | Weblog

コロニア湾にアンカリンング 左端がKingBee 次が景虎


台湾の漁船 魚群探知用にヘリコプター搭載

14日9時半、無事Pohnpei コロニア港に入港。NAVIONICS電子海図は200位ずれていた。入国手続き用の商業岸壁には既にKingBeeが入港していた。
昨夜ヒーブトーしてる時に抜かれた様だ。

エントリーパーミットが発行されていたのでヘルス(健康チェク)、クリアランス(検疫)、イミグレーション(入国管理)、カスタム(税関)の手続きは至ってスムーズに済み1時間ほどで湾奥のヨットクラブ、アンカリングスポットにKingBee共々アンカリング。
KingBeeのウィンドラスがまたまた動かなくなるトラブル発生。此処で電気エンジニアのジャイアンが活躍。山崎さん二人でバッテリー端子から順にテスターでチェック、各接続部、端子を丁寧に掃除しビスも締め直してトラブル解消。

全員で乾杯のあとテンダー上陸しホテルを一部屋借りて交代でシャワー、ディナーを頂き航海中の出来事や無事の到着を祝う。

久方振りのシャワーで皆すっきり。

※航海中の写真をUPしました。
航海中ブログを遡ってご覧下さい。

もうすぐポンペイ(ミクロネシア連邦)到着

2012-06-14 00:22:30 | Weblog

風がないとぼやいていましたが、ここに来て順調にすすみちょっと入港日程ミスったようです。次回は艇長自身でブログアップできるかな?ということで今回もAthushiさんの写真を拝借しました。

<13日メールより>
11日~13日迄安定した北東の風で順調に航海したが、昨日の昼の段階でポンペイの残航174マイル、5ノットで丁度13日の22時位になるので無理せずに14日早朝入港と決めてスピード調整したのが裏目に出た。
13日、ポンペイコロニア港の手前5マイルで19時は未だ充分明るかった。13日入港の積りで走っていたら楽勝に入港出来る位良い風が吹いた。

ポンペイ入国には事前に申請書を送って許可証を貰わないと入港時に1週間くらい足止めを食らうとガイドブックに書いてあり、2月の時点でFAXやメールを送っていたが返信なし。
バヌアツからもメールしたが添付文書が開けないとの事でこの手続きをポンペイから乗船のDaice-K氏にお願いしていたが、中々連絡が取れないらしく心配していたら本日、許可証は手続き済みで許可証が無くとも問題ないとの連絡を頂いた。

Daice-Kさん色々有難う御座いました。


祝!赤道通過

2012-06-10 16:57:07 | Weblog

赤道通過


北緯ゼロゼロ度のGPS


お祝いのいか飯とカツオのタタキ

景虎は10日未明、無事に北半球に入りました。
今回はお祝いをかねてAthushiさん写真より私の好きな虹写真を載せてみました。Athushiさん、いつも写真を使わせていただき、ありがとうございます。




バヌアツ⇒ポンペイは1500マイルくらいだそうで、宮崎⇒宗谷岬に相当するところを航海中です。半分は機走する事になるのでVOLVO 19馬力は凄いです。
近くにいるだろうKingBeeに無線で呼びかけているようですが、なかなか応答が無いようです。

<6月10日のメールより>
7日午後から風無く66時間ズーッと機走。お陰で航海は楽だが燃料との戦いになって来た。馬場さん情報では10日後半から2日位東の風10ノット位が期待出来そうだが、この海域での対流活動そのものの予測が難しいらしく、先行きの予想が日替わりする可能性大だそうだ。
積乱雲 も多くスコールに見舞われるか否かは運次第だ。昔の航海者はこんな状態でも帆走していたと思うと本当に頭が下がる。

ここの処、夜中のワッチ時にスコッチを飲んでいるのでその時は気分は良いが起きる時が辛い。現在3時間ワッチ、暗礁が無いので居眠りも大丈夫だが突然のスコールには要注意だ。

10日、日本時間4時45分 赤道通過 
00度00分N  161度04分E

昨日釣り上げたカツオのタタキと仙台のイカ飯で昼食時、赤道通過を祝う。
結構ペースが速くこのペースだと13日16時にポンペイ入口に着いてしまいそうだ。