景虎

DUFOUR 325

MINDELO街探索Ⅱ

2014-12-18 02:17:39 | Weblog

MINDELOマリーナ

普段は砂埃で煙ってみえるが珍しく視界が良い

野菜市場

おばさん二人、玉子パック4段重ねを頭で運んでいる。凄い!

軍人

シーシェパードの船

16日、17日は野菜などの食材購入、水補給、燃料補給、船外機の試運転、テンダー収納を終え本日、出国手続きを済ませ18日に、いよいよ2150マイル東のGrenada目指し出港予定。14日にMANDELOマリーナに到着してから終日強風が吹いているが今日あたりから少しずつ風は弱くなる予報だ。多分此処のマリーナのかなりの艇は明日にカリブ目指して出港する事だろうが、明日出港ではクリスマスを洋上で迎える事になりそうなのでどうかな~

ちなみに今夜はラストナイトなので夜の街に繰り出す事にしている。あまり危なさそうな所は避けてプチ冒険探索だ。明朝の予定が分からないがカーボベルデ最後のブログUPとなるかも知れないので冒険探索報告はグレナダ到着後になりそう。


カーボヴェルディの街探索

2014-12-17 04:37:06 | Weblog

カーボヴェルデは40年ほど前にポルトガルから独立した国だ。物価はカナリア諸島より2割程高くマリーナの出入り口には若い男が声を掛けてくるが、親切ごかしに後で金を請求されそうなので無視。

14日、関山さんがアルメリアやラバトで知り合ったデイビットの友人だと言うオーストラリア人夫妻がマリーナバーで一緒に飲もうとお誘いがあり夕食を共にする。船名はクリスティーナ?バリー夫妻(66歳36F位)だが奥さんのカロラインはごく普通の小太りのおばさんでとても長距離航海する人には見えないが、此から大西洋を渡りパナマを通過後はバンクーバーに行った後、オーストラリアに戻るそうだ。

15日午前中、入国手続き完了。不思議に検疫、税関手続き無し。そのまま街を探索、市場やスーパー等を見て回る。何故か郵便局には大勢の人が行列を作っている。暫く眺めていると年金の様な物を受け取る人、小荷物を受け取る人、e-mailのシムを買う人、切手を購入する人が居る様だ。治安は良くない様でスーパーには必ず警棒を持ったガードマンが立っている。

大きく「タベルナ」と看板を掲げたレストランに入りタパスを3品とメイン料理にTボーンステーキを注文したが当たり全て美味しい。FreeWiFiとありネットを繋ぐと120件のメールが詰まっていてスタックしていた。道理で中々繋がら無かった訳だ。

てまりでブログUPをトライするがはやり電波状態が悪くブログUPに2時間程掛かってしまう。


Cape Verde 到着

2014-12-16 05:02:16 | Weblog

手前中段の丘に要塞がある。

12月8日、9:30 LasPalmas出港、一路900マイル南のCape Verde MINDELOマリーナを目指す。位置的にはダカールから西に300マイル(約600km)のSaoVicente島にある。Cape Verdeは40年ほど前にポルトガルから独立国した。で宮城さんに聞くと泥棒など治安はイマイチらしい。
殆ど北北東から20ノット~30ノットのダウンウィンドで時折45ノットのブローもあったが現地時間14日7:45分にMINDELOマリーナに到着。終日夜は寒くフリース&セーターにカッパでも寒い日が続いた。時間調整して入港したが1時間時差があり9時オープンと同時にマリーナ手続きを終えたが日曜日で、検疫、税関、入国手続きは明日までお預け。


MINDELOマリーナは予想に反して立派なマリーナでフランス、ドイツ、イギリス、スイス、ポルトガルなどヨーロッパの船が多い。早速船掃除をしたが、アフリカ大陸から飛んでくる黄砂でデッキもロープも黄色に染まっている。大量に飛ばされる時はシロッコと呼ばれるそうで1年に2~3度有らしい。

此処までの航海の感想は海に生命観が感じられない。鳥も夜光虫も殆ど居ない。イルカも出港2日目に一度目にしただけ、本船も2度確認出来たのみであった。それでもカーボベルデ到着前夜にトビウオが何匹か飛び込んで来て大きな3匹は今夜のビールの肴に頂く予定。


忘年会参加

2014-12-08 05:32:05 | Weblog

6日、ハーモニー杉原さんが4年前にお世話になった宮城さんがてまりを訪ねて頂く。同じ頃に若水もセールを破り、エンジンも掛からず漂流状態だったのをサポートされたとの事で、此処で大きなトラブルがあると宮城さんにお世話になるらしい。遠くインド洋やカーボヴェルデの日本漁船もサポートされているとの事でカーボヴェルデが治安が良くない事を聞き早速テンダーチェーンを準備する。

7日、風間さん宅の忘年会に招待頂く。30名弱の人が集まったが皆さん寿司や天ぷら、ひじき,サンマ焼き等の日本食、ハム、チーズ、BBQ等持ち寄り美味しく頂く。マグロ漁船、トロール船、ホテル経営、シェフ、電子技師、カメラ技師、救命具検査官等、様々な仕事をしておられ、波瀾万丈の人生ドラマがあり楽しく又貴重なお話をお聞きする。

佐藤さんから沢山のカップ麺を差し入れて頂く。他にも皆さんから沢山差し入れを頂き本当に有りがたい。一期一会と良く言うがもう二度と会わないかも知れない私達にたった数日会っただけなのに心のこもったおもてなしを頂き、心から感謝感謝だ!

楽しい時間はアッと言う間に過ぎて入出国管理事務所に行きパスポートにスタンプを押して貰う。いよいよ明日、約900マイル南のカーボヴェルデ諸島に向け出港だ。暫くネットが繋がらないのでSPOTで確認下さい。

 


グランカナリア島観光

2014-12-07 00:05:55 | Weblog

政雄さん、サラさん、ホセさん

砂丘

5日、政雄さんにグランカナリア島観光をお誘い頂きお世話になる。まずは島の東側にあるアリナガと言う街を訪ねる。此処にはモンゴル出身のサラさんとご主人ホセさんが居る。彼女は私が長野営業所時代の同僚だった伊東氏がモンゴルに植樹に行った時に知り合ったとの事でそのいきさつを教えて頂く。それが縁で伊東さんはカナリア諸島に1ヶ月程遊びに来ていたとの事。ホセさんはブラジルの靴メーカーの日本総代理店をしていて今年は4回も来日していて来年3月に名古屋高島屋隣でイベントを開催するとの事で再会を約す。人の繋がりの不思議な縁を感じる。

更に南下しリゾート地、Pueto de Moganから有名な移動砂丘迄ドライブ。南側は殆ど雨が降らず温暖な気候で今では年間を通してヨーロッパの避暑地、避寒地として賑わっている。海岸線約20kmに渡って所狭しと高級ホテル群が立ち並ぶ様は壮観。

途中、漁港が経営するレストランに立ち寄り念願の本場パエリアを食べる事が出来た。旨い!!
政雄さんにはマリーナ迄送って頂き別れ際に日本米、みのりを10kgプレゼントして頂く。みのりはある日本人がスペイン本土で苦労した末に作り上げたお米で今では中々手に入らない高級米だ。本当に頭が下がるおもてなしに感謝感謝だ!

行程は左、SPOT参照

 


旧市街観光&タパス

2014-12-05 19:43:13 | Weblog

4日、北澤さんからお誘いがあり旧市街に連れて行って頂く。旧市街はコロンブスが宿泊していた建物や大聖堂があるが最近寂れて来たが、毎週木曜日はタパスをワンドリンク付きで2ユーロで食べられるイベントを始めてから活気付いているそうだ。丁度コロンブスのスポンサーであったスペインのイザベル王女のマルセイユ宮殿の展示品が此方で展示されていた。

タパスは一口サイズのつまみでハムやソーセージ、魚、チーズ、野菜など多種多様な料理が楽しめる。それにビール小瓶、ワイン、ウィスキー等何でもオーダー出来るのとても値打ちだ。結局4軒回って満腹ほろ酔いで8ユーロ、1200円位か安い!

今夜は北澤夫妻と小田原さんにお付き合い頂く。小田原さん、国交省の職員で日本漁船の船舶検査を此処でされているそうで任期3年目であと半年で帰国されるそうだが帰りたく無さそうでした。

ところでカナリア諸島のカナリアは鳥の名前かと思っていたら犬の意味だそうだ。コロンブスが基地にしていた頃は犬が沢山いたらしい。県旗にも7つの島と犬が2匹描かれている。雑学ついでに北澤さんに教えて貰ったスペイン語。

ニンニクは「あほ」、牛は「バカ」、レストランは「たべるな」、こんにちわは「おら」、ビールはCERVEZA,赤ワインはVINO TINTO、白ワインはVINOブランコ。此なら覚えられそう!

 

 


パスパルマス2日目

2014-12-05 00:43:53 | Weblog

レストランでスペイン パスタバ料理を堪能

てまりに遊びに来られた佐藤さん

テネリフェ島、板垣さん宅から見たテイデ山。

3日、バッテリーが弱っている為5個全て交換したが高さが合わずに少し小さめの95Aに再交換。ついでに配線もオリジナルに戻して貰う。

夕方、街を散策しながらのレストラン夕食と決め3人でバスで街に繰り出す。9時には少し早いが写真付きのメニューで外れなしのレストラン入店。カナリア諸島料理は魚、豚、ジャガイモ料理が有名らしい。鰯の焼いた物、カラマリ、小魚のフライ、ピーマンの揚げ物などオーダー、皆日本人の口に合う料理で美味しく頂く。

そう言えば、テネリフェ島ホテルで美味しいレストランを教えて貰いPM7時頃行くと誰もいない。休みかと思い他のレストランを当たるが人がいるところでも皆飲んでいるだけで食事していない。一体皆何処で食事をしているのだろうかと不思議な思いで、ピザ店やマクドナルドで夕食を買ってホテルで食ベていたが関山さんに教えて貰って納得。レストランがOPENするのはPM9時以降らしい。

4日、午前中に佐藤さんがてまりに訪ねて来られラスパルマス事情を色々お聞きする。
日本漁船が大幅に減ったのはアフリカ諸国の漁業権保証金だけでも無く漁獲量激減も影響との事。ただ3年位マグロ漁を禁止した効果もあり今年から漁獲枠も増えたとの事。

 

 


ラスパルマス到着

2014-12-03 02:28:32 | Weblog

 12月1日、17時20分Las Palmas入港、板垣さんから連絡受けていた北澤政雄さんに迎えに来て頂きそのまま「てまり」に送って頂く。同じLas Palmas港で20分も歩けば行けると思っていたら車でも30分は掛かる距離だった。北澤さんが居なかったら辿り着けただろうか?と思うと本当に大助かり。

一旦北澤さん帰宅しPM8時に再度てまりで待ち合わせて夕食にお誘いする。奥様も一緒に5人で韓国人経営の寿司店「のみや」に案内頂く。この店は、その昔日本コカコーラ社長が高級寿司店として開業したが、高級過ぎて流行らず今の経営者に譲ったそうで、板前さんは日本人から学んだだけ有って美味しい寿司を頂く。

ラスパルマス近海はクロマグロの宝庫で一時期、日本漁船基地には1000名を超す在住日本人と多数の日本漁船が停泊していたらしいが、モロッコを始めとする北アフリカ国が漁業権を主張する様になり激減したらしい。北澤さん此処に移住理由の一つに「美味しいマグロが安く食べられるから、、」。との事で刺身の盛り合わせ、鉄火巻きをオーダーしたが確かに美味しい!たらふく飲んで食べて一人25ユーロは安い!聞けば離島補助の為に消費税は7%に押さえられて居るらしい。ちなみにスペイン本土は21%との事。

もう一つ驚いた事は私の以前の勤務先で長野営業所時代に一緒に働いていた伊東氏がここ、ラスパルマスに来た事があり北澤さんと知り合いとの事。関山さんの大学時代のヨット部後輩がラスパルマスで日本人学校の教師をしていた事があり教え子の佐藤さんを知っているか訪ねたら彼のお父さんと北澤さんとは友人との事。遠く日本や、スペイン本土から離れた離島でたまたま知り合った人達に共通の知人が居る偶然に地球は大きいが世間は狭いと痛感。 

2日、北澤さんと共に元マルハ大洋社員でスペイン人に養殖技術指導をしていたと言う風間さんを訪ねると佐藤さん、水元さんもいて2時間程愉しく歓談。風間さん、最近テレビ朝日の取材を受けて50年振りに日本に帰国されたそうだ。東京オリンピック翌年以来の日本なので多分、今浦島太郎状態であったろうと想像される。

<PS>
左記、景虎のSPOTで位置情報ご覧下さい。