POLAR BOUND
Cowper氏とAtsushiさん
POLAR BOUNDの航海ルート
精霊流し 後方に見える横一線の明かりは3000個の精霊
精霊流し
野外ステージ
29日、完全に二日酔いで午前中は殆ど寝て過ごす。
午後、先日紹介したPOLAR BOUNDを見学に行く。この船のオーナーCowper氏は世界で初めて単独でノースウエストパッセージを航海した人で今回の航海はイギリスを出港してノースウエストパッセージを抜けアラスカから太平洋を南下、ケープホーン、ドレーク海峡を抜け南極に行き、喜望峰、オーストラリア、タスマニア海峡、ニュージーランド、フィジー、ハワイに来て此れから又ダッジHBに行きノースウエストパッセージを逆戻りしてイギリスに戻るそうだ。つまり北極海を二度、南極には一度渡る航海なのである。(写真参照)
エンジンは500馬力、9000Lの燃料を積み平均速度は6ktで走るとの事。船体もハッチも全て二重構造になっていて転覆しても起き上がる設計になっているらしいが設計も自身で行い構想に2年、製造に2年を費やしているとの事だ。兎に角凄い船凄い人である。
3時半頃にテストセーリングする為に出港。オートパイロットは80%程直っている感じ。20%は以前より微妙な動きが無い事とウェザーヘルムになると直ぐ解除してしまうがメインセールを上げたり、フェンダーや舫いロープを付けたりする時等、人手が居る時には充分機能する事を確認出来た。
明朝、オートパイロット業者が来てくれれば修理確認して貰うが来ない様であればそのまま出港する予定だ。なんせ再入国手続きをカスタムにしていない状態なのだから。但し修理にパーツ等必要であれば出港を遅らせカスタム手続きする積りではあるが、、、。
ラジオで今夜、アラモアナパークで精霊流しがあると言っていたので一人で出掛ける。海に流す時間には間に合わなかったが3000個の精霊が横一列になって流れて行く様は圧巻だ。海辺にはステージが作られハワイアン等歌っていたが、さだまさしは居なかった。(笑)
ちなみにウィキペディアで調べてみると、「長崎県の各地でお盆に行われる行事で、初盆を迎えた故人の家族らが、盆提灯や造花などで飾られた精霊船(しょうろうぶね)と呼ばれる船に故人の霊を乗せて、流し場と呼ばれる終着点まで運ぶ。」とあった。多分、ハワイに住む長崎出身の家族達が始めたのであろう!
<追記>
今朝のラジオで米国メモリアルデー(戦没者追悼式)と東日本地震死亡者の追悼も兼ていて4万3千人の人が参加して居たそうだ。
<スケジュール>
1、5月31日 オートパイロット業者来艇修理
2、6月 1日 再出港