とにかく凄い❗
何がって、ICUのベッド。
今回のカテーテル手術は股の付け根から大動脈を心臓に向かって逆流して、心臓を迂回して頸動脈へ入り込み、頭蓋骨と表皮の間を天頂部まで駆け上がるという経路。
それも左右二本を通すので、終わってチューブを抜いた血管の穴が閉じるまでの六時間は重石を乗せて絶対安静。
麻薬患者や精神錯乱患者同様、特に下半身は完全固定で寝返りも禁止のガチガチ。
麻酔は術後すぐに第一段階は一気に醒めて意識が戻りました。
寝返りのように身体を動かそうとするとベッドが包み込むようにゾワーッと動いて、体幹は全く無意識の動かないなのに尻の位置や背中の肩甲骨はふわーっと沈む。
それが上下左右とも丁度良い角度に。
身体の当たる部分が4mm角の細い柱の集合体で支えられていて、一本一本が独立した高さで一定の圧で支えるように知能を持っているように動く。
Sararaさんのコメントの質問にあったような感覚はまるでなく、お釈迦様や薬師如来の掌で包まれて浮かんでいるような感覚でした。
写真のベッドと同じかどうか、最終的には確認出来ていませんが、ベッドの下の部分が自動的にいろんな機能の物と変わっている感覚がありました。
四時間ほどして残りの麻酔がナイアガラの滝花火のようにザア~っと抜け落ちていく感覚が痛くて鎮静剤を点滴に投入してもらって、残りの絶妙安静二時間と軟禁状態の六時間が開けて目が覚めました。
だけど背中の痛みや床擦れ感なんてものは一切ありませんでした。
担当のイケメン看護師に「高級外車一台分?」と質問してみたら、そんなもんですと教えてくれました。
今日は早くも土用丑の日。
栄養管理部さんの粋な計らいで、なんとお昼は鰻の蒲焼き❗
七夕の日も星形羊羮がでましたが、スイカ風の和菓子も付きました。
ありがたいですねぇ。
二年前の脳梗塞の時は脳のダメージだったのでリハビリプログラムが自動的に付きましたが今回は血管の障害なので付きません。
実は術後3日を過ぎれば病院内なら自由に行動を許されているので、既に自分なりに廊下を散歩したり階段を散歩したり。
今日は一階から8階までを何度かに分けてハアハア言いながらリハビリしました。
お隣が大化の改新などで知られる飛鳥(明日香村)なので、階段室にも『しょうとくた医師』が応援してくれてます!
筋肉痛でガタガタになってます。