わし座 の1等星アルタイル(牽牛星)彦星と こと座 の1等星べガ(織女星)織姫。
この夜、天の川の両側にいる二人が年に一度会うという物語が七夕(たなばた)伝説ですね。
牽牛と織女は悲運の恋人だと思われがちですが実は夫婦。
伝説や童話と言った物語は得てして本来は残酷な場合が多く戒めを籠めた話が多いのが、徐々に伝わる
うちに美化してしまうようです。
先日のグリム童話などは原作を解析するとほとんどがホラー・ミステリー・サスペンスみたいなものだと言われて
います。
実はこの彦星・織姫も愛するがあまりイチャイチャ・ベタベタしてロクに仕事もせずに日柄一日くっついていたため
に神の怒りに触れてしまって、年に一度しか逢えないようにされてしまったという今どきの中学生みたいな話です。
さてさてそんな7月7日。 我が大和高田市では「奥田の蓮取り神事」が毎年行われます。
本来、千本桜で有名な吉野山・金峯山寺の室町時代から連綿とおこなわれてきた三大行事の一つである
【蓮華会(れんげえ)・蛙飛び行事】がメインのイベントなのですが、そこで使われる蓮の花を収集する行事です。
役行者が産湯をつかったと伝えられる大和高田市奥田にある弁天池の清浄な蓮の花を蔵王権現に供える
法会です。
今朝も10時には開催を告げる号砲が打ち上げられてスタートしました。
県指定無形民俗文化にも指定されていてバスツアーも
用意されて吉野山まで一緒に行かれる方もいらっしゃいます。
捨篠池(すてしのいけ)というのが正式名称なのですが
すぐ傍に弁天神社があることもあって 弁天池や蓮池とも
呼ばれています。
そう言えば北朝鮮の拉致被害者で生還された中に蓮池サン
ご夫妻がいらっしゃいましたね。
お元気でお過ごしなのでしょうか。
明日の夜は京都市内でちょっとした集いがあって、たぶん予約投稿した日記になると思われます。
そんな京都・八坂神社の七夕の行事に『みやび会御千度』があります。
祇園甲部の芸・舞妓サン達とそのお師匠さん方などが大集結しての催しで、京舞井上流一門
の皆様の浴衣姿は、最上級の美しさで眩しいくらいなのです。
太閤秀吉の正妻、ねねの寺 京都 高台寺 の七夕飾り
大和高田・奥田の蓮取り もそうですが七夕の行事は幼稚園とのコラボが多いようですね。
ただ意外と知られていないのが七夕の短冊の色。
本当は決まりがあって 緑・紅・黄・白・黒の5色 以外は使ってはいけないのだそうです。
「たなばたさま」の童謡を歌える方っていらっしゃるかな?
子供の頃は歌った ハズ(?)なんですけどね。
権藤はなよサンの作詞で
ささのはさらさら のきばにゆれる おほしさまきらきら きんぎんすなご
ごしきのたんざく わたしがかいた おほしさまきらきら そらからみてる
このうたが作られた頃は正しく5色で飾られていたのだと思います。