くじびき はずれ の 見た世界

シニア初級者というのに世間知らず。
少年のようなつぶらな瞳?
そろそろ大人の記事を書きたい毎日です。

技術より心

2010年10月18日 00時02分19秒 | ひとりごと

もう7年も前のある日、奈良県立医科大学・軽音楽部の当時のバンドマスターから
『定期演奏会』の紹介依頼が舞い込んだ。

音楽はジャンルを問わず大好きな僕は、もちろん掲載を快諾してとても興味がある旨を伝えた。
すぐにパンフレットや招待状が届き、聴かせてもらった。

それからのご縁で歴代のバンマスさんが年間の案内を送ってくださって、出来る限り演奏会は聴きに伺うようにしている。
西日本の医療系の9大学が集まる西日本医科学生音楽祭も今年は主管で8月9日に
なら100年会館で催され、漏れなく伺った。

ジャズという音楽ジャンルにも細かくは多くの種類が合って、大きくざっと並べただけでも 
ニューオーリンズ・ジャズ • ディキシーランド・ジャズ • シンフォニックジャズ • ジプシー・スウィング • スウィング・ジャズ • ラテンジャズ • アフロ・キューバン・ジャズ • モダン・ジャズ  • ビバップ • クール・ジャズ • メインストリーム・ジャズ • ウエストコースト・ジャズ • ハード・バップ • ファンキー・ジャズ • モード・ジャズ • ジャズ・ロック • ジャズ・ファンク • フュージョン • フリー・ジャズ • アシッドジャズ • スムーズジャズ • ニュージャズ
となる。

奈良県立医科大学・軽音楽部は スウィング・ジャズ のビックバンドの類に当て嵌まるかと思う。

時間通り18時に第42回定期演奏会は始まった。


 例年の如くスーツ姿で。
 
 グレン・ミラーの
 I Want To Be Happyから

 やはり最初は緊張感が・・・

 そこがまた学生さん。





Doxy.    デュークエリントンの In A Sentimental Mood.   
カウント・ベーシー・オーケストラの Feelin’ Free.  Lil’ Darlin.    と続き
パートごとのメンバー紹介の頃にはメンバーもかなりリラックスしてきたように思った。

いや、意外と緊張していたのは
コチラのほうかも知れない。

バンドの皆さんは学業と両立
されていながらもきっと好きなんだ
ろうと思う。

その年のメンバーは毎年
  新たな加入者を迎え
  引退していくものを送り
少しずつ代わっていく。

カラーも少しずつ違っている。


 2ndステージもいつもの通り
 指導コーチとしての
 中野ひろしサン。

 今年は若いメンバーを引き連れて

 特にピアノの高橋レナさんを
 イチオシされていたなぁ。






3rdステージは学生さんらしさが爆発してユニークになるから楽しい。
  
  
衣装も毎年趣向を凝らしてパート(セクション)ごとに変えている
トランペット ;動物の手作りの被り物
トロンボーン;お揃いのTシャツに ファー
サックス   ;色違いのスカーフで
リズム    ;スーパーマリオブラザーズメンバースタイル
  
  
演奏は練習すればある程度のレベルに達する。
でもチーム、グループとしてまとまりが出来るかはメンバーの結束?
1年生から6年生まで(実際は5~6年生は学業のため引退)の
ひとつとしてまとまるには、お互い同士の心の繋がりが大切。

プロではなく学生として活動しているのだから、技術よりもそう言うことを
優先してもらいたいと切に願う。
人と人を大切に思う気持ちを卒業してからの医療に従事したときの根底と
なって欲しいと期待する。

いやいや、そんな偉そうなことをいうつもりはない。
  

面白く楽しいステージに毎年
「この人達が将来の医療を担うんだよね?」 と冗談で思うのだけど
今年は去年よりも演奏もステージも少しばかり良かったように思えた。

MCのトークもその年によって様々だけど、これも大切だなぁと感じる。
それによって全体の流れや締りが決まるんだもん な。