瞑想と精神世界

瞑想や精神世界を中心とする覚書

■刻々の感情

2004年11月08日 | 瞑想日記
書斎の書棚といわず机上といわず本が一杯で、必要な本がなかなか見つからないこともしばしばだ。少しずつ整理しようとは、思っているのだが。

買って見たけどたいした本ではないので、さっと見たら処分しようと思い頁をめくった。そこに見つけた言葉、

自分の瞬間瞬間の
感情体験を
刻々と
受け入れる時にのみ、

ここに
生きることができる。
(ギタ・ベリン)

これは、まさにヴィパッサナー瞑想がやろうとしていることだな、と思った。一瞬一瞬の感情体験に気づく、これは意識しないとなかなかできない。しかし、サティを心がけていると、一瞬一瞬心をよぎっては忘却のかなたに消えていく微細な感情を自覚にもたらすことができる。

それを否定も肯定もせず、刻々とありのままに受け入れていく。これはかなり難しいが、気づくことが受け入れることにつながることは確かだ。