自己肯定感は変動する

　自己肯定感があると、生きているのが楽だ。
　他人からの承認をいちいち確認しなくていい。自分は大丈夫だと思っていられる。失敗が減る。
　たとえ失敗したとしても、必要以上に落ち込まなくて済む。


　自己肯定感は「幼少期の親の対応ですべてが決まる」と、まことしやかに言われているけど、本当かな？

　たとえ自己肯定感をもともと持っている人間でも、私のように職場で毎日のように「てめえはダメだダメだ」と言われていたら、だんだん自己肯定感は目減りしていくんじゃないか？

　逆に、もともと持っていなかった人でも、自分を認めてくれる人がそばにいたら、自己肯定感を得ることはできるんじゃないかな。


　人間の心を解剖して、その仕組みを解明した人はまだいない。
　ネットのうわさレベルの話をうのみにして、「自分は一生、自己肯定感は持てない」とあきらめるのは早いかもしれない。