ジュニア・ジャパンオープンが終了して、一週間が経ちました。
ジュニア・ジャパンのHPには、表彰されたチームが掲載されています。
http://www.robocupjunior.jp/result.html
競技全体の結果は・・・「準備中」になっています。
この「準備中」・・・昨年は、準備に半年以上の期間を費やされていました。(よっぽど入念な準備が必要だったですね・・・皮肉)
で、各技術委員会のブログを見ると・・・レスキューとOnStageは競技結果を発表してくれています。
サッカーは競技結果はありません。
CoSpace に至っては、今年の記事すらありません。なんか CoSpace Rescue を(ピィ~ 禁則事項です)る活動を(ピィ~ 禁則事項です)いのでしょうか!?
ところで、レスキューの競技結果についてですが・・・今回は、満点を掲示してくれています。(素晴らしい)
私は常々、レスキューの競技結果の得点だけでは、全く意味が無い・・・と思っていました。
例えば、「得点が500点で優勝」というチームが素晴らしい成績なのか、平凡な成績なのか・・・これだけでは判りませんよね。せめて、500点満点のコースだったのか、2000点満点のコースだったのかが分かれば、一歩踏み込んだ評価ができますよね。
それから、各チームの成績と満点を比べると、そのコースの難易度が適切だったのかを(ある程度)判断できます。
それでは結果を見てみます。
Rescue Line のワールドリーグは、1回の競技では484点満点のコースで、2チームが満点を出しています。そして、2回の合計だと968点が満点で、中央値が429点なので・・・なかなか良い難易度だったのではないでしょうか?
では、Rescue Line の日本リーグは・・・1回の競技では311点満点のコースで、満点のゲームはありません。一番の高得点が246点です。2回の競技の合計点で見ると、満点が622点なのに、最高得点が354点、中央値が206点です。ちょっと・・・参加者に対して難易度が高かったのではないかと・・・
さて、言いたい放題を書いてきて、肝心の Rescue Maze はどうなのでしょうか?
1回の競技では615点満点です。満点を出したゲームが1つだけあります。そのチーム以外で高い点数を出したのが、「玉川サイエンス」の3回目の310点、「LINQ」の2回目の265点、「Otemon Rocket Brothers」の3回目の220点と続きます。それ以外のゲームは200点未満という寂しい結果です。
う~ん、Rescue Maze ・・・なかなか残念な結果です。
Rescue Maze は3回の競技の合計点なので、満点は1845点です。
最高得点は、「技志向」の1560点です。そして、中央値は210点です。数値だけを見ると、「難易度が高すぎてチームが得点を取れない」という判断になってしまいますねぇ。私的には、簡単なコース設定にしているつもりなのですが・・・特に最後の競技(3回目)はめっちゃ簡単なコースにしました。(2016年ルールらしく、2cmの減速バンプを設置しましたが・・・)だから、平均点も一回目、二回目に比べて30点以上高くなっています。これ以上、簡単なコースにすることは・・・逆に難しいのではないかと・・・(笑)
Rescue Maze は、マッピングしないと、25点の被災者が発見できない(ハズ)なので、その被災者を満点に入れないと450点満点になります。それでも・・・焼け石に水か・・・(苦笑)
ということで、こういう考察ができるので、レスキュー競技の成績を掲載する際には、これからも満点を掲載して欲しいです。
これまでの Rescue Line(Rescue-A)は、コースが簡単すぎて、満点続出で順位は時間の短い方・・・などという感じでしたよね。すいうい意味では、ワールドリーグはなかなか絶妙な難易度のコースだったと思います。日本リーグは・・・コースが難しすぎたか、チームがダメダメか・・・(笑)