ロボカップジュニア・ジャパンの国際委員会のブログにタイトルにあるように、今年の世界大会の国際ボランティア募集の案内がやっと掲載されました。
【5/17締切】2018モントリオール世界大会における国際技術ボランティアの募集

上で「やっと」というのは、5月5日に問い合わせをして、何のリアクションも無く・・・5月9日にもう一度問い合わせをしても、やっぱり何のリアクションもなく・・・5月12日になって、急に募集が始まった旨の通知が来たからです。
で・・・〆切が5月17日の昼
まず、問い合わせがあったのに、一週間も何のリアクションもないのは・・・一般的な社会人してドウヨ!? という感じです。
普通の社会人なら、「お問合せのあった件ですが・・・」「受け付けました」「回答します」「(時間が掛かるなら)お時間を下さい」などとリアクションを返しますよね。
とりあえず、一週間放置された怒りは、ここまでにしておきます。(笑)
国際ボランティアの募集について、技術委員会のブログに掲載された案内が面白い・・・
1.ロボカップ2018モントリオール世界大会開催委員会およびロボカップジュニアジャパンから,旅費等一切の金銭的援助はありません(食事や宿泊に関する支援もありません)。したがって,世界大会においてテクニカルボランティアに従事するためにかかる全ての費用を自己負担できること。
一切の補助はありません。交通費も宿泊費も食事も水も・・・一切の補助はありません。まあ、当たり前のことですが・・・これまでの世界大会では、水や食事やTシャツ位はもらえたのですが・・・今回の大会はケチですね。(笑)
私の経験からすると・・・国際ボランティアは、好きで運営を手伝いに来ている方達が多く、経験豊富です。世界大会の運営は、彼らの協力の上に成り立っていると思うので、多少の補助(水とか食事とか、ホテルから会場までの交通費くらいは)はあっても良いのではないかと・・・
2番は飛ばして・・・3番目
3.以下の国際技術ボランティアに求められる要件を満たすことができること
・特に,次のいずれかの役職に対して得意であったり経験豊富であること(具体例は略)
・ボランティアをしようとするリーグのルールを理解していること
・これまでにロボカップジュニアの活動にチームメンバー,メンター,審判などのボランティアとして参加した経験があること(過去にリージョン内や世界大会において審判の経験があることが強く望ましい)
・英語でのコミュニケーションが取れること(ルールについての専門的な会話ができることが強く望ましい)
・2018年6月16日の朝から6月21日(の夕方)まで毎日会場にいられること
沢山書かれていますが、これは、もともと大会側が出した条件をそのまま日本語に訳しているもののようです。(こちらも、いろいろ、当たり前のことが書かれています)
さて、2番目ですが・・・これは、ジュニア・ジャパンが独自に(勝手に)追加したもののようです。
2.ロボカップジュニアジャパンから推薦してテクニカルボランティアとして従事していただく上で,将来,日本として考えるロボカップやロボカップジュニアのあり方を世界に伝え,また世界的な視野での動向を日本国内に伝える役割を担う日本の代表として国際技術委員会(TC)のメンバー候補になることを目指していただける,もしくは日本国内での活動を積極的に支援する立場でロボカップジュニアジャパンの活動に関わることができる(ブロック長,ノード長や技術委員長,Regional Repや理事を引き受けていただける)等,ロボカップジュニアジャパンの活動への貢献をしていただけること。
文章が長いけど、これで1つの文です。分かりにくいですが・・・突っ込んでいきたいと思います。(笑)
この長い文で、主語と述語を探すと・・・
(主語)テクニカルボランティアとして従事していただく上で
(述語)国際技術委員会(TC)のメンバー候補になることを目指していただける
もしくは
ロボカップジュニアジャパンの活動への貢献をしていただけること
こんな感じででしょうか!?
つまり、「ジュニア・ジャパンが推薦する国際ボランティアならば、国際TCを目指すか、ジュニアジャパンに貢献しなさい」ということ。逆に言えば、もし、そうしないのであれば、国際ボランティアとして推薦しません。
と、言っているように思えます。
で・・・国際TCの説明ですが・・・
①ロボカップジュニアの日本の考え方を世界に伝える
②世界的な視野での動向を日本国内に伝える
これらを国際TCが実施するように書いてますが・・・国際TCはこれらをしません。(きっぱり) むしろ、これらをやったら国際TCはクビになります。
国際TCは日本のために存在する訳でなく、全世界のロボカッパーに公平に存在するものであり、日本も公平に恩恵を受ける1つの国(地域)にすぎません。世界の動向を日本に伝えたら、日本だけ依怙贔屓することになります。国際TCはそういうことをしません。
もし、上の文章に書かれてること(国際TCの位置づけ)をジュニア・ジャパンが真面目に信じているのなら、ちょっと問題かと・・・
と、勘違いされるような判りにくい文章であると思います。
じゃあ、①や②は誰がやる仕事なのかというと・・・本来「Regional representative」の仕事ですよね。(苦笑)
それを、国際ボランティアに押し付けるなよ・・・と言いたいです。(笑)
これだけ、難解な条件を付加するということは、ジュニア・ジャパンとしては、国際ボランティアを推薦したくないのですかね!?
まあ、いろいろ「突っ込み」を書きましたが、申請のフォームに入力しました。
さあ、これで、どうなるか・・・楽しみです。