久しぶりに多摩川の河川敷へ。
6年前、赤穂で初めて5齢幼虫を見ることができたキマダラカメムシ。
その後どんどん東進して、都内でも繁殖しているようです。
でも、話にはきくものの、自分の目では成虫を都内で見たことがなく。
しかもキマダラカメムシの1齢幼虫って、新開孝さんの写真で見たけどすごくかわいい!
10日ほど前のブログで、宮崎の新開さんのフィールドでは産卵が始まっているというのを読み、
河川敷のサクラに多いときいたので、観察するのなら今だ!行ってみました。
川辺へ降りる入口にサクラが2本。
でも、まわりでは運動している人たちがいる。
ここは後回しにしよう。
すっかり枯れた菜の花の実の上にナガメの幼虫たちが。
ずいぶん遅く生まれたね。
クリのヒコバエに、クロスジアオシャクのトゲトゲの幼虫。
これは、かなりうれしい!
足の間に顔をしっかり隠して。
イタドリの葉上にカツオゾウムシ。
そろそろと思い、入口のサクラの樹にもどり、幹を見ていると、
10センチくらいの小枝の先に、
いたーーー。
しかし、実際に見てみると、大きいなあ。
クサギカメムシに雰囲気は似ているけれど、クサギより二回りくらい大きいのではないか。
卵がないかなあ、とさらに幹をじっくり見ていると、
上の方の枝を2匹がゆっくり登っていく姿。
なんて堂々とした優雅な足取り。
まるで王と妃の道行きな風情がある。
拙宅においでいただき、後継ぎなどつくっていただけないかなあ、と
見上げていると、ん?目の隅に何やらちょこまか。
わっ、ウシカメムシの5齢幼虫ではないか!
ウシカメムシの幼虫は2,3ミリと小さいので、見つけようと思って見つかるものでもなく。
うれしいなあ。
きょうはこのサクラの樹を時間をかけてじっくり見てみよう、と思っていると・・・・
にわかにあたりが騒がしくなって、
ウォーキング会の人たちがどっと。
どうもここがきょうのウォーキングのゴール地点で、これからお弁当になる模様。
さすがにこのまんなかでサクラの木をみつづけるのは
面倒くさいことになりそうだ、と近日出直すことにしました。
さらに川辺をいくと、
クルミの木の下でなにかがガサゴソ。
もしかして・・・ヒゲコガネだったりする?
と期待したけれど、ぴかぴかのコガネムシでした。
池のようになっている川の一部では、のんびりと釣りを楽しむ人たちの姿が。
川辺もよいなあ、また来よう。