国鉄 ナワナコン駅
首都バンコクから北のチェンマイを結ぶ鉄道
その駅がこのナワナコン工業団地にも存在します
首都バンコクから北のチェンマイを結ぶ鉄道
その駅がこのナワナコン工業団地にも存在します
駅のホーム
しかしこの駅は普通列車のみが停車する無人駅
駅舎はなく、コンクリートのホームと
ナワナコンと書かれた看板があるのみです
駅前の風景
駅前の雰囲気も全くありません
駅前の大通りの両側には
大きな工場が並んでいるだけです
防水壁
水害の後、このようなコンクリートの
防水壁を作った工場を多く見ることができます
洪水がどのようだったのか
工場の人からもらった写真を紹介します
2011年10月16日 堤防決壊前日のナワナコーン駅
2011年のタイの大洪水は
複数の台風がインドシナ半島に上陸したことで
タイ国内のダムの貯水量が限界に達したことが
原因といわれています
2011年10月16日 決壊前日の堤防
7月にタイの北部から順に浸水し始め
10月17日、ナワナコンでも土嚢を積み上げた堤防が決壊し
街への浸水が始まりました
2011年10月17日 堤防決壊当日の工業団地内
堤防が決壊してからは街が浸水するまでは
あっというまだったようです
排水溝から水があふれ、道路から浸水が始まりました
2011年10月17日 堤防決壊当日の工場内
どこの工場も内部に水を入れないように
土嚢を積み上げ、それでも入ってくる水を
ポンプでくみ上げていました
連日の徹夜作業もむなしく水は容赦なく
侵入してきます
2011年10月18日 堤防決壊2日目の工業団地内
道路では膝の高さほどの水位となっています
2011年10月19日 堤防決壊3日目の工業団地内
3日目にはもう絶望的な状況になっています
ほとんどの工場は1階部分のほとんどが浸水してしまいました
1階にあるものの多くは2階に避難させていますが
大きくて重い設備は1階に残したまま
浸水した機械は廃棄するしかないのです
この洪水による損失額は総額で数兆円とも言われています
これだけの被害を受けながらも
多くの工場はその爪痕を残さず元気に復活しています