10月19日(日)、犬山城を見たあと、有楽苑や城とまちミュージアム、からくり展示館を見て、古い街並みを見るため市内を散策しました。

古い街並がつづきます。

まず目に付いたのが、本町車山蔵です。


明治42年(1909年)に建てられた登録有形文化財です。
犬山祭は、毎年4月の第一日曜日に開催されます。13の車山(やま)が街を練り歩くそうです。車山のミニチュアは下の写真です。

この車山、3層構造になっていて、1階は、お囃子所、3階には、下の写真のような、それぞれ別のからくりが載せられているそうです。


2階はそのからくりを操る所です。
犬山祭は、針鋼神社の祭礼として江戸時代の寛文年間に始められたそうです。
犬山焼というのがあるのを初めてしりました。下は犬山焼の狛犬です。


旧磯部家住宅が公開になっていました。


奥行の深い、商家です。京都の古い建物もそうですが、都市部の昔の住宅は、このように奥行の深い建物が多いと思います。トップの写真は、居間でしょうか。そして、竈です。

昔の階段は急です。階段下は、物入れとして利用されています。


昭和横丁前では、チンドン屋さんがパフォーマンスを行っていました。


昭和横丁は飲食店などが並んでいます。昭和の時代を知る私には、懐かしい空間が作られいます。私が子供の頃、パチンコ屋さんの開店、新台入替等には必ず、チンドン屋さんが店の宣伝をしていた記憶
が有ります
表通から東に一本入った所に忍苳酒の和泉屋小島醸造が在ります。



保命酒(今年、広島県福山市の鞆の浦で知りました)や養命酒と並ぶ、薬用酒(リキュール)だそうです。創業は慶長2年(1597年)です。忍苳とはスイカズラの事で、そのエキスが含まれているそうです。忍苳酒は日本各地で造られていましたが、ずっと続いているのは、この和泉屋小島醸造だけだそうです。徳川家康が当時としては、長命だったのはこの忍苳酒を愛したからとの説もあるようです。

最後に食べ物の話題です。
途中で、みそ串カツなるものを食べました。


味噌なので、かなり濃い味です。でも、おいしいです。「名古屋を中心とする中京圏は味噌の文化だな。関東・東北は醤油の文化、大阪はソースの文化だな。北海道は?やはり砂糖の文化だな(北海道の味付けは何でも甘いです)。」などと考えました。

様々なことを知った、犬山市内の散策でした。