10月19日(日)、愛知県犬山市で、国宝犬山城を見た後、こちらも国宝の茶室如庵を見に、有楽宛に行きました。
静かな空間に如庵、元庵、弘庵や旧正伝院書院が在ります。
国宝如庵です。
ガイドの方が英語で外国からのお客様に説明していました。私もそれを聴いていました。
如庵には、お茶室に付きものの蹲があります。
そして、その横に旧正伝院書院があります。その書院の中です。
元庵です。
私は、こうした建物の中の空間を見ている内に、陰と陽の対比が美になっていると感じました。
谷崎純一郎が「陰翳礼賛」で主張しているように、「陰の部分に美を発見し、陰を利用するようになった。日本座敷の美は陰翳の濃淡に依って生まれている。」を実感することができました。
日本庭園や道もこの陰翳の濃淡が美しさを作っているのでは?とも思いました。庭園については、後日にします。