日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

愛国教育ってここまで。。

2011-02-21 | 中国の社会・文化・歴史等
 妻がグルポンにはまっていて、最近は子供向けの映画とか劇のチケットを買い捲っているんです。

で、昨日は上海のアニメ学院ってところでやっている(正確な名前は忘れました)劇を見に行ったんですけど。。

学校の1Fの受付に、黒猫警察という中国のキャラクターのグッズを販売し、5階の会場にいったら中国アニメの歴史の商会みたいなのをクイズ形式でやっていました。その黒猫警察の気ぐるみを着た人もいて、まぁ子供向けのイベントだとおもっていました。

 あ、そのアニメの歴史の中で紹介されている中に、名探偵コナン、一休さん、テニスの王子がいましたね。日本のという紹介は無いので中国のアニメと思っている子供も多いのかも知れません。この辺キャラクターといえば、キラーコンテンツはキティちゃんと思い込んでいる日本の方が多いですし、確かにキティちゃんがNo1とは思いますが、サンリオさんの歩調に合わせる必要もあるでしょうから、中国向けキャラで攻めるときは色々調べたほうが良いんでしょうね。

 さて、3Dメガネが配布されたCGの劇が始まったんですが、お話の内容は

・清の時代のある漁村で、漁師のおじさんが持っている子供が釣りをしている絵皿がある。

・夜になるとその絵皿から子供が現れて、釣りをしている姿がでてくる。

・それを見ていた外国人宣教師がそのお皿を欲しがり、その村の役人を脅し、役人がおじさんを呼んでお皿を奪おうとする。

・おじさんが嫌がると、外国人宣教師が姿を現してなだめすかしてお皿を取ろうとする。

・おじさんは、この皿は中国の物で、何で渡さなきゃいけないんださらに抵抗する。

・最後は、絵皿から出てきた子供が外国人や役人を投げ飛ばし、皆が拍手喝采。


単純な勧善懲悪のお話ですが、やたら、

「之は中国の物だから、なぜ外国人に渡さなければならないんだ」


てフレーズが頭に残ってしまいました。


 アヘン戦争時代以降、外国に苛め抜かれたという経験がこうさせるのでしょうが、GDP世界第二位の国の教育方法としてはちょっとなんだかなーという感じです。

 子供たちはそんなこと意識していないから単純に面白がっていましたけど、すりこみですよね。




コメント
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