日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

市場規模8兆円超でも簡単には稼げない?

2011-02-18 | 中国EC事情・淘宝
現在、4億5700万人がネットを利用しているといわれる中国(2010年末時点、「中国インターネット情報センター(CNNIC)」発表)。加速度的に利用者が増加するなかで、急拡大しているのが電子商取引(EC)ビジネスだ。CNNICによると、11年の中国EC市場規模は5690億元(約8兆 7000億円) に達するとも言われており、日本でも知名度を上げているショッピングモールサイト「淘宝網(タオバオ)」進出を考えている日本企業も少なくないだろう。

という前ふりからまたタオバオに関する記事がダイヤモンドに載っていますね。

セールス・インチャイナって言う会社が最近上海のフリーペーパーで広告をたくさん出しているのは目にしていました。また、タオバオ出店代行屋さんが出てきたんだと思っていたら。。

なんとTUのオーナーさんが新たに作られた会社だったんですね。

記事でまぁ読むべきところは、

・中国に売りたい商品を販売することができる許可を持つ現地法人を作らなければなりません

→そりゃそうですね。正規品販売では。しかし。。。。

 中国EC=タオバオに近い現状の元、ECで売れる外国製品は実は正規輸入品ではない。百度のかたからに僕らの対象商品の検索ワードランキングをもらって改めて確信しましたが、検索されるブランドとECで購入するブランドは異なる。

・1年ほど市場調査をする必要があります

→市場調査に1年もかけるとろさじゃ、この国のスピードには追いつかない。調査内容によるけど。

・十数億の人口を抱えるといっても、それと同時に多数の中国人のライバルがいますから、単純に品質がよければ売れるというわけではありません。

→その通りですね。品質はものによりますが、その良さを解るかどうか。中国人消費者の多くはいろいろなことに無知でよさが解らないことが多い。

・成功している日本企業は、中国風にアレンジしていることが多いように思います

→一部その通りですが、根本は日本でやるのと同じ正道を歩んでいます。各論ベースでアレンジ。

・日本の価格そのままで勝負していくのは難しいですが、ある程度の質を保ちつつ、価格面でも融通を利かせて売り出す努力をしていただきたい

→之もその通りですね。商品によりますが。

・中国では約8億台の携帯電話が売れているといいますから、携帯電話を通じてのネット販売も限りなく大きな市場になるはずです。携帯電話での買い物にも大いに期待を寄せていきたい

→はい。でも携帯意識しなくても良いですよ、タオバオなら。僕らも携帯から購入しているユーザー増えています。プロモーションでモバイルどう使うかってのは興味ある分野ですが、まぁその変は内密に。

良く見たらネットイアーグループになっているんだ。。TUさんからは名前が消えているし。。

浅野さん、中国人化しているなぁ。それとも実態は一緒なのかな?


重要なことが抜けているな。

投資額

でも、これはちゃんと売っている僕らやストラップやさん(今は日本本社からどくりつしましたが)。日系ECで成功しているユニクロ、ラミュー、DHCに聞かなきゃわかんないよね。

まあいえるのは、代行業者にお金払う程度じゃ、中国ECで生き残る事は不可能です。

但し、大手アウトソーサーを使っている中小企業の上海現地法人のコストダウン手法の一つとしては使えるサービスですね。大手企業は顧客情報管理などのこんぷら問題があるから、設備投資をしっかりしている大手に発注せざるを得ないけど。


 タオバオや中国ECは、ちゃんと調べて、それなりに本気で取り組み、多少の資金(といっても数千万円は最低必要かな)を投資すれば、それほど難しくないと思いますよ。ボトルネックは日本でのしがらみや、日本で得られるほどの利益の獲得期待だと思います。これはリアルでも同じですね。

 だって、知り合いの中国人タオバオ及びその関連で稼いでいる人たくさんいるもん。

 レベルも決して高いとは言えない人が多いしね、たとえ独立大手のECサイトでも。

 中国ビジネスで難しいこと。記事にもありましたが適正なパートーナーの存在。それにつきます。そのパートナーをコントロールできるか?


 残念ながら僕もできていないっすね。教育と割り切って忍耐の日々です。
コメント (1)
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