日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

これは厳しそう

2010-08-23 | 日本・日系企業




 あるおもちゃ屋で見た日本企業の商品です。三国志をモデルにしたキャラクターグッズなんですね。確かある日本企業は三国志をアニメにして中国で放映したはずなので、その辺と関係あるかもしれません。

 見る限り。。。

 売れていません。。。

 客がいるのを見たことが無い。。

 これも当然数字は知りませんので売れてるかもしれませんが。唯中国人何人かの意見として、三国志自体は当然それなりに人気があるけれど、日本ほどじゃないよ、とのことです。

 ゲームは人気あるんですよね。Koeiの三国志とか、信長の野望まで海賊版がありますし、ネットでも無料ダウンロードでき、私の知っている中国人たちが三国志のゲームをしている姿は何度も見ました。

 なんでかな?

 昔聞いたのは、三国志って結構どろどろした話なので、親からは見習うなといわれたというある上海人の話を聞きましたが。

 まぁなんともいえませんが、現代中国人の子供たちが好む物ではなさそうですね。といって、何が好きかは。。

 子供向けおもちゃに関しては、辺に現地化考えるより、ウルトラマンとか普通の日本の子供が好きなものが良いように思うんですけど。まぁ、海賊版が沢山あるものって、実は人気の裏返しですからね。これからはアンパンマンかな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国輸入規制強化 影響と現状レポート(2010年8月版)

2010-08-23 | 中国EC事情・淘宝
【2010年8月版】
日本→中国 輸入規制強化による影響と現状
(+個人輸入/ハンドキャリー税率リスト)

定価:500円
全20ページ。
PDFファイルダウンロード方式。

日本製品を中国で販売するにあたり、中国への輸入コストをいかに安くするか、という問題は、中国ビジネスでの明暗を分ける問題です。

以前に、メールマガジンの号外などでご連絡しましたが、2010年税関総局43号の規定により、日本から中国への輸出品に対する課税が強化される事になりました。これに伴い、以下のように若干整理しました。

目次

●現状の配送状況

●法律関係と、それに対してのコメント
・個人郵送物品に対する取り扱い
・簡易税率
・小口貨物輸入免税制度
・個人輸入の数量限度

●今後に関して

●中国個人輸入、及び
 ハンドキャリー品にかかる税率表
http://www.step-to-china.com/201008repo.html

日中間のECが昨年から非常に人気になっていますが、障害になりそうな規制を中国側税関がかけてきました。

 中国国内では、海外商品購買代行と言う市場が既にECを中心に実店舗でも幾つか隠れて存在しています。中国の高級品ブランド市場は既にアメリカを抜いて日本に次ぐ世界第二位(GDPでは日本は抜かれましたが、高級ブランド品市場はまだ数年は日本が1位でいられる見込みだそうです)でありながら、その半分以上は香港を含む海外で購入するか、ECで海外のサイトから購入する、もしくはタオバオを含む代行業者に頼んで購入するという、非常に変則的な市場です。

 特に転売目的で海外商品を購入した人が、関税その他の税金を納めずに商品を中国国内で販売する行為が目に余ったことから、個人輸入扱い品に対しても課税強化を図るという背景があります。

 当然ながら日中間のECの商品の輸送にも様々な影響が予想されます。既に万博開始前後から幾つかの商品は中国に送れない、もしくは中国側で日に強制的に返送するなどの問題があり、9月以降はますます厳しくなる可能性があります。

 ということで簡単にまとめた報告書です。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする