日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

ジャパナビさん

2010-08-06 | 日本・日系企業







 脈絡も無く写真を何枚か掲示しましたが、これって上海の伊勢丹の中で見たものなんです。

 日本郵政さんが2008年から日中ECサイトを構築され、何社かの大手企業様も出店されています。そのサイトに掲載している商品を実際に上海のデパートにおいて、購買促進をしようとされているんですよね。


 商品を見て気に入ったら、その展示場所にあるPCからオーダーしてくださいっていう仕組みなんですね。写真の女性は店員さんで、残念ながらお客さんはいませんでしたけど。

 日中間のECは、いろいろな問題があり大きくはならないとは何度も反していますし、実際にそういうサービスの企業は見な苦戦しています。ヤフータオバオが出たがために、ビジネスが合理的に動くなら、それ以外の全てのサイト(モール)は短期間で消えていく運命だろうと思っています。

 でも、日本郵政さんのこういう姿勢は買えますよね。

 そう。実際に商品を手にとって見る場は絶対に必要。

 でもまぁ、不合理な価格設定じゃ困りますけど。

 ちょっとおどろいたのは、代理店使って正規輸出している会社の商品がこの場所に展示されていた事。日本の価格が安いので下手したらカニバリおこさないのかと杞憂しちゃいました(というほど売れていないのですけど)

ただ問題は。中国の税関が新通達を出して個人輸入で送られる荷物に対して規制をかけてきたこと。金額基準が大幅に下げられており、某筋からはタ-ゲットは日本製品という話を耳にしました。どこまで徹底されるか分かりませんが、日中B2Cビジネスは場合によっては消えてしまうかもしれないとも感じています。
コメント
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